歩いてディズニースプリングスへ | ふみプレイス

ふみプレイス

Welcome aboard. This place is new my life.

ディズニー・スプリングスは、フロリダWDWの4大テーマパークには入っていませんが、フロリダWDWが運営する広大な範囲のショッピングタウンです。

つまり、アミューズメントやアトラクションを中心としたテーマパークではなく、買い物や食事やショーなどを総合的に楽しむ場所として、レストランやカフェバーなども多彩なスタイルで営業されている一大エンターテイメントタウンなのです。

したがって、ディズニー・スプリングスには入場料金の設定が無く、そのエリアに入るにあたっては、パークチケットなどを買う必要も無いのです。

でもそれは、まるでもう一つのテーマパークであるかの様な雰囲気の、独立したディズニーのパークなのでありました。

 

滞在先のヒルトン・タスカニーからは、約5km弱ほどの道程を歩いて行く事にしていました。

 

地図上で確認した位置関係では、直線距離だとそれほど遠い場所でもないのですが、なんたってアメリカの道路は入り組んでおりますし、車優先社会のワイドな道路は人が歩いて横断する場所が限られていて、信号機の設置された交差点へ行くためには、目的地からは大きく離れて迂回しなければならない場所も多いのです。

 

歩きながらの暇つぶしに、ふと空を見上げると、飛行機の後ろを巨大な鯉幟が追いかけて飛んでいました。

 

巨大な鯉幟と思ったのは、実はCMアピールの横断幕で、なんとパブリックスマーケットの宣伝だったではありませんか。

 

やるなぁ…。

アメリカだなぁ…。

地域に根差したアピール方法なんだろうねぇ。

アメリカだったら、TVに出すよりも、飛行機を飛ばしていた方が安くつくのかもしれません。

 

私たちは、昨年の経験から既に道順は心得ており、道に迷うといった心配はしていませんでした。

 

したがって、この辺りに来ると、マリオットのリゾート・コンドミニアムが在る事も、先刻ご承知だったのです。

 

フロリダのオーランドに在る、マリオット・バケーションクラブ・レイク・ブエナ・ヴィスタ・リゾートです。

 

現在のハワイのマリオットでは、コオリナの物件は週権利として完売しているので、フロリダの物件を根拠としたポイントを販売し、そのポイントによるメンバー制でハワイの宿泊予約を受け付けている訳ですが、フロリダ根拠のポイントが、このリゾートの事なのかどうかについてはよく分かりません。

ただ言える事は、フロリダ根拠のポイントであれば、ハワイのマリオット・バケーションクラブで買うよりも、フロリダで買った方が断然安い価格になるのは明白であるという事ですよ。

 

おそらくは、同じポイント数でも価格はハワイの半額以下になるものと思われます。

フロリダのマリオットで買ったポイントでも、ハワイのコオリナに宿泊する事はできます。

要は、ユニットの空きがあるかどうかが問題なのであって、ポイントをハワイで買おうがフロリダで買おうが、その価値基準に違いは無いのです。

 

ちなみに、ラスベガスのマリオットで買う場合も、ハワイで買うよりは断然安いと聞いています。

実際に私は、ラスベガスのオーナーさんにも知っている方が居られるのですが、維持管理費もハワイより安いと仰ってました。もちろん、その方もハワイの滞在を楽しんでおられます。

 

ハワイのマリオット・コオリナビーチクラブでは、フロントスタッフやコンシェルジュの方々は親切ですが、セールスはヤバいです。

日本人の場合は、タイムシェアに関してはハワイしか知らないし、ハワイで買うしかないケースがほとんどであるという事を見越して、ぶっちゃけ高いハワイ価格でポイントを販売しているにではないかと、私は個人的に怪しく思っているのですよ。

その辺については、これからも慎重にリサーチを進めていこうと考えている次第です。

 

とにもかくにも、今回はマリオットの利用ではなくて、ヒルトンのタスカニーヴィレッジ滞在です。

その利用待遇はスペシャル級にゴージャスで、ポイント利用ではハワイよりも安くつきますから、お得感満載で十分に満足できるものでした。

 

ディズニー・スプリングスへ向かう道程では、最初のキーポイントとなる大きな交差点に来ました。

 

この交差点は右折するので、右側歩道を歩いている私たちは、道路を横断する必要はありません。

 

そして、更にその先に見えるのが高架道路との立体交差ポイントで、その下を潜って通り抜ける事になります。

 

道路標識には、東オーランドのエリアを示す文字が見られます。

この道路は、ルート4号線ですね。

 

遠くの向こう側に、大きな気球が見えました。

そうです! その場所が、目指すディズニー・スプリングスなのですよ。


最初の難関は、この横断歩道。

 

立体交差の高架道路下へ行くには、この道路を横断しなければならないのですが、この道路は車優先のスクランブルで、信号機が設置されておらず、車の交通量もメチャメチャ多い場所なのです。

 

下の一般道から高架橋の高速道路に乗る車が、後から後から続いて引っ切り無しに通行し、なかなか道路を横断できません。

横断歩道の標識は立っているものの、この場所では車の優先順位が高いようです。

その車のスピードも速いので、無理に横断しようとせず、かなりの危険個所と踏まえなくてはなりませんでした。

 

車の通行の切れ目を待つ事、約10分ばかり。

それでも何とか無事にスクランブル道路を横断した私たちは、とにかく歩みを進めました。

 

フリーウェイの高架道路下を通り抜けます。

此処までで、出発から約30分。

つまりは、約半分の道程を歩いたという事になります。

 

ヒルトン・タスカニーからディズニー・スプリングスまで歩くという作戦には、この時期が4月~5月にかけての温和なシーズンだったからこその有利性もありました。

もしもこれが灼熱の真夏だったり、厳寒の冬だったりしたものなら、徒歩ではちょっと無理かと思われます。

 

そして、いよいよ最終の第2難関地点に辿り着いたのです。

道路の向こう側に、両手を広げて私たちを歓迎しているミッキー君が見えますね。

 

ミッキーが歓迎してくれるのは嬉しいけれど、この交差点を向こう側に渡るのは、長い長い信号の青ランプを待つ必要がありました。

ハッキリ言って、此処は完璧に車優先のスクランブル交差点でありまして、直進車の青ランプが長いだけではなく、左折限定の青ランプも長い上に、右折限定の青ランプも長いので、人が歩いて横断する青ランプというタイミングは、15分に1分くらいしか無いのです。

 

んで、15分も待って、道路を渡って来ましたよ。急ぎ足でね。

めでたく辿り着いたポイントは、地球上で最もマジカルな場所であるところの、フロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールド・エリアです!

やったぜ! ついに着いた!”

 

懐かしいのは、このサインボード。

懐かしくてうれしくて、このサインボードを目の当たりにしながら、涙が滲んできましたよ。

 

そうです!

これがウェルカム・ミッキーです!

もちろん、私も真似っこします。

 

ウェルカムゲートを徒歩で通り抜けるというのも、車社会のアメリカにしてみれば、貴重な体験となるでしょう。

なんたってこのゲートは、車では通り抜けられないのですから、ざまー見ろ!”

 

しかしながら、ここから先もまだまだ遠い...。

 

此処からは、歩いて残り15分といったところです。

 

ディズニー・スプリングスも周辺ホテルは多いので、そのホテル群を横目で見ながらの道程となります。

 

この辺は、ディズニーのオフィシャルホテルばかりではなく、いろんな企業のホテルやコンドミニアムやレンタルユースの宿泊施設が点在して建っているエリアですが、周辺には何も無い広大な管理地で、もっぱらの買い物や食事であればホテル内のコンビニか、ディズニー・スプリングスまで行くしかないでしょう。

そういった点においては、ヒルトン・タスカニーの環境は買い物や食事に便利ですし、ロングステイに適した場所だと思います。

 

林の向こう側に浮かんでいる気球を見る限りは、近い距離だと思うのですが、そこまでに至る道路が曲がりくねった迂回路なのですよ。

 

その、くねくね道を歩いた先に、ようやくディズニー・スプリングスのサインボードが見えてきました。

 

この場所が、ディズニー・スプリングスです。

写真の上に見える歩道橋を渡ると、その先に出入口のゲートがあります。

 

いやはや、長かったよ。

此処までで、約1時間のウォーキング。

でもそれは、日本の日常では週に3回~4回の習慣エクササイズ・レベルなのでありました。

 

階段を上って、歩道橋に上がります。

 

こういった場所の歩道橋というのは、既にディズニーの施設なのだろうと思われます。

アメリカの社会では、道路は車優先であり、横断歩道と信号機は設置するものの、公的に歩道橋という施設を設置する事は珍しいので、こういった施設は民間企業の投資によるものになるでしょう。

 

その歩道橋も、人の転落防止のためか、やたらめったらに頑丈な鉄格子で囲まれておりました。

こういった構造にするという必要性は、やはり日本社会とは事なる観点からの理由によるものでしょうねぇ。

 

横断歩道を渡って辿り着いたゲートには、Disney Springs. の表示ボード。

 

来ましたよ。

此処がディズニー・スプリングスです。

 

この場所は、ディズニー・スプリングスとしては裏門のゲートになります。

正面のメインゲートは、この反対側のバス停エリアに在るのです。

時刻は午前の10時過ぎ。

エリア内の商業施設は、そろそろ開店となる頃で、まだまだ人が少なく閑散としていますね。

でもこれが、お昼ごろには大賑わいとなり、夜にはテーマパーク以上に盛り上がる一大エンターティメント・タウンとなるのです。