私はいわゆる、『巨人・大鵬・玉子焼き』世代である。
少年時代には日本のプロ野球カードに飽きたらず、当時では入手困難だったクラッカージャックのオマケに入ってくるメジャーリーグカードのベーブ・ルースの写真が欲しくて、マンガ本の懸賞に応募したりしたものだった。
やがて近代的情報化社会の時代に入り、アメリカ本土のベースボールでサンフランシスコ・ジャイアンツの写真を見た時に、人生にメモリアルな強烈カルチャーショックを覚えたのである。
『日本のジャイアンツって、アメリカの猿真似だったんだ…。ユニホームだけに留まらず、チームロゴのイニシャルまでもそっくりそのままアメリカの真似っこだ。第一に、野球自体がもともとアメリカのスポーツじゃないか。そう言えば、車や家電製品までもが日本の商品はアメリカのコピーで、結局はそれを売りにしていたんだな。』
多感な少年時代の私は、その日から意識が大きく変わっていった。
ジャイアンツならサンフランシスコだし、タイガースならデトロイトだろう!
近年の日本は、中国や韓国が日本のキャラをコピーしているなどと非難しているが、そもそもそれは、日本がアメリカのコピーをしていた時代の名残行為なんじゃないのかな…?
ベースボールが世界的なスポーツじゃないってのは知っているさ。
だからこそ、本場のベースボールとして存在しているメジャーリーグが最高峰なんだと思うよ。
サッカーの最高峰がオリンピックじゃなくてワールドカップであるように…。
イチローがシアトルマリナーズに入団したのは2001年の事だった。
初めて見たメジャーリーグのゲームは、シアトルのセーフコ・フィールドだったのである。
その時は、屋根が開閉式のスタジアムに驚いたが、それはナイトゲームと雨天時のデイゲームにのみ閉ざされる、雨除けの屋根でしかなかったのである。
ロサンゼルスのアナハイム球場は、エンゼルスのホームだった。
そこは年間を通して雨量の少ないサバンナ気候の地域性だからして、屋根などは必用無かったらしい。
ニューヨークのヤンキーススタジアムでは、中央部分だけが解放された半ドーム形状のフィルドとなっている。
つまりベースボールとは、そもそもに野外競技なのである。
はてさてマーリンズ球場の環境とは、いかがなものか?
その地域は、アメリカ合衆国の最南端である。
マーリンズスタジアムは、完全密閉式の室内環境型野球場だったのだ!
それは亜熱帯気候のマイアミにおいて、冷房完備の環境で気持ちよくゲーム観戦するための設備設定なのです!
『マーリンズスタジアム・試合開始前の興奮』…動画ですよ~!
↓
外野席上部には、TV中継のカメラ台が設置されてありました。
そして、マーリンズスタジアムの特徴である、ホームランボードの舞台裏…。
これが、ホームベース側から眺めたホームランボードですよ。
このボードが、マーリンズ選手のホームランの時にだけパフォーマンスするのです。
それでは、実際のホームランパフォーマンスです。動画でどうぞ!
↓
デイゲームでありながら、屋根の閉ざされたマーリンズスタジアム。
それは観戦ファンはもとより、実際にプレイする選手たちだって涼しい環境でのゲームができるって事なのでありまして、はっきり言ってこのスタジアムは、室内野球とでも表現できるような環境なのでした。
おりしもこの日はスクールデイ。
小中学生は招待ゲストで、その人数だけでも観客席は大賑わい。
その上に、チアリーディングのパフォーマンスですよ。
おっと! ドリンク販売係員のパフォーマンスも面白いけどね。
メジャーリーグのチアリーディングは一流です。
ダンスのレベルは体操競技の域を踏まえ、シルクドゥソレイユのショートプログラムとでも言えるような、華麗なパフォーマンスを見せてくれます。
それはそうですよ。私はその世界を知ってるけどね。練習だって半端じゃないのよ!
でもこの時のゲームでは、残念ながらイチロー選手の登場はありませんでした。
ただし、彼はちゃんとダッグアウトで控えていたのです。
シャッターチャンスは逃しましたが、マーリンズ勝利で迎えたゲームセットのハイタッチラインナップに、その姿を見てとれました。
イチローは、ちゃんと控えていたんだなぁ…。ある意味では当然だけど…。
こうなったら、明日のゲームも見に来るしかないか?!?!?
本日のゲーム終了で、開閉式のスタジアムの屋根が開きます。
ここから一気に気温上昇!
その変化には、驚くばかりでありました。
それではここでクェスチョンです。
Q1…デイゲームでありながら閉めきっていたスタジアムの屋根を、わざわざ試合終了後に開くのは何故でしょうか?
はい! その答えは、芝生の育成のための措置なのです!
そうです! 本場のベースボールが野外スポーツだという根拠には、天然の芝生の上でプレイするという環境が重要なのですよ。
つまりその、日本の人工芝の球場は、選手にとって危険なフィルドであるという事…。
だからほれ、完全密閉式のマイアミスタジアムでも、わざわざお金を掛けて、日光を取り入れる設備として建設しているのです。
天然草の深い芝生は、試合中の冷房にいじめられている訳で、その試合後に太陽光を浴びさせ、雨量豊かなスコールなどにも恵まれるようにする事によって、枯れらせずにすくすくと育てているのです。
凄いですなぁ、こういう考え方そのものが、根本的に大陸的なのだと思うのですよ。設備へお金をかける考え方が、日本とは違うように感じるなぁ。
はてさて話題はイチローです。
どう見たって観客ファンが着ているTシャツなら、イチロー51が多いでしょう。
そしてまた、バブルヘッドドールの展示コーナーでも、彼の人形を探す目線が圧倒数…。
この展示コーナーには、360度のショーケースに有名選手の人形が陳列されているのです。
いやはや、凄いですなぁ。
これだけのコレクション、もしかして個人蔵で所有している人も、アメリカならば居るのかな?
あった! 見つけたぞ!
しかも、私の持っているイチロー人形も展示されている!
あぁ”、、、だんだんと、彼のプレイを見るまで日本に帰れないような気がしてきた…。まずい…。 明日はナイトゲームだ…。
んで、帰り際にオフィシャルストアに立ち寄ります。
こういうのも、当然の成り行きなのです。
『ICHIRO51』なら当たり前。
アメリカに来てまで、『イチロー』のカタカナ標記にはビックリだよね。
そしてまた、何だかんだ言って私も買ってしまいましたよ~♪
マーリンズグッズで、バラマキお土産も整った!(笑)
でもしかし、他人にゃ渡せぬ物もある!
今年の秋は、マーリンズジャケットで頑張るぞぉぉxx~~~!”
いやはや、とにかく最初のメジャーリーグ・ボールゲームを楽しみました。
ディゲームだから、これからまだ明るいうちにダウンタウンへ帰れるのさ。
地元の小学生のヘアーファッションが、これまたクールにお洒落なのです。
マイアミだねぇ。可愛いねぇ。
おっと、こちらは可愛いどころではありません。
マイアミポリスのバイク機動部隊。
そしてさらにはポリスカー。
メジャーリーグは、どこの地域でも一大イベントなのですよ。
でも、予想していたよりは平穏な状況でした。
マイアミの人たちって、噂に聞くほどダーティでもないんだよ。
マイアミは危険な街だってのは、どうやら世間知らずの日本人感覚みたいですなぁ…。
ただし、油断は禁物です。
私もですねぇ、安易な感覚で『安全』などとは言いたくない。
実際の、帰り道の状況を写真でお伝えいたしましょう。
そりゃね、途中には地元の学校だってありますよ。
普通のアメリカの街なんですから。
しかもなお、『愛を込めて教育します!』というタイトル表記のスクールバスまで運行したりして、普通以上に平穏な街がダウンタウンなのですよ。
しかしながら、歩く道すがらの途中では、夜になったら不安になりそうな場所もあるわけで…。
だからほれ、日本で見られるガイドブックには、『ダウンタウンからマイアミ球場まで、徒歩で行くのは無理…』などと書かれていたりもするのです。
私等の場合は、これまでの旅行経験を踏まえた独自の判断がありますからね。けっしてアメリカの街を軽く見ている訳ではないのですが、とにかく在りのままをリアルにお伝えするのみです。
どうかその点を差し引いて、ご参考までにご覧ください。
何だかんだと申しましたが、とにかく普通にメトロムーバーの駅まで歩いて来ました。
ナイトゲームの帰りだったらタクシーという手段も考えられます。
その時の状況に応じて、いくつかのパターンで判断する余裕が必用でしょうなぁ。
はてさて、ホテルに帰り着いて一休みしてから、ぼちぼちと夕食タイムへ向かいます。
その場所は、昨日に散策済みのベイサイドマーケットプレイスですよ。
おっと! マイアミには、午後の一時をヨガレッスンで過ごす人たちも多いのですね。
これはまた、ハワイにも劣らぬ本格的なエクササイズプログラムですぞ!
むむ! 公園の芝生でくつろぐのは、人間ではなくて野生のリス?
おりょりょ!!” 素早い動きはムササビか? モモンガ???
昨日のフラミンゴ(?)に続いて、いろいろ居るのがマイアミです。
マイアミのベイサイドマーケットプレイス。
ウィンドーショッピングには面白い場所だけど、いろんなレストランもあるのよね。
はい~~~!”
それでは、今宵のディナーは、ここにしましょうか!!!!!!
どーですか?