アニマルキングダムのアフリカゾーンから、アジアゾーンへ移動します。
アフリカのサファリから、一気にヒマラヤ山脈の秘境へ行くのです。
実に素晴らしい、世界旅行ですねぇ。
アニマルキングダムのパークは、ガイダンスとしての面積は他のパークよりも狭い数値となっていますが、パークの地形が複雑で、辿る道も入り組んでいるので、4大テーマパークの中では最も歩く距離が長くなる場所だと言えます。
一番単純に歩けるのは、エプコットです。
マジックキングダムもディズニーハリウッドも、いろんなアトラクションを体験するに当たっては一方通行の周遊ルートで歩く事が可能ですが、アニマルキングダムのパークでは、それが出来ません。
アフリカゾーンもアジアゾーンも、アバターの世界も恐竜の世界も、そのゾーン毎に行き止まりの個別世界となっているのです。
袋小路のエリアに入ったならは、帰りは同じ道を戻るルートしかありません。
したがって、数値的なパークの面積などは当てにならず、とにかくひたすらに歩き回る覚悟をしなければ、アニマルキングダムの素晴らしさは分からないでしょう。
歩き回る面積としては、4大テーマパークの中では最も大きいと考えた方が正解です。
もしかすると、せっかくアニマルキングダムへ行っても素晴らしいアトラクションが在る事をを知らずに、見逃したままで帰ってしまうケースもあるかもしれませんよ。
実際のところ、私たちはこれでもまだまだアフリカゾーンの全てのアトラクションは体験していないのです。
でも、限り有る時間を有効に使うために、次のゾーンへと移動する事にしたのですよ。
足腰は、既にヘトヘト状態に近いですけどね…。
ガイドマップでご説明しましょう。
左上の黄色円の場所がアフリカゾーンです。
私たちはそのエリアを楽しんで、最後にライオンキング・フェスティバルのショーを観てから、赤色ラインのルートで水色円のアジアゾーンへ向かっているのです。
アジアゾーンの、ほんの入口部分という場所に来ました。
このゾーンの奥地には、ヒマラヤ山脈のうちのエベレスト山が存在するのですが、此処はそれから見ると下流域といった場所で、カリ・リバー・ラピッドという名称の川下りのアトラクションが有るのです。
川下りアトラクションは、天候が荒れた場合にはクローズします。
実は昨年に、突然の雨で中止となった寂しい経験をしました。
今回は大丈夫でしょう。
大快晴続きのお天気ですし、雨合羽は部屋に置いて来ましたから...。
…ん? " 、、、ちょっと 待てよ…。🙄
ま、今は長い行列も無いし、とにかく先へ進みましょう。
ルートは、アジアのジャングル地帯を歩くといった感じですかねぇ...。
登り坂を上がるので、ちょっとしたトレッキングといった気分です。
フェンスの向こう側に、川が見えました。
これですな!
激流下りのカリ・リバー・ラピッドです。
円形のゴムボートに乗って川を下る、アウトドア型のアトラクションですよ。
ゴムボートに乗っている人たちから、大歓声が上がっています。
かなりきっちり乗ってますねぇ。
これは楽しそうですねぇ。
アトラクションとしては、絶叫系というよりも、大歓声系と言った方が良さそうです。
乗船には、最低身長の制限がありました。
子どもの乗船には、大人の同伴が不可欠です。
アダルトカップルなら大丈夫でしょう。
一応は、ヒマラヤの神様に安全祈願をしておきましょうか。
行列は、並んで待つというほどでもなく、順繰りに前へ進んで行きます。
乗船デッキへ出るゲート前に来ました。
別に此処で、チケット確認なんて事は無いのです。
もちろん、別途料金制でもありません。
この場所では、グループ分けが行われるのです。
ボート乗船には、定員がありますからね。
もしも複数人が一緒のグループなら、別れ別れにはなりたくないでしょうから、その辺を考慮して調整しているのです。
また、円形のボートですから、座る位置のバランスを取るのも係員の重要な仕事。
ゲストが一方に偏って座らないように、適宜指示しながら見守っていました。
ゴムボートは、出発して直ぐにエスカレーター式のスロープを上がって行くのですねぇ。
そのルート部分は、川上りという状態になる訳です。
ボートが、上に向かって進んで行きます。
その頂上は、どんな風になっているのでしょうか?
ちょっと、ドキドキしますねぇ。
子供と大人のグループが、ボート乗船でスタンバイしていました。
係員の指示に従って、バランスの均等を取りながら着座します。
大人と子供では体重に大きな違いもありますから、小さな子供だけが一方に偏って座らないように分散させているようです。
こういった要領を、事前にしかり見ておく事が肝心ですよ。
私たちの乗船では、ボートの座席がラスト1となったので、桃レンジャーと離れ離れになりたくない私としては、心配でドキドキしてしまいました。
すると、気を利かせた係員が 私たちをラブラブのカップルだと判断し、桃レンジャーを次のボートへ案内したのです。
親切な係員に気を良くした桃レンジャーは、ついでにその係員と2ショットの写真を撮りました。
でも、ラブラブカップルの相手は私ですから、そこのところ、どうぞよろしく!
ぅおっと!” 座席がびしょ濡れだ!
これはヤバい!
私はショルダーバッグからタオルを取り出して、桃レンジャーが座る前に座席の水濡れを拭きとってあげましたよ。 そしてそのままタオルを敷いて、桃レンジャーが座っています。
私は基本的にジェントルマンですからね。
でも、私のお尻はびしょ濡れ状態。
パンツまで染み込んでいくのは時間の問題です。
私たち夫婦の向かい側には、愉快なファミリーが座りました。
パパとママに子供が二人です。
写真に写っているお兄ちゃんが、これまた最高に可愛くて面白い子だったのですよ。
パパとママも、メチャメチャ楽しんでました。
私たちを乗せたゴムボートが出発しました。
最初の段階では、エスカレーター式に上に昇って行きます。
見た感じよりも、実際にはかなりの急勾配です。
ガタン・ゴトンとエスカレーターの音が鳴り響き、最初はローラーコースターのライドに乗っているような雰囲気です。
もちろん、シートベルトはしっかり締めております。
桃レンジャーは、バックパックを胸の前に抱きました。
おろ?”
もしかして、頂上から下ったのか???
んぎゃ!” ヤバい!ヤバい!
ヤバいと言ってる暇も無い!!!
うぎゃぁぁぁxxxx~~~~~!”
びしょ濡れだァァァxxx~~~!!!
ひぇ~~~。 ヤバかったよ~。
でも、楽しい~~~♪”
ザブン・ザブンと波に揺られて、ボートはズンズン進んで行きます。
むむ! な・なんだ? あれは!!!
ヤバい!
急カーブが目の前に迫っている!
しかも、流木の塊りが積み重なっているではないか!
ヤバい...。
あぎゃぁぁぁXXX~~~~~!
やっぱ、雨合羽を持って来るべきだた〜!
雨が降らなくても、波しぶき被りまくり〜〜!
・・・絶句、、、、、。
もう、写真は撮っていられない状態になってしまいました。
そして、幾多の難所を乗り越えて、ボートは船着き場へ帰って来たのです。
お疲れさんの、ご苦労さん。
それでも何とか、無事に帰り着きました。
アジアの激流下りは面白いですぞ!
濡れますけどね。
フロリダなら、直ぐに乾きますから大丈夫。
私のパンツも、ボートから降りて10分ほども歩いているうちに乾いてサラサラですから。
そこが、日本の場合とは違うところです。
カリ・リバー・ラピッド激流下りの動画です。
必死こいて、片手撮影してました。