コオリナに滞在する場合のお楽しみはいろいろありますが、マリオットビーチクラブでは、滞在者が本格的なアメリカンBBQグリルの施設を無料で自由に使えるので、それを利用した自己流BBQ料理の食事をするの事によって、日常を離れたリゾートの生活感を満喫する事ができます。
都市部の喧騒を離れたリゾートエリアで、自己ホームのコンドミニアム利用だから、バケーション滞在でありながらも、まるでそこで暮らしているような非日常をエンジョイできるのです。
マイBBQは、時には調理の失敗もあったりするけれど、自由で気ままで豪快な食事が出来る事が最大のお楽しみ。 ハワイの自炊生活なら、こうでなくちゃ!…って、絶対にそう思いますよ。
コオリナ第3ラグーンビーチ。 一年を通して、とても美しい浜辺です。 マリオットビーチクラブの滞在者なら、まるでここが自分のプライベートビーチであるかのような気分に浸る事ができますよ。(注;ハワイ州では、旧王族の所有地を除いて海岸線は公共区域と定めており、基本的に個人によるビーチの所有は認められていません。但し、法人の管理区域は存在します。)
そのラグーンビーチからビーチロードを挟んで、内陸部側の一段高い場所にあるのが、マリオットビーチクラブのガーデンエリア。 そのガーデン内には、現在三か所に本格的なBBQグリルの設備が整えられているのです。 写真の場所は、ナイアタワー側のBBQガーデンです。
BBQガーデンでは、ほとんど毎日夕刻前になると利用者が集まってきます。 一般的に、公共ビーチでのアルコール飲用は禁止というのが常識のアメリカですが、このガーデンエリアに一歩入ると、そこはマリオットのコンドミニアム施設ですから、例えばビールを飲みながらBBQをしていたって、それは個人の自由であって、常識的マナーさえ守れば一向に構わないのです。
こちらは、コナタワー側のBBQグリル設備。
日本ではあまり見られませんが、アメリカの人ってハンバーグもグリル焼きするんだねぇ。 しかも、そのハンバーグがいかにも奥様の手作りって感じじゃないですか。 食材の仕込みは女性が主役で、BBQで焼き調理するのは男の役目。 欧米では、それが基本で、それにはちゃんとした理由もあるのです。 一方で、奥のグリルではソーセージも焼いてますよ。 フライパンにオイルを垂らして炒め焼きするのが日本流ですが、こうやって見ていると、何だかグリルローストの方が美味しいような気がします。 ま、もっともハンバーグという食べ物はアメリカが基本のフードで、ソーセージはジャーマン料理ですから、焼き方も欧米流が一番でしょうか。
こうなったら、ここで日本人が引いてなるものか!と、大和魂の日本オヤジも、一発BBQに挑戦してみましょう。 自由に使える調理用具も、ちゃんと整備されているのです。(実は、もう慣れっこなのですけどね。)
んで、まずは気合を入れてコロナエクストラを一気飲み。
本日の食材はステーキ肉とベーコンで、他には余りご飯をアルミホイルで包んだ焼きおにぎり作りと、イングリッシュマフィンのグリルです。 レベルとしては、初級ですな。
BBQコンロに火を点火して、グリルの鉄心棒が熱く焼けてきたなら、その上に食材を並べます。
コンロに蓋をして、待つ事しばし...。 この待ち時間が重要で、愛が冷めてはいけないけれど、コンロが燃え上がっても困るのです。 その加減は、実に 微妙ですよ。 愛もBBQも、繊細な心が肝心です。
ほれ! どうですか? この丁度良さ!” 愛もBBQも、焼け焦げる前が美味い時。 素晴らしい出来上がりですねぇ。
イングリッシュマフィンも、基本の生地はアメリカ製がやっぱり美味しいですよ。 強火で手短にトーストすると、外側はカリカリで、中のバンズは噛めば噛むほどに味わい深さを感じる、日本の焼き餅みたいな食感と風味です。
焼き上がったステーキは、自室に運んで食べ易いようにカットしました。 ミディアムレアの焼き加減が、この写真でよく分かるでしょう。 自前調理で安上がりでも、最高に美味しいステーキが出来るのは、BBQコンロの威力のお陰様ですよ。 キッチンでフライパン調理しても、なかなかこうはいきません。 ましてやコンドミニアムのキッチンならば、そこでステーキを焼いたら火災報知器が作動しかねない事態となります。 そういうトラブルは、けっこう日本人旅行者に多いらしいですよ。 マリオットのコンシェルジュから聞いた話ですけどね。
本日は、午後のランチでもボリュームたっぷり。
しかも、マイルームのベランダで、海を眺めながらのランチですから、これが日本の日常な訳はありません。でも、ハワイ滞在中は日常なのです。
続いて、中級レベルをご紹介しましょう。
焼き食材は、牛のトップサーロイン肉に骨付きカルビ、ロブスターテールと特大ロブスターの爪脚、そしてコーンです。
焼き上がりはご覧の通り。 美味しそうでしょう。。。
お腹が空いている時なら、思いっきりやっちゃいますよ。 マッシュルームにアワビも添えて、骨付きカルビ肉はパイナップル乗せで焼きます。
香ばしい香りが、この写真の煙で感じ取ってもらえたら嬉しいですねぇ。 筋の堅い骨付きカルビも、パイナップル乗せの効果で柔らかくジューシィに焼きあがります。
はい! それでは、自室のベランダで、いただきまぁ~~~す!”
これは、息子二人も交えて4人滞在したときのBBQ食材です。
新鮮な殻付き生牡蠣も手に入りました。
ビッグサイズのホワイトシュリンプに、ハワイ産のアバロニ アワビ。
焼き調理に関しては、二人の息子が役立ってくれます。
エビと牡蠣とアワビを焼きます。 BBQコンロの火力は絶大ですから、こういった新鮮なシーフードなら、見た目に生焼け程度の手短に焼き上げるのがコツですよ。 焼き過ぎは禁物です。
トップサーロインのステーキ肉はパイナップル乗せ。 キングサーモンは皮側から焼きます。 コーンとオニオンはそれなりに、イングリッシュマフィンとパプリカは、じっくりと焼きましょう。 これが上級レベルのBBQです。
ベランダでいただくファミリーディナー。 ハワイの夜風を感じながら、BBQ料理の味は最高です。
はてさて、BBQに使う食材の調達についてですが、私たちの場合は、カポレイのセーフウェイやアラモアナのドンキホーテから仕入れる場合が多いですよ。 多少の不足分や調味料などは、ABCストアでも買う事が出来ます。 アメリカでは、お肉も野菜も種類が多く、値段も様々です。
例えば、生のサーモンやロブスターテールに割り引きシールが貼ってあったら、これはもう買いですね。
ビッグシュリンプに生牡蠣も、大パックが安いから嬉しくなっちゃいます。
ホームに帰って、キッチンでザっと開けた買い物品が、ご覧の通り。
活ロブスターの下拵えですが、まずはナイフで堅い殻の背を割ります。 西洋ナイフの使い方は、押切りが基本ですから、和包丁の使い方とは逆ですよ。 万能包丁ばかりに慣れてしまっていると、西洋ナイフが切れないと思うかもしれませんが、そんな事はありません。それは使い方が悪いのです。
背を割ったロブスターには、その切り口からたっぷりとバターを練り込みます。 これは、ロブスターを柔らかく焼くためのコツです。 焼きロブスターの味も、まろやかになりますよ。
そして、下拵えの食材をグリルに並べるだけ。
このように、種類の異なる食材を一気に焼く場合には、その食材によって焼き上がり時間が異なりますから、その焼き上がり加減をよく見て、適切な判断で取り上げなければなりません。 このファジーな感覚は、経験がものを言う段階に入ります。 (・・・シェフ ふみ ・ 語る。)
これは、上級レベルの更に上で、SS(スーパースペシャル)レベルのBBQです。
自室のリビングテーブルで、BBQ料理のディナーパーティ。 作法は気にせず自由な食事ですよ。
ステーキもロブスターも、ボリュームたっぷりで最高に美味しいですよ。
例えば、自前調達なら、Tボーンのポーターハウスステーキ肉も安い物です。 このお肉は、ドンキホーテで見つけました。
ハワイアンシーズニングスパイスをたっぷり使って、隠し味には、お醤油を一垂らし...。
コーンと牡蠣なら、桃レンジャーでも焼く事が出来ます。 でも、グリルの熱はかなり高いので、焼けた食材の取り出しは、この私。 実は、焼いているふりスタイルだけの桃レンジャーなのですが、それでもグリル周辺は熱いから、十分に気を付けてくださいよ。
コーンと牡蠣が焼けました。
お次は Tボーンステーキです。 このステーキをレストランでオーダーしたなら、お値段ビックリ財布はゲッソリの高級メニューですぞ! それが自前で安く美味しく焼けるのですから、レストラン値段がバカらしくさえ思えてきます。
どうですか? この焼き上がり!” 最高でしょう! え? 形が悪いってか?”
そりゃね、骨の形がはっきりと Tの字になっている部分だけを選んで、お肉の周囲をカットして形を整え、カッコよく焼いたなら、カットしたお肉部分の値段も含まれて、料金は高くもなるでしょう。 レストランの高級な雰囲気は大切ですが、セルフ調理のホームディナーですから、お肉は無駄なく焼きますよ。 中心の骨腱を境に、左右で部位の異なるお肉を味わえるのが Tボーンステーキですから、それをそのまま強力加熱で焼き上げるのが、美味しいステーキの作り方です。 マリオットのBBQグリルは本格的な業務用レベルの設備ですから、家庭用の物とは規模も機能も大違いですよ。
どりゃ! 焼けたぞ! 焼き加減は、脂身部分をきっちり焼いたミディアムだ!
ん”・んん~。待ちきれん! どれ、一口味見じゃ! う・旨い!!! うま過ぎるぅ~!’’’
サンセット前の、西日が眩しいベランダディナー。 奥様には、ステーキを一口味見でカットした事は内緒です。オホホのホ♪”
焼き牡蠣も、これがまた、たまらいくらいに美味しいのよね~♪”
焼いた牡蠣には、レモンをたっぷり絞って振り掛けます。 食べ応えはクリーミィでホクホクです。 最高です。
マリオットのホームでは、ほとんどの場合に食事は自室のベランダでいただきます。 このオーシャンビューの景観も、素晴らしいご馳走なのです。 そしてまた、散らかしても後片付けは次の日で大丈夫だし、リビングよりも掃除が簡単ですからね。
ハワイの陽光に輝くコロナビール。日本で買うより100円も安い!(笑)
ハワイのホームはオーシャンビュー。非日常が日常になるバケーション。
コオリナの海に陽が沈む。。。
それを眺める場所が自室のベランダ。
一年に数週くらいの期間なら、こんな日常があっても良いでしょう。 人生は一度きり。
でも、ようやく掴んだバケーションライフが、今はちょっと凹んでますけど...。
きっと、ね!”
マイピック