マイアミの美味しい食べ歩き特集第二段は、マイアミビーチ市でのランチ編です。
現地のギフトショップで買い物を楽しんだ様子も交えて、今回はちょっと豪華な料理をご紹介します。
夏のフロリダでは、照りつける太陽と暑い風の中で、開放的な滞在感を楽しんでいました。
アメリカ合衆国本土からは、少しばかり海を隔てた先の小島がマイアミビーチ市です。
その海域は、太平洋ではなくて大西洋なのです。
日本からの渡航ラインで見ると、太平洋を渡って西海岸側からアメリカ大陸に入り、引き続きアメリカ大陸を横断して、反対側の東海岸まで辿り着いてから、更に大陸の最南端の地域にまで来た事になります。
この海から更に東に在るのはアフリカ大陸ですが、そこは日本へ戻るよりも近い距離になります。
つまりは、地球上の日本の位置とは反対側に来たという事であり、マイアミに来ている私たちを軸にして考えると、日本の人たちは逆さに立って暮らしているという事になるのですよ。
重力とは、実に不思議ですねぇ。
やっぱり世界は平らだと思っていた方が、ややこしくなくて楽かもしれません。
北米大陸の最南端であるマイアミの風土は、それこそラテンアメリカの雰囲気が満載です。
マイアミビーチは南北に長い砂浜ですが、その南端であるサウスビーチ地区が最も高級なリゾートエリアとされていて、そのビーチに集まる人々はお金持ちが多いというのが一般的なイメージです。
しかしながら、そういった噂が広まると怪しい輩が出没するのもアメリカ社会のダークサイドで、マイアミの治安は常に不安定だと思っていた方がよいでしょう。
この時の私たちの滞在先は、その高級リゾートで怪しい危険地帯にもなりがちなサウスビーチの、第一等地に建っているマイアミマリオット・スタントン・サウスビーチホテルでした。
何たってこのホテル、滞在客ばかりかスタッフたちでさえもリッチな雰囲気...。
こんな高級ホテルにステイする日々は、ゴージャス気分満載ですよ。
ただし、私等夫婦は日本の一般庶民ですけどね…。
ま、とにかく、プールサイドはラグジュエリー。
んで、一丁前にフルーツカクテルなんかをオーダーしてみたりして...。
これがまた、見た目にもビューティフルに美味しそう…。
こうなったら、このままランチタイムにしようという事で、昼からカクテルなんぞもオーダーします。
いやはや、これは見事に和風も感じさせるトロピカル ブランチ。
マイアミでも、スシロールは人気の高いフードですよ。
豪華なホテルのラグジュエリーなプールサイドで、ゴージャスオーダーのランチです。
これ、絶対にヤバいでしょ。
私たちはこの時、周囲の人たちからは、日本の成金大金持ち富裕層だと思われていたに違いありません...。
何日かするうちに、プールバーのウェイトレス嬢とも仲良くなりまして、一緒に写真を撮ったりもしたのです。
ホテルのスタッフやレストランの従業員たちなら、普通に英語が通じます。
私が海外滞在で現地の人と話をする時には、『自分の英会話は下手なのに、理解してくれてありがとう。』というセリフをけっこう使うのですが、この時の彼女の答えは、『あら、そんな事は気にしなくていいのよ。 だって此処はアメリカじゃないわ。マイアミよ。』というものでした。
もう、これにはマイッタマイッタです。 流石はマイアミ! 恐るべしオリジナリティ...。
その、アメリカではないマイアミをブラ歩き。
リンカーン通りの路上カフェ。
何処から何処までが、どの店のテリトリーなのか、境界線は分かり難いですが、何となく見ていると、そのテーブル席の向かい側に在るレストランがその範囲を担当しているようなので、目に留まったシーフードレストランの近くに座りました。
すると、早速ウェイターがこっちに向かって来るではありませんか。
レスポンスが早いですよ。これは高級店ですね。
んで、気前の良さそうなヒスパニック系のウェイターがトークも上品な英語で、『只今はハッピーアワーでございますので、飲み物は全て25%offか、ペアでオーダーいただくと一杯分だけの料金になります。』と説明してくれました。
もちろん、お得なペア料金利用で、それぞれトロピカルカクテルをオーダーしましたよ。
ランチの料理としてシーフードコンボを注文したら、きっちり正統派スタイルでブレッド&バターの付け合わせ。
このブレッドが、これまた如何にも自家製といった感じの、ふわっとモチモチに美味しい味でした。
そして、一皿が二人分のシーフードコンボが運ばれてきたのです。
ウェイターの態度はきっちり丁寧で、よく気の利く執事といった感じです。
ゴージャス豪華絢爛のシーフードコンボ!”
マイアミで代表的なシーフードと言えば、ストーンクラブでしょう! これは絶対です!
しかも、その品質が一級品!
少々品の無い話ですが、もしも日本のレストランでいただくとなると、このクラスなら1個で1000円はするでしょう。
この時のコンボには、ストーンクラブが3個入っていましたから、それだけで3000円になる訳です。
このシーフードコンボは、一皿が二人分で75ドルほどでしたから、そうなるとストーンクラブ以外のシーフードは残りの約5000円分という事になる訳で、そんなバナナ!の、かなりお得な料金設定だと思いますよ。
つまり、一人が38ドル程度ですから。
ストーンクラブだけがシーフードじゃありません。
カニも海老もロブスターも、一番美味しい部位ばかりの特上コンボです。
ああ"ぁ...。 美味しかった...。 最高...。 幸せ...。 ヤバ過ぎ...。
そしてまた或日の事ですが、マイアミビーチのサウスビーチエリアに、ビッグピンクというレストランが在りまして、かなりビッグに目立っておりました。
見たところ、カジュアルレストラン風だったので、特に予約もしないまま、夜になったら来てみようという事になったのです。
日中のブラ歩きを楽しんでから、夜には夜でディナータイムを楽しむならば、顔を洗って出直すしかないでしょう。
滞在先のホテルは、オーシャンドライブ沿いに在るのです。
(後編に続く…)