幼少期の誕生日の思い出
我が子供の誕生日は家族で盛大に祝いたい
この思いの裏には私自身の幼少期の経験が影響している
5人家族のうち4人が同じ誕生月であったため、一人一人にお誕生会をすることは無かった
合同誕生会である
それも『今日やりましょう』も無く、その月の適当な日に普通に夕飯を食べて、いきなり母の作ったホールケーキをみんなで食べる
名前のプレートもロウソクも、そしてバースデーソングも無い
合同誕生会であるため、他の兄弟のお誕生日を祝う気もさらさら無い、温かい気持ちなどない、冷たい空気であった
もし一人一人の誕生日を大切にしてくれたのなら、兄弟の誕生日も大切にしてたんじゃないかと思ってる
優しい気持ちで溢れていたし、大人になっても良好な兄弟関係だったと感じている
母『まみ、手伝って』
そう男尊女卑の家庭だから男子が動くことは無い
私『うん』
あたりまえの光景だった
少ない生クリームからスポンジが丸見えの手作り感たっぷりのケーキがあたり前として育った
クリスマス前になると流れるテレビCM
予約受付中~と共に美味しそうなデコレーションケーキがずらりと並ぶCM
テレビから映し出すクリスマスケーキに子供ながらに憧れた
この家にいる限り憧れのケーキは食べられない
あれから結婚し子供が生まれ、美味しいケーキ屋さんを見つけては子供の誕生日のデコレーションケーキを予約する
そして私自身の誕生日のデコレーションケーキは
『夢にまでみた憧れのケーキ』とはいかない
夫が選ぶのは毎年変わらずシャトレーゼ、20年間同じケーキが続いている
チーズケーキが大好きだと言ってるのになぁ
でも夢は叶ったんだな、、、
今となってはスポンジから手作りしてくれたケーキ、そして育ててくれた母には感謝をしている
夕飯は
豚バラ丼