マイアミ旅行の前半をダウンタウン滞在にしようと思った理由の一つに、メジャーリーグ観戦がありました。
もちろんそれは、マイアミビーチのホテルからだって行かれない場所ではないのですが、旅行前に資料で現地リサーチをした限りでは、ダウンタウンのホテルからなら徒歩圏内だと思えたのです。
私達は、海外へ出掛けてもけっこうブラ散歩が好きです。それに加えて私ならば、だいたいの地理を頭に入れると、感覚的に迷わず歩けるという得意技があるのです。
そしてまた、現地を自力で歩く事こそが何よりの地域理解にも繋がるという事も、体験的に知っていました。
ただ一つだけ心配なのは、マイアミの街は治安が不安だという噂だったのですが…。
マイアミ二日目の朝は、ゆっくりでした。
マリオットの高級ベッドで熟睡したならば、疲れもほとんどありません。
それにまた、キッチン付きのリビングルームがベッドルームと別室になっているという構造も、滞在感に余裕があって良いものですねぇ。
２ルームのスィートも、ベランダからの眺望に関しては今一ですな。
ま、場所がダウンタウンの繁華街という事もあるから、ストリートに面した部屋という環境は、致し方無いところでしょうか。
何たってほれ、ストリートの上に架かるのは、メトロムーバーの鉄道ラインですよ。
でもしかし、滞在ホテルの隣りビルにメトロの駅があるってのは、街歩きには便利です。
今日は、マイアミマーリンズ球場まで行ってみるつもりなのですよ。
マリオットダウンタウンホテルから最寄りの駅までは徒歩で３分程度です。
ステーションはナイトセンタービルの２階にありました。
高架橋の上に位置するオープンエアのプラットホームですが、不思議な事にこの場所ではすでに冷房が効いていて、周囲の外気温から隔離された空間になっています。つまりそれは、空調システムが高度に完備されているという事ですよ。エアーシャッターの空調なのかねぇ？
それにまた、施設が綺麗に整備されていて、ゴミ一つ落ちていないどころか、ホームレスの姿も無いのです。
無料のメトロを利用して、10ブロックほど乗り継いだ先のウィッキィＤフォガーソン駅でムーバーを降ります。
地図から推測する私の勘では、これで目的地までの三分の一は進んだ事になるはずです。
メトロの駅を降りてから、徒歩でストリートを西方向へ進みます。
帰りの事もあるから、とにかく周囲の建物を見ながら、目印になりそうなポイントを確認しながら歩くのです。
おぉ！” これは頼もしい！！！
マイアミ市警の本部が、この場所にあったのだ！！！
マイアミポリス、バンザイ！！！
しかしながら、一般道には人の姿が少ない…。
そりゃぁねぇ、この●ソ暑いマイアミで、とぼとぼ歩いてる人なんて、よほどの物好きしか居ないわなぁ…。
むひょっ！” あれだな！？！？
見えたぞ！ あの丸い屋根がマーリンズ球場か！”
しかし、ここからどっちへ行けばいいんだ？？？
こりゃ！ 下向いて歩いてる場合じゃない！
ここから先は橋なんだ！ ブリッジだぞぉ～～～～～～！”
ギョエッ！”” 橋が、、、ブリッジが…、割れた？？？”
ブザー音が、周囲にブヒィ～＃ブヒィ～＃と鳴り響いている！！！”
あの先に居るおばさん、あんなに近づいて大丈夫なのかねぇ？
あちょぉぉぉ～～～～！””
『気を付け！』した橋の間を、貨物船が通り抜けて行くではないか！！！”
んで、、、橋が閉まった…。
あらま！” 遮断機が下りたままだってのに、その下を擦り抜けて橋を渡ろうとする青年が一人…。
私達なら、ちゃんと遮断機が上がってから進みますよ！
でも、歩いて行って大丈夫なのかねぇ？
とにかく、地元のおばちゃんに付いて行くのが一番の安全策でしょう。
おぉ！ ここだ！！
ここがブリッジの分かれ目なのだな！
しかしまぁ、よくもここまでキッチリくっついているもんですなぁ。
（感心・感心）
マイアミの海に繋がるリバーサイド。
このリバーサイドの邸宅は桟橋付きで、敷地内にはプールも設置されていたりします。こういった風景は、けっこう映画にも出てきますが、この周辺に住んでる人たちは、かなりのお金持ちなのですよ。
もちろん、レジャーボートも当然ながら自己所有でしょうねぇ…。
はてさて、ブリッジを渡りきった所で方向を見失いました。
そこで、たまたま居合わせたおばさんに、マーリンズ球場までの道程を尋ねてみたのです。
ところがこのおばさん、英語はまったく話せませんでした。つまり、ほとんどのマイアミ住民は、通用語がスペイン語だという事です。
あちゃぱぁ～～～＃°”
それでも何とか、マーリンズ・ボールパークへ行きたいという意味は伝わったみたいで、『説明が面倒だから付いて来なさい！』と言ってくれたのだと認識しました。
私が喋れるスパニッシュは『ミカサ・ツカサ＝あなたと私』と、『アミーゴ＝同胞・兄弟』と、『グラッチェ＝ありがとう』だけ。（笑”）
このおばさんにイチローの名前を言っても、全然知らなかったよ。
第一に、マイアミではベースボールを観戦する人も少ないみたいだからねぇ。
おや？ 道端の水溜りで、のんびり水を飲んでいるのは白いフラミンゴか？
ここは動物園ではないのですが、日本的感覚からすると、ここはまさに異国ですなぁ。。。
そうこうしているうちに、突然のように道の向こうに見えてきたのが白いドームのマーリンズ球場。
道案内のおばさんとは此処で分かれましたが、とても優しい人でしたよ。
おばさん、どうもグラッチェ！
本日は水曜日。しかして此処にスクールバスが停車してる…。
もしかして、マイアミの小学校の授業にベースボール観戦の時間があるのか？
もしかして、マイアミの小学生は、マーリンズ応援が義務教育なのか？？
んぎゃぁぁぁ～～～！” 小中学生の大行列だぁぁぁｘｘｘ～～～～！！
実は、私達はこの日のチケットは持っていません。
そうです、お得意の『行き当たりばったり作戦』だったのです。
この時期のホーム球場におけるマーリンズのゲームは、７月２２日から７月３１日までの10連戦。その中で、水曜日と日曜日がディゲームなので、夜の出歩きを避ける意味でも、まず最初の様子伺いとして、この日の来訪を決めたのでした。
つまりその、タウン散策がてらにマイアミ球場まで徒歩で行かれるかどうかを試してみて、あわよくばチケットを買ってゲームを見ようという訳ですよ…。
んで、ここまで来たからにはチケットブースに並びましたよ。
『当日売りで、一番いい席をくれ！』
『バックネット裏が、TAX込みで38ドルだけど、いいかい？』
『げっ！ バックネット裏が、たったの38ドル？ マジ？ ニューヨークのヤンキース戦なら、1000ドルだぜ！！！” 本気？ それって、本当にネット裏の１階席なのか？？？』
『あはは♪” 今日はスクールディなんだ。小中学校の生徒は招待で、一般客のチケットも安い日なのさ。あ、でも、このカードは使えないなぁ。JCBって何だ？』
『ぶひっ＃ んじゃ、VISAカードでお願いします…。』
やったぜぇ～～～♪”
兎にも角にもチケットゲットだ！”
入場開始は12:10からで、試合開始は13:00です。
ダウンタウンからぶらぶら歩いて来たけれど、到着時刻は正午前。
丁度よいタイミングで、入場受け付け開始です。
どこから入ったら座席に近いのか分からんけれど、とにかく最寄りの入場口から入りましょう。
入口では、持ち物チェックが行われます。危険物だけじゃなく、飲食物も持ち込み禁止だからネ。
白亜のドームは巨大ですぞ！
そしてまた、雨も降ってないディゲームだってのに、開閉式の屋根は閉ざされているのです。
はたして、その理由とはいかなるものや？？？
ヒントは…。
『暑”いぃ～＃ ここまで歩いて来てからに、さらに階段を上るのも、しんどい！ あぢぃ～～～＃”』
むほほ♪°°°～”
球場内は涼しいぞぉぉぉ～♪ 汗も乾いて快適だぁぁぁ～～～♪～”
そうです！ マーリンズ球場の開閉式屋根は、雨除けという意味よりも、冷房を効かせるための設備だったのです！
だからほれ、お天気が良いのに屋根を閉めて、わざわざ照明を点灯させている訳です。
流石は亜熱帯地域のボールパークだねぇ。マイアミって、お金持ちだねぇ。
ぎょえぇぇぇ～～～！ 広い！！！
ここは外野席の一番上だったのだ～～～～～～～～～～～！
…って事は、正面ゲートは反対側って事ですな。
ま、ね。ここは個人的に球場内ツアーと洒落込んで、ぶらぶら歩きながらホームベース側へ行きましょうか。
写真掲載数の関係で、球場内ツアーの説明は後回し。
はい、はい、はい！ バックネット裏のブロックにやって来ましたよ。
私達のシートは、この階段をホームベースに向かって降りて行った先なのです。
一応ね、係員にチケットを見せてからの通行ですよ。
はい、ここです！ ネット裏の、前から13列目ですね。
けっこうGoodな座席でしょう。
座席に座って観戦している目線は、こんな感じ。
広角写真だからね。実際にはもっと迫力があって、リアルな雰囲気だよ～♪
ただし、本日の先発メンバーにイチローの名前はありませんでした。
うぅ”～む…、、、残念。
マーリンズには、ライトフィルダーにスタープレーヤーのスタントンが居るからねぇ。それは知っていたんだけれど、代打でもいいからイチローを見たよねぇ。
マーリンズの応援コールは、『レッツゴー・フィッシュ！』って叫ぶんだよ。 面白いねぇ。
でも、マーリン君を見に来た訳じゃぁなんだよねぇ。。。
イチローの出番が無いところを見計らって、ランチタムの買い出しといきましょう。
こうなったら飲むしかない！
物事を、何でもかんでも飲みの理由にしてしまう私の性格は、非日常でも変わりません！（笑）
んで、メジャーリーグ観戦に付き物なのは、ボールパーク・ホットドックでしょう！！！”
オニオンやピクルスは、トレイからセルフで入れるんだよ～～～♪
桃レンジャーは、試合には目もくれず…。
そう言う私も、爆食いで…。
『ウ・う・美味い＝＝＝！！！！』
『あ！” イチローだ！！ 見えた！ ベンチの中に居る！！！！！』
あちょぉぉぉ～～～～～～！”
何処がイチローじゃい？ これじゃぁ判別つかんだろうが！！！
やっぱり、i Ponのズームと画質じゃぁ、この距離では写真にならんなぁ。
お～～～し！ 私のカメラで探してみよう！
あっ！ あれか？ イチローじゃないのか？
えっ？ 角度が違う？？？ そっちはベンチじゃないってか？？？
おっ！” これこそイチローだろ？？？
皆、注目してるし！
ん？………んん？？///” キュ～～～ン → → 
ドカン！
ぎゃ！
ドカン！ぎゃ！す・スンマセン、、、マジメに探しますから、、、
”
”：
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あ”！ 見っけ！！！ 今度も…
”ブヒ！
”ブヒ！
もはやこうなったら、国際的に自撮りでしょう！！！
そうです！ スタープレィヤーは、自分なのです！！！
はい～～～！” JAPAN も負けてはいられませんよ～♪”
（どや？ 二人で歩かんでも、一緒に座ってる証拠があるじゃろが！！！ むふ♪”）
イチロー応援は、また次のチャンスに懸けてやる～～～！”
今日のところは、マイアミ球場まで自力で来られる事が分かっただけでも幸いだ～♪
メジャーリーグは、迫力ありますぜ～～～～～～～～～～～～！”