ディズニー・ハリウッドスタジオは、マジックキングダムよりも最新鋭タイプのアトラクションが多いです。
そして何より、近年のディズニー映画にちなんだアトラクションがいろいろ有るので、映画好きのディズニーファンにとっては、マジックキングダムよりも親しみ易いかもしれません。
私たちは、パーク入場の最初にトイストリー・ランドで一番人気のアトラクションであるスリンキーのドックダッシュを楽しみました。
そして、次に向かったのは中央広場のエリアで一番人気のアトラクションでした。
ディズニー・ハリウッドスタジオのランドマークである、チャイニーズシアター。
そのチャイニーズシアターの内部には、ミッキーのアニメーション映画を土台としたアトラクションがあります。
パーク内の位置としては、メインエントランスから中央広場までに繋がる緑色円内のハリウッド・ブルーバード・エリアになります。
チャイニーズシアターは、元々がロサンゼルスのハリウッド・ハイランドに建設された映画館で、その創始者である中国系アメリカ人のシド・グローマン氏(故人)は、ハリウッド映画への高い貢献度から今でも多くの映画スターや映画監督たちから尊敬されている人物です。
ディズニー・ハリウッドのチャイニーズシアター内にあるアトラクションは、ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ。
スタンバイレーンの待ち時間は、45分と表示されていました。
これは、異例とも言えるほどの短時間です。
ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイが60分以下で乗れるなんて、普通なら有り得ませんって!"
ロサンゼルスのチャイニーズシアター前には、ハリウッドスターの手形タイルが敷き詰められており、ハリウッドハイランドの観光名所にもなっていますが、ディズニー・ハリウッドのチャイニーズシアター前には、その様なタイルはありません。
流石のディズニーも、人の手形のレプリカを設置するまでは至らなかったものと思われます。
大概の場合は、長蛇の列が出来ているという大人気アトラクションであるランナウェイ・レイルウェイ。
昨年に訪れた時には、待ち時間が200分という表示も目にしています。
このアトラクションの場合は、スタンバイエントランスから普通に入って行く事が出来るという状態が普通ではないのですが、この時は何故か普通ではない状態でした。
スタンバイレーンの指定順路も、その半分ほどにしか人が並んでいません。
やはり、朝一番に入場したというタイミングが良かったようです。
順番列はどんどん前に進んで行きますが、自撮り2ショット写真を撮る余裕もありました。
チャイニーズシアターの中に入ると、そこは映画館の通路です。
そして、大スクリーンのあるシアタールームへ入ります。
シアタールームには椅子席が無く、全員が立ち見の状態で大スクリーンを見つめます。
ミッキーのアニメーション映画が始まりました。
ミッキーとミニーが、仲良くドライブに出かけます。
鼻歌交じりで、陽気にドライブを楽しむミッキーとミニー。
グーフィー機関士が運転する列車と競争です。
此処で何かが始まるのか?"
桃レンジャーがカメラを構えました。
どひゃ〜!!"
いきなりスクリーンが爆発して、大きな穴が開いたではありませんか!
スクリーンに開いた穴の中では、モウモウと煙が立ち込めます。
高価な映画スクリーンに穴が開いたというのに、係員は驚いた様子もなく、煙を手で振り払います。
そして、半端なスクリーンに登場したグーフィーと一緒に、私たちをその穴の中へ入るようにと誘導しました。
スクリーンの穴から中に入ると、そこには新たな通路がありました。
スクリーンの爆発は、実はゲストたちを秘密の抜け穴に誘い込むための巧妙な仕掛けだったのです。
通路の先は、駅舎のプラットホームとなっていました。
つまり、ここからの道程はミッキーのレイルウェイ。
列に並んで、列車の到着を待ちます。
当然ながら、私も一緒です。
レイルウェイの列車が到着しました。
客車の車両はオープンカータイプです。
でもこの列車は、本当にオープンカーにもなるのです。
それは、説明不能の摩訶不思議。
客車の座席はソファーベンチ。
この時点では。間違いなく列車です。
余裕の二人掛けで出発します。
ゲストを見送る駅員さんも、どこかしらアニメ風でした。
オープンエアの車窓から、アニメーションの世界が見えます。
先頭車両には、機関士のグーフィーが乗っています。
サイドの壁面全体が映画のスクリーン。
列車がアップスピードで走り出しました。
アニメーションのお伽の世界。
列車なのか? ボートなのか? それとも飛行機に乗っているのでしょうか?
壁紙細工やイラスト描写ではありません、CG画像を超えた、超最先端テクノロジーの立体的なマッピングビジョンなのでした。
レイルウェイのレイルが、無い!"
…と、そこで、いきなり滝に呑まれて急降下!
あちゃぁぁぁ~~~////
落ちる~~~!!!”
ザッ!ブ~ン!…と飛び込む水の中。
列車が潜水艦になりました。
しばらく海中世界を漂って、再び浮上するレイルウェイ。
そこには夜の大都会がありました。
そして、いつの間にか列車の連結が離れて車両はバラバラになり、レイルウェイから、ランナウェイ~! とても好きさ~♪”
つまり、この時は列車の車両ではなくなっていて。オープンカーに乗っているのですよ。
レイルウェイから家出した車が、ズンチャッチャ♪” ズンチャッチャ♪”…の ワルツダンス。
そして、また新たな次元の扉が開きます。
いつの間にか再び客車が繋がって、列車が夜のディズニータウンを走っています。
一体全体、自分たちが何に乗っているのか分かりません。
もはや、正体不明の夢世界。
現実の世界に帰るのが恐い様な気がするドリームワールド。
ランナウェイしたはずの列車が、元のプラットホームに帰って来ました。
私たちが乗っていたのは、やっぱり紛れもない列車ですよ。
連結された客車の座席は、夢心地のソファーベンチ。
ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイは、摩訶不思議な世界でした。
夢の世界へ誘うドリーム・トレイン。
物語はThe End. で、お帰りの道もスクリーンの穴を通って出て来ました。
これ...、何回乗っても正体不明の面白さです。
ヤバいです。
キツネにつままれたような...、ミッキーにつままれたアトラクションでした。
ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ。
ダイジェスト版の動画でお楽しみください。