BALLAD 名もなき恋のうた | fuminの映画な日々

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三度のメシより映画が好き。寝る時間を削って映画館でうとうとしてしまうことも…

ケーブルTVでは毎週韓国の歴史劇を観ていますが、映画館では最近日本の時代劇が続きました。
「歴女」なる新語も出来るくらいですから、ブームなんですね、私もそこそこ「歴オバ」ですが…ニコニコ

「TAJOMARU」
「火天の城」
「カムイ外伝」
そしてこの「BALLAD 名もなき恋のうた」
剛ぽん主演、原作はクレヨンしんちゃん、タイムスリップ物ということで、今イチ触手が動かなかったんですが、なかなか評判いいみたいなんで見逃さないように行ってきました。

fuminの映画な日々-BALLAD

いや~、見逃さなくってよかったです^^
ストーリーがとてもよかったですね。タイムスリップに関して小難しい理屈もこねないし…。
新鮮だったのが、「未来から来た」という話をみんなちゃんと信じてくれること。ここで「切支丹伴天連の妖術使いか!」と捕まえられるというのがよくあるパターンなんやけど、みんな心を開いてくれて気持ちよかった。そういうところが子供目線なのかな?
それに、未来人に「歴史的には春日の国は後世に残っていない」と教えられて「こざかしく立ち回る生き方はやめよう」と達観しちゃうところがいいな~。

そして何よりよかったのが、どのキャストもはまっていること。普通は一人くらい「あれはどうなん…?」と言いたくなるキャスティングがあるんやけど…べーっだ!
特にお父さん役の筒井道隆がよかったな~。のほほんとしているようでやるときはやってくれて…。
殿の中村敦夫も重すぎず軽すぎず…、大沢たかおも適役でした。

戦国時代のセットの中に、突然自動車や自転車が走り回り、携帯で動画撮ってみんなで観たりしている光景、どこかで観たような…と思ったら、韓国の歴史ドラマ「朱蒙」や「善徳女王」のメイキングの光景でした^^

剛ぽんの裸事件で公開延期になるかと心配されたけど、無事に公開されてよかったですね~
でも、こんなほのぼのとした話を書かれた原作者の臼井さんは映画公開中にお亡くなりになったんですね、とても残念です。