私は男尊女卑の家庭で育つ


そんな私が資格を取得し、就職した当時の職場で私より10才以上離れた大先輩のNさんと共通の趣味を通して仲良くなる

職場以外で出掛けることもあった
Eメールもたくさんした

私のことを可愛がってくれて私もNさんを兄のように慕う

幼少期のすさんだ経験をした私には新鮮で楽しかった

私の失恋も前向きにさせてくれたのはNさんだった
決断することの大切さを教えてくれた人だったんだよね

5年後にはNさんは転職し、のちに私の同僚と結婚した

同僚とは同じ部署なので連絡を取ることはあってもNさんと直接連絡することは無かった

その後は1年に1度の年賀状のやりとりのみ

子供が生まれた、七五三をやった、入学した、写真付きの年賀状を見て元気で頑張っているんだね、私も頑張ると再確認していた

今から4年前
喪中ハガキに衝撃の事実を知る

Nさんが亡くなったのだ、享年56才だった

ちゃんとお別れが出来なかったことを悔やむが仕方ない

あれから何年もたつのに時々、ふと思い出しては涙が出てしまう

でもね、心の中で『ありがとうございました』と唱えることが供養だと思って、思い出しては泣いている

もしかして亡くなっても、私のことを支えてもらっているのかもしれない

これからも感謝して生きていこうと思う

昨日の夕飯
お刺身丼
みそ汁