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ガイナーレ鳥取とニューウェーブ北九州が入会申請

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来季J2入りを目指すガイナーレ鳥取とニューウェーブ北九州※が入会申請をしました。
ニューウェーブ北九州に関しては予備審査回答の段階で財務基盤強化を指摘
されましたが、加盟自体は問題ないようなので、後は成績次第でしょう。

ガイナーレ鳥取に関しては、予備審査回答の段階でJ側から以下の点を指摘されています。
①今年度の事業決算において、債務超過でないこと
②JFLの1試合平均観客数が3,000人以上であるとこ
③5名以上のプロA契約選手を保有していること
④トップチームの監督として、協会が認定したS級ライセンス保有者を置くこと
⑤2種チームにB級以上のコーチライセンスを保有する者を置くこと

①に関してはフロントにしかわからないのでなんとも言えません。
②の観客動員は岡野加入や1万人プロジェクトも手伝って現状は問題なし。
③・④・⑤に関してはガイナーレ側が行動を取れば解決できる事なので、問題はないと思います。
おそらく、ガイナーレはこれらの問題を解決できるという見通しから入会申請に踏み切ったのでしょう。
実際に通るかどうかはまだわかりませんが、仮に通ったとすれば、あとは成績次第ということになります。

ということで、次は成績のお話。
ここで27節が終了した現在のJFLの順位表(残り7節)を載せてみます。
順位 クラブ名 勝点 得失点差
1 SAGAWA SHIGA FC 55 24
2 ニューウェーブ北九州 47 16
3 横河武蔵野FC 46 9
4 ソニー仙台FC 45 8
↑昇格ライン↑
5 ガイナーレ鳥取 42 18
6 町田ゼルビア 42 5
7 V・ファーレン長崎 40 5
8 ジェフリザーブズ 40 1
9 佐川印刷SC 38 8
10 MIOびわこ草津 38 6
11 Honda FC 37 7
12 アルテ高崎 36 -5
13 ホンダロック 35 1
14 流通経済大学 32 -12
15 TDK SC(ブラウブリッツ秋田) 31 -19
16 FC琉球 28 -11
17 FC刈谷 19 -28
18 三菱水島FC 12 -33
審査に通り、昇格条件を満たせばJ2昇格できるクラブ
既にJ準加盟クラブ入りしているクラブ
J準加盟クラブ入りを目指すクラブ

北九州に関してはまだまだ安全圏とは言えませんが、後半戦も悪くない様子。
前半戦の勝点が28で後半戦は残り7節で勝点19と着実に積み上げています。
得失点差もありますし、大崩することがなければまず安泰でしょう。

鳥取に関しては前半戦の貯金があるので悪い位置ではありませんが、最近は成績が振るいません。
好調だった前半戦で勝点を30も取ったにも関わらず、後半戦は勝点12と難しい状況です。
ただし、得失点差勝負になった場合には、アドバンテージがあると見ていいでしょう。
長引く不調から早く脱して、すぐにでも勝ちを積み上げたいところです。

全体的に見てJ昇格に関しては、ニューウェーブ北九州が一歩リードしているというのが正直な印象です。
しかし、全てが決まるまでは何が起こるかわかりませんから、両チーム共にここからが正念場となります。

個人的には、岡野のいるガイナーレ鳥取にはなにがなんでも昇格して欲しいと思っています。
立派なスタジアムも持っていますし、最少人口県としてなんとか頑張ってもらいたいものです。

※ニューウェーブは運営会社がギラヴァンツで商標登録しているので、名前が変わる可能性があります

ファジアーノ岡山はどうなる?

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Jリーグ一年生を満喫中のファジアーノ岡山。
そのファジアーノの今後を考えてみたいと思います。

ファジアーノは今でこそ順調に見えますが、木村社長就任前は酷い状況でした。
就任時の06年は資本500万・負債1000万超・スポンサー6社・予算400万(営業努力で1200万に上げる)。
そこから3年間(07/08/09)での伸びを数字にしたので、ご覧ください。

◆07年(地域リーグ)
スポンサー:200社
平均・総入場者数:3165人/22157人(7試合)
最低・最高入場者数:622人/9252人
年間予算:約9000万

◆08年(JFL)
スポンサー:260社
平均・総入場者数:3664人/62297人(17試合)
最低・最高入場者数:1457人/11053人
年間予算:約2億3000万

◆09年(J2)
スポンサー:287社
平均・総入場者数:6352人/133385人(25試合中21試合消化済)
最低・最高入場者数:3084人/13228人
年間予算:約5億(予想)

ご覧の通りとんでもない成長曲線を描いています。
あまりにも急激すぎて本当に根付いているのか多少疑問は残ります。
しかし、岡山県民がプロスポーツを求めていたのは間違いないでしょう。
そしてそれを楽しんでいるからこそ、数字という結果に繋がっているのだと思います。
今の成績でこれだけの多くの観客を動員してますから、強固な地盤が根付く可能性を感じさせます。
現時点でJ2で岡山以上の観客動員数を誇っているクラブはたった6クラブしかありません。
その6クラブは札幌・仙台・湘南・甲府・C大阪・福岡とどれもJ1経験のある実力派です。
これらのクラブに続く動員力を昇格したばかりの岡山が持っていることは驚異的です。
"夢パス※"の効果も大きいとは思いますが、それだけでは観客は集まりませんからね。
動員力から見るに岡山が期待に値するだけの可能性を持っている間違いないでしょう。

ここで今年の岡山の観客動員表を見てみましょう。
試合日 対戦相手 勝敗 得点 観客数 試合会場 備考 4000以下 5000以下 6000以下 平均
1 3/8(日) 甲府 0 - 0 10525 桃スタ 開幕戦


6784
2 3/15(日) 仙台 0 - 0 6455 桃スタ



5 3/29(日) 札幌 1 - 1 5435 桃スタ


7 4/12(日) 横浜FC 1 - 1 13228 桃スタ カズ効果


9 4/19(日) 富山 1 - 2 5227 桃スタ 8-10節連敗

11 4/29(水祝) 福岡 1- 0 5708 桃スタ


13 5/5(火祝) 徳島 1- 0 7828 桃スタ



15 5/17(日) 愛媛 1 - 3 3233 桃スタ 14-21節連敗
17 5/24(日) 草津 0 - 3 3447 桃スタ 14-21節連敗
18 5/30(土) 湘南 0 - 1 3348 津山陸 14-21節連敗 4915
20 6/7(日) C大阪 0 - 2 7333 桃スタ 14-21節連敗


22 6/21(日) 岐阜 0 - 0 4218 桃スタ

23 6/24(水) 水戸 0 - 1 3084 桃スタ
25 7/2(木) 熊本 2 - 3 3473 桃スタ 25-27節連敗
27 7/12(日) 鳥栖 0 - 3 4768 桃スタ 25-27節連敗
29 7/22(水) 栃木 2- 0 3661 桃スタ
32 8/5(水) 東京V 3- 2 9436 桃スタ 1万人チャレンジ


35 8/23(日) 熊本 2- 1 8677 桃スタ



7495
37 9/2(水) 福岡 2 - 2 4393 桃スタ

39 9/13(日) C大阪 1 - 3 11541 桃スタ



41 9/23(水祝) 札幌 0 - 1 8367 桃スタ



44 10/7(水) 栃木 - - - バースタ 県外準ホーム


46 10/21(水) 東京V - - - 桃スタ



48 11/8(日) 岐阜 - - - 桃スタ



50 11/28(土) 甲府 - - - 桃スタ HOME最終戦


非常に目立つのが、第二クォーターの平均観客数が酷く落ち込んでいることです。
この落ち込みの大きな原因として考えられるのは、平日開催・津山開催・連敗です。
津山開催に関しては仕方がないですが、平日開催と連敗は相当なネックになっています。
それでも一度たりとも3000人割れがないことを考えると上出来すぎる結果と言えるでしょう。
今季一度も3000人割れしてないのは岡山を除くと札幌・仙台・湘南・甲府・C大阪・福岡・鳥栖のみ。
これらのクラブはどれもJ2がスタートするかそれ以前からJリーグに参加している古参のクラブです。
動員においては"最低でも今年で10季以上過ごしたクラブ達"と同じグループに入っていると言えます。
問題はこれが今後も今までと同じかそれ以上の規模で継続できるかどうかです。

現状でファジアーノ岡山は資金面・人材面・環境面で多くの問題を抱えています。
資金面は説明不要ですし、人材面では社長以外は未知数で、選手も貢献度の高い主力はレンタル。
練習場も各地を転々とする厳しい状況ですし、2ndチームはありますがユースチームを持っていません。
今のところは動員という魅力的な武器を持っていますが、それ以外の面は他クラブに劣る部分が多いです。
これらの整備には少なくとも数年の時間を要しますが、動員の維持・向上にはどうしても成績が求められます。
ここで大切になるのが岡山を支える地元民・地元企業の理解で、彼らが長い目で見てくれないと厳しいでしょう。
逆に長い目で取り組んでくれれば、将来的にJ1に昇格する可能性を十二分に秘めているチームだと思います。
そういう意味では、来季以降に木村社長が掲げる目標設定が非常に重要になってくるのではないでしょうか。

※夢パス・・・小学生のチケット代をスポンサー企業が負担する画期的なシステム

9/27(日) J1第27節 [H]浦和-横浜FM[A] (埼スタ)

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今日は集中力に欠ける展開が多く見受けられました。
特に守備は散々な出来でしたし、運動量も相手の方が上でした。
守備に関しては以前と同じ問題点が露呈しましたが、攻撃に関しては良い部分も見受けられます。
得点シーンは数人の選手がしっかりと連動していて、非常にスムーズにゴールできました。
その他にも決定機を何度か演出しましたが、決定機を決めきれないシーンが目立ちました。

そして選手交代で啓太がアウトしてからバランスが崩れたように思います。
失点に絡んだシーンを除くと攻守において非常に貢献度が高かった訳ですからね。
まぁ、疲れも見えましたし、怪我もあったので交代自体は仕方ない事だとは思うんですが・・・。
そして交代で入った直輝ですが、DHの位置では良さが半減し、効果的なプレーが少なかったです。
阿部がCBの位置に下がって闘莉王がボランチの位置に上がったことも関係してるでしょうけどね。
個人的には彼の特性を考えるとDHよりもOHの位置の方が良さが活きる気はします。

勝点3が欲しかっただけに敗戦は痛いですが、成長している部分も垣間見ることはできたと思います。
ただし、その前の2戦のようにしっかりと集中して守備をするという基本ができていなかったのは論外です。
そして誰も蹴ろうとしなかったCK・・・、あれは一体なんだったのか今でも疑問に残ります。

◆スタメン◆
山岸・暢久・坪井・闘莉王・細貝・啓太・阿部・ポンテ・元気・梅崎・エジミウソン
◆ベンチ◆
都築・堀之内・平川・峻希・直輝・達也・高原
◆交代◆
後半19分・・・啓太→直輝
後半19分・・・達也→梅崎
後半28分・・・ポンテ→高原
◆結果◆
1-2で負け

イエローカード累積枚数(☆は今回の試合でカードを貰った選手)
4枚・・・☆暢久(未消化)
3枚・・・原口、エジミウソン
2枚・・・阿部、西澤、細貝
1枚・・・高原、達也、セルヒオ、高橋、都築、直輝、梅崎、闘莉王、ポンテ、坪井

~闘莉王~
今日の闘莉王は集中力が足りなかったと思います。
別に攻撃参加をすること自体は悪くないのですが、ボランチを殺すような攻撃参加は控えるべきです。
今の阿部と啓太のダブルボランチは確実に機能してますから、それを活かす攻撃参加をして欲しいですね。
戻りに関してもジョグじゃなくてダッシュで戻るべきで、あれじゃポジション放棄してるのと変わりないですよ。
一失点目に大きく絡んでいたので心情は理解できますが、まず自らの仕事をこなさないと話になりません。
自分のミスを取り返したいのなら、まずは自分の仕事である守備で取り返すべきです。
チームでサッカーやってるわけで、一人でサッカーをやってるわけじゃないですから。

vs横浜F・マリノス 試合後フィンケ監督(浦和公式)

明日は横浜FM戦(HOME)

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明日は去年の因縁が残るHOMEの横浜FM戦です。
肩に力が入りやすい試合ではありますが、あまり意識しないで自分達のサッカーに徹したいところです。
明日の課題は闇雲なポゼッションサッカーをしないで攻守におけるコンビネーションサッカーをすること。
しっかりとハードワークし、バランスを取りつつ連動して結果も追い求めたいですね。

注目はなんと言っても復帰が期待される直輝。
直輝は"連動の錬金術師"と言っても過言ではないくらい、チームのリズムを生み出せます。
最近は怪我が重なったせいもあって試合に出れませんでしたから本人もウズウズしてるところでしょう。
そして先日の川崎戦で決定的な仕事をした啓太と堀之内にも注目です。
啓太に関しては新しい一面が前節以上に引き立つことを期待しています。
堀之内は守備もそうですが、攻撃時のオフザボールの動きに注目です。
最近はプレースタイルが変わったかと思うくらい積極的ですからね。
明日出番があるかはわかりませんが、今一番楽しみな選手です。

Jリーグ第27節前日 フィンケ監督(浦和公式)

FC岐阜の行方(岐阜放送の関連動画あり)

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好調ながら経営の危機に瀕しているFC岐阜。
今年の11月には去年の累積赤字の絡みでJから借り入れた5000万の返済もあり厳しい状況が続きます。
しかしながら去年から平均観客数が微増し、試合数増加の効果もあって去年の総観客数にほぼ並びました。
夏からはユニフォームスポンサーも決定し、小口契約も増えて営業努力と地域密着が着実に実っているようです。
予算削減のために行った選手の入れ替え(新卒大量雇用)も序盤こそ苦戦したものの現時点ではプラスに転じています。
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、傍から見てFC岐阜を支える輪が着実に出来てきているように思います。
明るい見通しとまではいかないながらも、物事がポジティブに廻りはじめているのではないでしょうか。

直近で一番の山場になるのはJリーグからの借り入れの返済ですが、これをクリアすることは自体は可能でしょう。
問題は返済の仕方と返済後の経営で、返済が一括であれば経営状況が逼迫した状況になるのは間違いないでしょう。
仮に草津のように分割返済が許されるのであれば、大きな問題を抱えることなくクリアできると思います。
岐阜の場合は3億近い累積赤字がありますから、段階的にこちらも解消していく必要があります。
こちらは経済状況・成績・スポンサー次第になるので、まだまだ判断が難しいところです。
観客動員・会員・グッズ収入・スポンサー等はチーム成績に大きく左右されますからね。
岐阜としては今年はなんとか一桁順位でシーズン終了を迎えておきたいところです。

地域と共に育つ!FC岐阜 090910 1/2(YouTube)
地域と共に育つ!FC岐阜 090910 2/2(YouTube)

まだまだ段階的ではありますが、地方ではサッカー文化が着実に根付きつつあるようです。
Jリーグを軸にしたサッカー文化の拡大は地域のまとまりにも地域間の競争意識にも一役買っていくように思います。
地域型プロスポーツは指向性があってわかりやすいですし、世代を超えた交流を容易にします。
皆で感情を共有できるからこそ、共通の財産の財産になりうる存在なのではないでしょうか。
レアルマドリードよりもバルセロナよりもマンチェスターUよりも地元のクラブが一番ですね。