コオリナでの滞在は、それこそ『何もしない贅沢な時間つぶし』を満喫する日々です。
2週間の中で予め予定されていたスケジュールは、タイムシェア説明会の60分間だけでした。
その他の時間は全くのノープランですが、その時その場に応じての思いつき行動がけっこうエキサイティングに展開したりするので、何もしないはずのハワイ生活が、結果的には最高に楽しい思い出となるのです。
この日だって、朝からぐだぐだとプールガーデンでくつろいでいただけで、夕方となったらサンセットを見て部屋に戻り、その後は飲んで寝るだけだと普通に思っていたのですよ。
でもね。 普通の未来予想図は、普通には展開しなかったりするから人生は面白いのです。
本日は朝からプールサイドに居たっきりでしたが、午前中は水中エクササイズに参加してそれなりに運動しましたし、ランチも美味しくただきました。
そして、そろそろサンセットタイムとなり、ラグーンビーチへ行って夕陽を観ようという事になったのです。
いつもの感覚としては、『これで今日一日も終わりだな...。』といった認識ですよ。
コオリナの、第3ラグーンの海に陽が沈む...。
何回見ても、毎日眺めていても、その日その日のサンセットに見惚れてしまうコオリナの海岸です。
ブルースカイの中に、黄金の火の玉が浮かんでいます。
空が燃えているというのに、鈍色の海は異様なほどに静かでした。
風景は大迫力のスペクタクル。
これが映画だったら、大音響が響き亘っているところでしょうけれど、本物の大自然には作り物の効果音などは必要ありません。
その大自然の営みを、私たちは寄り添い合いながら眺め、幸せな二人の世界に浸っていたのでした。
・・・と、その時でした。
『いやぁ~、ふみさん! お二人仲良く、此処でサンセット観賞ですか。 それなら自分たちもご一緒させてください。』
と、偶然にもkinkonkenjiご夫妻が訪れて、謙虚な姿勢で私たちの隣にお座りになったのです。
そうなると、これまた楽しき話が始まって、美しいサンセットの風景に共感者が増える事となり、お互いにコオリナ賛美の大合唱。
kinkonkenjiさんは、本当に物腰の柔らかい方でありまして、奥様も言葉遣いが上品で丁寧ですから、イケイケオヤジ的な私なんぞは恐縮至極のアナザーワールド・レベルだったのですが、それでもお互いに幸せな時間を共有出来てしまうというのが、アロハ・ハワイの素晴らしさでありましょう。
・・・と、そうこうしているうちに、あらら・らら...。
いつの間にか、幸せに集う二組夫婦の周囲に、更なる寄り添いカップルが次々と集まってきたではありませんか!
…な!...なんじゃ?” これはいったい、どうした事でしょう!
いつの間にやら、仲間が増えてる...。
え?” 聞いてないよ...。
あらら・らららら・ららら・ら”...。
これは全くの偶然で、別に待ち合わせをしていたという訳ではなく、最初はただ単に私たち二人がビーチの芝生に腰掛けてサンセットを眺めていたところに、それぞれのご夫婦がポツリポツリとやって来て、何となく隣に座ったりして、結局は総勢4カップルの日本人大集合となってしまったのでありました。
あれまぁ~~~!”
素晴らしきサンセットショーステージのVIP席に、ハッピーカップルが4組で、それぞれ皆さんが初出会いのコオリナなのです。
これって、傍から見ると絶対に同じツアー客だと思うでしょう?
でも、そうじゃないのですよ。
コオリナが初対面という4カップルです。
しかも、この時は別に示し合わせて集合した訳でもなく、それぞれのカップル毎に、何となく私等夫婦の隣に座ってきたというだけの状況でした。
こういう事ってのも、あるのですねぇ。
不思議ですねぇ。
気分的には、幸せハッピーが集まってきたような雰囲気です。
そして、そのハッピー出会いの4カップルで眺めるコオリナのサンセットショー。
感動で、心がウルウルしてしまいます。
太陽が、水平線にタッチダウン。
大海原に飲み込まれて行く太陽が、私たちにエールを送ってくれているような気がします。
この大自然の営みを、しっかりと動画に収めておきましょう。
撮影者は、kinkonkenjiさんの奥様です。
水平線が燃えている...。
太陽が泣いている...?
静けさの中の大迫力という不思議な光景です。
海水が沸騰しないというのが、不思議な感じさえしますねぇ。
でも、太陽は遥か彼方で燃えているのでありました。
水平線下から浮かび上がるダウンライトに輝く世界。
そして、魅惑のトワイライトタイム。
VIP席の観客は、スタンディングオベーションの大拍手で見送ったのでありました。
その時でした。
サンセットの余韻に浸りながら、幸せに集う日本人たちを見ていた一人のアメリカ人男性が私の所へ近寄って来て、『皆さんの集合写真を撮ってあげましょう。』と言ったのです。
おそらくそのアメリカ人男性は、私たちを集団ツアーの観光客だと思った事でしょう。
どう見たってこの状況は、まるでいい歳をした男女の修学旅行ですよ。
でもとにかく、私は、そのタイムリーな申し出に感謝しながら、その男性にカメラを預けました。
そして、この素晴らしき出会いの風景を、素晴らしき記念写真として、めでたくメモリーする事が出来たという訳です。
ああ”...人生は全く、旅と出会いがスペクタクル。
本当に、何が起こるかは初めから分かったものではありません。
毎日がノープランで、別に予定も無い事からこそ成り立った、暇つぶしのハッピータイム。
したがって、例え太陽が沈もうとも、暇人同士(?) の話は尽きる事もないのでありました。。。
この日のサンセットです。
夕焼け空が真っ赤っかでした。。。
そして、やがて夜となり、集団サンセット観賞のメンバーは、それぞれが別れを惜しみつつ解散しました。
それから私たちは、コオリナステーションへとやって来たのです。
私たちの目的は、ABCストアに立ち寄って、これまでに買い物をして貯め込んでいたレシートをレジ係に提示し、ギフト交換をする事でした。
このギフト交換ですが、実は最近、レシートの適用期間が2週間以内と短く変更されまして、それ以前のレシートでは使い物にならない事が判明したので、古いレシートを無駄にしないために、この時点での交換を決断したのです。
レシートの合計金額によって、交換できるギフトはご覧の通り。
この時は、合計で300ドルほどのレシートが有ったので、2024年のカレンダー2個と、マグカップ1個を貰いました。
コオリナステーションからの帰り道。
夜空に向かってスマホをかざす桃レンジャーの試みは、一体全体何をやっているのでしょうか?
夜空の星は綺麗に輝いているものの、私の持っている安物コンデジカメラでは、その夜空の星は綺麗に撮影出来ません。
しかしながら、最近になって桃レンジャーがアプリ登録した機能を使って夜空を見上げると...。
わ~お!”
何という事でしょう!!!
夜空の星が、そのまま星座の構成図となって、スマホの画面に映し出されたではありませんか!
素晴らしい!!!
こんな事が出来るんだ!”
ハイテクだなぁ...。
どうやらこのアプリは、本日夕方のサンセット観賞会で集まった奥様方の情報交換で得たものらしいのですが、その情報の提供者はkinkonkenjiさんの奥様とも聞いております。
ハワイのコオリナで、夜の天空にさそり座が綺麗に見えておりました。(ロブスター座じゃないよ。)