数年前から私はよく耳にします。
「食欲・性欲・睡眠欲」
それに対する身勝手な解釈と概念が飛び交っていますが、全般的に言えることは、それらの欲はあって当たり前という解釈を皆がされているということです。
全て「欲」と付き、それも勝手な造語ではとも感じるのですが、それはさておき、
それらの欲は無くてもいいのです。
欲を全て捨てた無我の私はそれらの欲はないです。
食事を取らなくて生きている方がいて、奥さんの方が性行為が嫌いで、離婚したご夫婦もいて、一日2、3時間の短眠の方もいらっしゃいます。
全ては自身のバランスであり、どこから堕落して悪に転換していくのか?と私は考えます。
食事から栄養やエネルギーを摂取しなければ、生きていけないのなら、そうする他ないですし、食欲に溺れ堕落し過剰になり暴飲・暴食・偏食をしたら体調が“悪く”なる。それが食欲が悪転換する所ですね。
また、摂取しなければ餓死してしまうと思っている方は、食事摂取が無くなれば、苦痛を伴うでしょう。それもその方にとっての悪ですね。
性欲は、人間だけで無く、すべての物質の根源のプラスとマイナスの繋がりとなるので、生物の一番根底に記憶、記録、遺伝子情報として宿っています。
しかしこの性欲も、どこから悪転換するか考えていただければ理解出来ると思います。
睡眠欲も然りです。眠くなったら寝る。起きたくなったら起きる。いつまでもゴロゴロしていたり、眠くないのに強制的に寝かされたり、もっと寝たいのに起きなければならなかったり、自分のカラダの声を聞かず、自身の堕落や外界からの強制は悪だと思います。
それらは三大欲求と呼ばれていますが、睡眠は欲では無いと私は考えます。私の偏見かも知れませんが、食欲と性欲は無くても生きていけますが、睡眠がなかったら、生きられない気がしますがどうでしょうか。
「本当の三大欲求」が前述したものの陰に隠れています。
性欲は同じですが、あと二つは「支配欲」と「我欲」です。
これをひたすらに隠して、争わせようというお上の企みが見えてきます。
こちらの二つの欲求がなくならない限り、自他との争いは絶えず、それがマクロにフラクタルとなった、国同士の戦争、宗教間の戦争、思想間戦争グローバリズム、ナショナリズムの戦争も絶えないでしょう。
まずは、自身にある矛盾を見つめ、捨てていくことです。
自身にある支配欲、虚栄心、我欲、自我という矛盾がなくなり、どっちが上で、どっちが下か、優劣を相対的に判断する事を無くせば、自他の争いや戦争が無くなることでしょう。