コオリナの、パラダイスコーヴ・ルアウ・ショー会場裏に位置する海岸は、とても美しい場所です。
そのビーチは、私たち夫婦がコオリナに滞在する時には必ず一度は訪れる場所ですが、今回は孫を連れ立っての6人グループで来たところ、海岸に出たとたんにハワイアン・モンクシールと出会うという幸運に恵まれました。
それから私たちは、この美しい場所でしばらくの間、海遊びをする事にしたのです。
晴れ渡る空の下で、綺麗に透き通る海に戯れる心地良さは、まさにこの世のパラダイスでしょう。
茅ヶ崎っ子の孫たちも、こんなにまで美しい海で遊ぶ経験は、なかなか出来るものでは無いと思います。
それを見つめるパパとママ。
私は、孫に付きっきりで遊んでいました。
パパもカメラを持って海に入ると、ビーチに取り残されたのは、ママと桃レンジャーの二人だけ。
そんな事にはお構い無しで、こっちはこっちで海水浴を楽しみます。
やがて、レディスたちも海に入って来ました。
同じハワイの海でも、ワイキキとは大違いの素晴らしさですねぇ。
太陽光の加減にもよりますが、この海水の透明度ですからねぇ。
海に入って海中の足元を見ると、綺麗な色の小魚が泳ぎ回る様子がリアルに見てとれます。
浮き輪が頼りなのは、桃レンジャーと孫2号。
スイミングに関しては、二人は同レベルなのでありました。
浅瀬に寝転んで、全身に心地良いさざ波を感じながら、のんびりしていた私ですが、そろそろアクアマンに変身しようかと思います。
パパは、孫1号にシュノーケル・フィッシングの準備をしてあげています。
ママは、孫2号と桃レンジャーに海中歩行の指南中。
二人とも、海に関してはインストラクター級の知見があるので、こういう時には頼りになります。
そして、孫1号のシュノーケル・フィッシングが始まりました。
このシュノーケル・フィッシングとは、短いリール竿を持ったままシュノーケリングし、海中の魚を実際に見ながら、餌を付けた釣り針を喰わせて釣り上げようという、何ともファンタスティックな海釣りなのです。
きた〜〜〜!"
いきなり、釣れたみたいですぞ!!
マジ、釣れてます!
素晴らしい!
孫にとってもシュノーケル・フィッシングは初体験だったのですが、全てのセッティングはパパが担当しており、餌はこの海に来てから岩場に張り付ていたツブ貝を採って、それを割った肉身です。
いやぁ、、、これは楽しいでしょう。
親バカと爺バカも大喜び。
釣り上げた魚を手に持って、自慢気にご満足の孫2号は、小学校1年生です。
3歳の孫2号は、まだシュノーケリングが出来ないので、珊瑚拾いで小満足。
これは、日本へ持って帰るんだってさ。
一方で孫1号は、釣った魚をキャッチ&リリースで海へ帰します。
こういうのも、パパの指導なのでありました。
コオリナの海は、素晴らしいですよ。
もう、ずう~っと、此処で遊んでいたいねぇ...。
少なくとも、午前中はこのままこの場所で遊んでいる事にしました。
桃レンジャーも、浮き輪さえあれば多少の水深があっても大丈夫。
その時です。
パパと孫1号が、何やら見つけてエキサイトしてますよ!
孫1号は、シュノーケリングをしたまま海中を見つめて、顔を上げようとしません。
パパは、防水仕様のスマホカメラで、海の底を撮影中!”
え? 何だ? 何を見てるんんだ?"
ママは事態を把握したようです。
パパは、海中で目を開けられない孫2号のために、海中を撮影した動画を孫2号に見せています。
桃レンジャーはと申しますと、こっちに来たいけど来られなくて、ただただ浮き輪頼りで もがいているだけ...。
こうなったら、私もシュノーケリングで潜水です!!!
げっ!” いきなり足下に亀が居た!!!
ヤバい! 知らんかった!!!
けっこう水深が深い場所だったので、カメを踏みつけるような事は無い間隔ですが、海底を這うように、ウミガメが泳いでいます。
あららら・ららら...。
泳いでいると言おうか、空中浮遊の様に飛んでますよ。
わ~ぉ!” 優雅だなぁ...。
私たちを竜宮城へ誘うかのように、ウミガメは先導して泳いでいます。
おろろ!” いきなり振り向いて、こっちに来た!
も・もしかして、このウミガメは以前に何回も出会ったウミガメ一家の長男のカメ太郎じゃないか?"
何となく、見覚えがあるような...。
…だとすると、カメ太郎も私の事は覚えているかも...?"
まさか、、、ね...。
あちゃぱぁ~~~!”
カメ太郎が顔を上げたぞ!!!
海面に顔を出して、余裕で息継ぎをしています。
しかも、私と目線が合ったではありませんか!!!
間違い無い!!!
彼は、カメ太郎だ!!!
やあ、やあ、元気だったかカメ太郎! 親のカメ吉とカメ子はどうしてる?
ひょっとして、弟のカメ次郎も一緒なのか?
私は、この一瞬に浦島太郎となってしまいました。
…『ばっちゃん! ダメだよ! ウミガメには近づき過ぎちゃダメなんだ! 僕が引っ張ってあげるから、岸辺へ上がろう!』
…『アレェ~! 私もウミガメを見たいわ~! 水に顔を付けられないけど...。 やだぁ~!"』
…『 ///////// 』
とりあえずは、一応遠巻きに動画で海中撮影しました。
ウミガメの体色が海底の色と同化しているので、海面の上から見ても全く気づきませんよ。
パパと孫1号がシュノーケリング中に、偶然出会ったウミガメです。
普通にこの海岸に来ていたなら、『今日はウミガメが居なかった...。』と思って終わっていたと思います。
これって、超ラッキーの大幸運でしょう。
もちろん私たちは、ウミガメに触ったり、驚かせるような事はしていません。
ただ、遊泳中の足下の海底に居るなんて全く想像もしていなかった事で、こっちの方がビックリした状況でした。
コオリナの海は、モンクシール・パラダイスであり、ウミガメ・パラダイスでもあったのですよ。
本日は、私たちファミリーのハッピー・ディ でありました。
シュノーケリングは、けっこう体力を使うので、ここらでちょっと一休み...。
しかしながら、まだまだ遊び足りない元気な孫1号は、シュノーケリングのままに波に揺られて、波打ち際を行ったり来たり...。
私は、孫2号と砂遊び...。
…『じっちゃんって、黒いね...。』
はい。 夜になると見えないと、いつも言われております...。
今日一日で、モンクシールとウミガメの両方に出会ってしまいました。
最高にラッキーだぜ!”
イェ~~~イ!!!
ん・ぎゃぁあ"~~~!”
潮が満ちてきて、海水満たしになっちゃったぁぁぁ~~~!!!
でも、綺麗な海水だから、泥汚れ状態になる事は無いのです。
こういう所が、日本の海とは違う点でしょう。
第一に、海臭さが無いのですから。
楽しき日のコオリナの海の思い出は、しっかり写真に撮っておきましょう。
孫1号なら、もうしっかり記憶を残せる年頃ですが、3歳の孫2号には、日本に帰ったらハワイのアルバム写真を毎日見せながら、思い出話を語って聞かせます。
その幸せのメモリーは、私が作成するのでありまして、全てを見守る天空人は、桃レンジャーなのでありました。