三世代ファミリースティとなったコオリナの二日目です。
大草原の小さな家 ならぬ、オーシャンビューの大家族。
ワイキキの賑わいを離れた生活は、もしかすると若い世代の夫婦や孫たちには退屈に感じるかもしれないなんて、ちょこっと心配もしたのですが、それは考え過ぎの気苦労でした。
もうすでに、息子夫婦も孫もコオリナが大好きの大好きで、早くも日本には帰りたくない状態となっていたのです。
朝起きて直ぐに、パジャマ姿のままでベランダに出て、大はしゃぎの孫兄弟。
小さな子供でも、この景観には心に感動を覚えるようです。
私としては、この景色を孫に見せてあげられたという事に、大満足しているのでした。
孫2号は、朝ご飯なんか要らないから、早く海へ行きたいとせがむばかり。
もちろん、朝ご飯はきっちりいただきまして、早々に海遊びの準備を整え、皆で本日のお出掛けとなった訳です。
先頭を切って行った孫1号は、後ろが遅いと急かします。
いざ! 海へ!!!
ママはコオリナが2回目です。
水泳は国体クラスだし、サーフィンもお手の物の上級レベルなのですが、以前にも何度かハワイには来ていたものの、コオリナの素晴らしさは息子と結婚するまで知らなかったという事でした。
したがって、マリオット・コオリナのオーナーである私に対しては、かなり尊敬の眼差しを向けてくれております。
その息子夫婦も、今はしっかりタイムシェアオーナーとして追加登記が完了しているので、この先には所有権相続に関わる手続きの心配も不要となりました。
ただし、私の息子であるパパさんは、誰に似たのかタイムシェアのルールには無頓着で、ネット予約とか各種交換手続きなどが面倒くさいと、利用手配は私に任せっきりなのですよ。
この先の事を考えると、タイムシェア利用のやりくりは、ママを本部長としてお願いした方が安心できるような気がします。
したがって、私のタイムシェア利用術は、これからじっくりと実践を踏まえて、我が娘となったママに伝授しようと思っているのです。
一方で、うちの桃レンジャーはと申しますと、これがけっこうスマホ・プロ級女子でありまして、実質的な滞在手配は私が担当しているのですが、各種情報を掴むのが得意で素早い人なので、海外旅行時においては相当に助かっている状態です。
まさに、我が良き相棒ですよ。
初コオリナの孫2号も一緒に、若きファミリー四人が揃ってコオリナ滞在の記念撮影。
そして、これからパラダイスコーヴの海岸へと向かいます。
第3ラグーンの海を見るなり、早く泳ぎたいとせがむ孫2号ですが、『これからもっと素敵な海へ行くんだよ!』 と言う 桃レンジャーばあちゃんに誘われて、期待に胸を膨らませているご様子でした。
孫1号もコオリナは2回目ですが、前回は2歳になる前の事だったので、しっかりとした記憶は無いと思います。
でも、その時の写真を何度も見ながらパパとママの話を聞いて生活しており、自分としてはハワイが2回目だという事を、何となく自覚しているように見受けられました。
…『あ!" この椰子の木、何となく見たことがある!』...と言って、いきなり登りだす 孫1号。
孫2号も後に続くも、なかなかお兄ちゃんの様には登れません。
…『イェ~イ!" やったぜ~!』
得意満面の孫1号と、その下で必死に登ろうとする孫2号。
無邪気ですねぇ。。。
ライフガードは居ないので、危険な事はしないでね。
ま、それでも男の子なら木登りくらいは普通にするでしょう。
もちろん、ジェンダーフリーの世の中なれば、女の子が登っちゃいけないというルールもありません。
何よりも、椰子の木を見て懐かしいような気がするという孫を、私は嬉しく思うのです。
きっとそれは、以前にハワイに来た時の写真を、普段から見ているからでしょうけどね。
以前の記憶を懐かしく思い出すのは、歳をとったならば尚更の事です。
でもそれは、まだまだ記憶が薄れてはいないという証しでもあり、健忘症を心配する歳となっては、大いに喜びたいところなのです。
ほら、分かるだろ?
此処だよ、この場所!"
大人四人が共通して、あの、めでたき日の思い出が蘇ってきました。
これだ! この椰子の木だ!" 間違いない!!!
早く行ってみよう!"
何の事やら意味不明の孫たちは、パパに言われるままに、椰子の木の下でポーズをとります。
どひゃぁぁぁ~~~!!!”
かなり伸びてるなぁ。
椰子の木の背丈が高くなり過ぎていて、写真に収めるのに一苦労。
はい! これですよ。
息子夫婦の、懐かしき思い出のハワイ・ウェディングフォトグラフ。
この時は、もうすでに孫1号が誕生してからの事ですが、諸事情によって日本での結婚披露宴が出来なかった息子夫婦のために、入籍してから3年後の夏に、ハワイで子連れのウェディング記念フォト撮影を決行したのが、この場所だったのですよ。
しかも、その場所がコオリナの第3ラグーン。
それは、ウェディングフォトを依頼した会社でも初めての出張撮影であり、普通にはこの場所で営業の写真撮影などは出来ないところを、私どもがマリオット・コオリナのオーナーである事から、特別に許可を得ての記念撮影だったのです。
嬉し恥ずかし、息子夫婦のウェディング・フォトグラフ。
この時は、親として見守る私の目にも、涙が滲んでおりました。
しかも、このエピソードには、おまけの後日談がありまして、何と・なんと!そのウェディングフォトが旅行雑誌の『まっぷるハワイ』に、フォト会社の広告ページとして掲載されたのですからビックリです!”
いやはや、マイッタマイッタ。
もしかして、このページをご覧になった記憶がお有りの方がいらっしゃいましたら、それは私どもの自慢の息子夫婦だったのですよ。
奇遇ですなぁ。
当時は、孫がまだ1歳半の年齢で、若夫婦はウェディングの衣装のままに、この芝生エリアを走り回ったりしていました。
その時に写真撮影した椰子の木の下で、今では四人家族となった息子夫婦が、再び同じ場所で記念写真を撮影しているのです。
人生は、実に面白いですねぇ。
私と相棒の桃レンジャーも、どういうご縁か分かりませんが、実に不思議で素晴らしき人生を歩んでおります。
息子夫婦のウェディングの木を通り過ぎて、ほどなく歩いた所で上を見上げる桃レンジャー。
🤔…「何じゃ、あれ?"」
パームツリーの上に人が居る…。
あららららら、あらららら…。
庭木の剪定ならぬ、椰子の実伐採の作業中でした。
昔のコオリナは、自然にココナッツの実を付けている椰子の木が何本も手付かずで生えていたものでしたが、今はワイキキ同様に、観光客の事故防止のために、ココナッツの実が小さいうちから、その周囲の枯れ枝と共に、事前に切り取られてしまうのです。
したがって、今は周囲に落ちているココナッツを見つける事もなくなりました。
昔は、海岸線の波打ち際にゴロゴロとココナッツの実が落ちていて、波に揺られて転がっていたものですけどね...。
もちろん、それはワイキキビーチでも見られた風景で、椰子の木の下に藁ゴザマットを敷いてくつろいでいると、現地の人から『上から椰子の実が落ちてくるから危険だよ!』…と言われたりしたものです。
かつては、それがハワイの情緒だったなぁ...。
今や危険ではなくなった椰子の木の下で、ファミリー4人の記念写真。
後方の海は第2ラグーンです。
第2ラグーンから、第1ラグーンへと歩いて来ました。
入り江の向こう側に見える左側の白い建物は、古くは日航ホテルとして建設されたものですが、それがJALの倒産に伴って売却されてJWマリオット・イヒラニ・スパ&リゾート・ホテルとなり、現在はフォーシーズンズ・カンパニーによる営業となっているホテルです。
その右側の赤茶色のツインビルが、ディズニーホテルのアウラニですよ。
現地の地理マップを見せながら、現在地と、これから向かう場所についてママに説明するのは私の役目。
ちょっとした、コオリナ・ガイドってとこでしょうか。
アウラニのビーチ側前ロードを歩きます。
此処に来ると、子供の姿が多く見られます。
アウラニは、小さな子供連れのファミリー滞在が多いでしょう。
宿泊に関しては、二泊~三泊くらいの短期滞在者が多いようです。
ディズニーのストアを見たいという意見も出たので、帰りにちょこっと立ち寄ってみる事にしました。
プール施設はアウラニの宿泊客しか利用できませんが、ストアとレストランは外部客でも利用する事が出来ます。
アウラニがオープンした当初は、そこがテーマパークだと勘違いしてか、一時はワイキキから交通費をかけてわざわざ此処に来て、プールで遊んだりする外部客が後を絶たなかったようです。
今はその対策で、セキュリティが厳重になってますよ。そういったケースは、日本人に多かったようです。
今は、アウラニの宿泊費は高いので、中国人のお客さんが多いようです。
コオリナ・ビーチロードの北端に来ました。
此処はフォーシーズンズ・ホテルの海側サイドです。
此処から先は、岩海岸伝いに岩場を歩くか、一旦自動車道に出て安全な道を歩くかの選択になります。
もちろん私たちは、安全策の自動車道沿いを歩く事にしましたよ。
一旦海側から離れる事に、少々不安気味の孫2号。
でも、大丈夫ですよ。
コオリナのラグーンビーチなら、毎日いつでも、直ぐに遊びに来る事が出来ます。
これから向かうのは、それよりもっと美しい、パラダイスですからね。。。