ラスベガスから続いたハワイ滞在の海外旅行も、ついに帰国の日となりました。
幸いにも帰国前のPCR検査結果は陰性で、日本入国に対応する陰性証明書も取得してあります。
そろそろ本物の日本食や郷土料理が食べたくなってきたし、そもそもに出発と帰着があるから旅行は楽しいと思っている私たちですから、日本の我が家へ帰る事は、ハワイを去る寂しさにも増して、ほっと一安心する旅のフィナーレなのですよ。
しかしながら、今の日本はどんな状況なのでしょう?
ほっと一安心の生活は、本当に出来るのかどうか。そこには、一抹の不安もあったのでした。
帰国出発日の朝です。
ハワイステイ最後のコーヒーを煎れて、軽く朝食をいただきます。
荷物のまとめは、ほとんど昨夜のうちに出来上がっていました。
キャリーケースをコロコロ押して、1階フロントに向かいます。
手持ちのコンパクト重量計で、荷物の重さも計ってあります。1個は23kg以内ですよ。
チェックアウト問題無し。ハワイ州の宿泊税が、1泊につき14ドルほどもかかるというのは負担ですけどね。
その事については、ラスベガスはリゾートフィーの支払いは無かったし、同じアメリカの都市でも、生活経費はハワイの方が高くつきます。
ヒルトンならタクシーは常駐ですよ。
待ち時間もありません。
タクシーに乗ると、いよいよ帰るのだという実感が込み上げてきます。
懐かしのホノルル空港。
ハワイのタクシードライバーは親切ですよ。
フライトカウンターは、ユナイテッドとコードシェアのANA。
今回の旅行では、アメリカの周遊渡航の場合は、やはりアメリカの航空会社がシステム上でもスムーズだと、つくづく思いました。
ホノルル空港の空には雲多しのお天気です。
また再び、この場所に再訪する日も遠くはないでしょう。
だから、寂しくなんかはないですよ。
フライト準備が整ったようです。
ボーディングタイムとなりました。
四次元バーコードスキャナーで、簡単にチェックイン。
こな時は、まだ機内でのマスク着用にチェックが入っていました。
マスクの持参が無い場合は、無料で貰えますから心配御無用。
機内の座席には、空席が目立ちます。
こういうパターンばかりを見ていると、世界中で旅行が制限されているのかと勘違いしそうですが、旅行者が少ないのは日本からの往復のフライト便だけですからね。
欧米はすでにアフターコロナで、コロナウイルス感染に対する考え方は一新されており、治療薬などの対応も十分なのです。
旧態依然として無意味な対策に無駄金を費やし、前に進めないのが日本の政府です。
それは、私たちなら体験的に知っている事なのでした。
日本からシカゴへ渡った時と同様に、出発して安定飛行に入ったならば、三席に横になって寝られますよ。
ホノルル空港を出発します。
気持ち的には、これから日本へロングスティの観光旅行に出掛けるような気分です。
日本に行ったら物価は安いし、美味しい物をたくさん食べよう!・・・なんちゃってね。
ダイヤモンドヘッドよさようなら。
また再び逢いましょう。
ホノルル上空で急旋回。
ワイキキの街が見渡せます。
もうすでに、座席で脚を横に伸ばしたい雰囲気の桃レンジャー。
機内食も、美味しくいただきましたよ。
三席横並びに二人で座って、余裕の食事。
食事が済んだら私は移動しますから、桃さんには横になって熟睡してもらいましょう。
ホノルルを出発して約9時間。旅客機は、日本の領土へ入ります。
日本の陸地が見えました。東京湾上空です。
そして、無事に定刻通り、羽田空港に到着しました。
はてさて、日本の場合はこれからが一苦労。
指定の順路に従って、長い長い通路を歩かされます。
この時は、昨年末の帰国時よりは人が少なかったものの、待遇的には昨年末同様に、まるで感染者扱いですよ。
一応は、My SOSアブリの四次元バーコード画面を提示しますが、これには全く意味はありません。
何故ならば、バーコードリーダーもITスキャナーも空港には設置が無いので、人が目で見るだけだからですよ。日本のIT革命なんて、たかだかこのレベルなのです。
町の郵便局では、未だにキャッシュカードが使えない局も沢山ありますからね。しかも、何だかんだと言っても、未だにハンコを押してくださいなんて言われたりしますから。酷いのは、サインしろと言われてサインしたら、楷書の漢字で書き直してくれと言われたりする事ですよ。散々ですね。
例によって、アプリ登録には意味が無く、再び書類に記入します。
この手間が必要ならば、何故にアプリ登録させるのでしょう?
そのアプリ登録は、個人を監視する目的だけなのかもしれません。アメリカの場合のIT化は、個人の社会生活をスムーズにし、社会保全を強化する効果があると感じますが、日本はまるで違いますね。個人の監視が狙いです。
レジャー旅行は個人の権利であり自由意思によるものです。何も悪い事をしている訳ではありません。
基本的な考え方が、日本の場合は全体主義の親方日の丸で、個人生活は規制ばかりが強いられているような気がします。
紙の書類をいちいち人が点検すれのですから、係員の人数だって必要だし、それだけで人件費が加算となります。そして尚、時間は無駄に多く費やされるのです。
アメリカ本土からハワイ州への渡航では、スマホにアプリ登録した四次元バーコードをスキャナーで読み取り、確認は5分もかかりませんでした。しかも、担当係員は一人で、100人以上のツアー客に対応しているのですよ。
今の時代はこれが普通であって、日本の対応システムが時代遅れのです。
そして更には、また再びのPCR検査です。
鼻拭い式の検査検体を提出して、結果を待つ間が約1時間。結果は言うまでもありません。ハワイを出発する前から陰性ですから。
日本国内では、コロナ陽性者が大勢出歩いているのではないでしょうか?
この日は、羽田空港に到着してから帰国検査に要した時間が約3時間。昨年末の6時間よりは半分に短縮されたものの、本日中に自宅へ帰る事は出来ません。
日本に着いてから検査の手間時間がかるだれろうと、それを見越して事前に予約していたホテルがマイステイズ羽田でした。
一泊だけだからと、安い部屋を選んだ結果がこの通り。
それでも、昨年末に強制隔離された部屋よりは広くて快適ですよ。
日本のホテルのダブルベッドは狭い…。
ホテルの部屋に荷物を置いて、やっと開放された自由の身で、やって来たのは近くの居酒屋です。
此処に来て、日本のビールが美味かった!
そして、牛モツの煮込み。
手作り餃子も、しっかりいただきます!
この味噌ラーメンが最高に旨い!
これですよ! 日本の味噌ラーメンは!
一夜明けた次の日は、郷土に向けた出発前の羽田空港にて、天ぷら盛り合わせと盛り蕎麦のセットが遅い朝食となりました。
これがまた、日本&日本のWジャパンみたいな感覚で、古里を想う懐かしい味になっているのですよ。この時はね…。
羽田空港を飛び立った旅客機が東北地方の上空へ入ると、見下ろす陸地は白銀の雪が残る世界です。
写真中央の湖は、十和田湖ですよ。
そうですよ。時期はまだ3月ですから、残雪の八甲田連峰が見えています。
そして、むつ湾側から青森空港へ入ります。
三角のタワービルは、青森物産館のアスパムです。
青森空港到着です。
帰り着いたる日本の我が家。
里には雪も消え去っていて、明るい陽射しの我が郷土です。
思えばかれこれ約1ヵ月間も、ラスベガスからハワイへと渡り歩き、コロナ禍の日本を後目に楽しんだ海外バケーション旅行。
無事に帰着となった想いは懐かしく、そしてまた再び、海外への志しを高くする日々へと繋がるのでした。
庭の残雪に囲まれて、日本人の孫は逞しく育っておりました。
次のハワイには、是非とも孫も連れて行きたい! コロナ如きに、海外旅行の意欲が挫ける私たちではありませんよ。
長々と引っ張ってまいりましたラスベガス〜ハワイの周遊旅行記も、今回を以て最終話と致します。
個人的身勝手な感覚にての旅行記で、何かとご迷惑な文章も有ったかと存じますが、ここまでご覧になっていただき、誠にありがとうございます。
もしもよろしければ、この次にはまたまた新しいハワイ旅行の体験記を掲載しますので、引き続きその記事も楽しんで見ていただけましたら幸いに存じます。
そうです。過去2年間の海外旅行ブランクは、これだけで解消出来るものではなかったのですよ。
今後とも、(ふみプレイス)を、どうぞよろしく!😁