今朝のテレビでイジメの結果、
悲しい結末となったニュースが出ていました。
で…
ふと、自分の子供時代を思い出しました。
私は保育園の頃、
身体が小さくとても小食でした。
ご飯が全然食べられない
ただ、
当時はお昼を残すことが禁じられていて、
食べられるまで食器を片付けられない時代
私はいつも食パンが食べられず、
食器にのったパンを目の前に
イスに座ってずーとシクシク
おかーちゃんが迎えに来る4時頃まで…
仕方なく服のポッケにパンを隠した事も
でも、
結局見つかり怒られて晒し者のように
カサカサになったパンと睨めっこ
そういう子って…
周囲からも気持ち悪いと言われるんですよね
だからなのか?
うちの親は私を「空手」に通わす事に
空手=強くなると=ご飯をイッパイ食べる…
そんな感じだった?みたい(笑)By我が母親
小学校の低学年、
身体は小さいまま…
でもクッソ生意気だった自分(笑)
上級生や友達から…超嫌われてました
学校の帰り道、
田んぼの用水路で泳がさせられ…
登下校時の通学班、
置いてきぼりは日常茶飯事…
中学年(3~4年生)の頃、
いつも靴下を履いていなくて…
色黒だから更にそれが目立つ(笑)
なんか汚らしい感じの子でした
でね、
ついたあだ名は…
ゴキブリ
ただ、私の場合、
「ゴキブリ!」って言われると…
泣くわけではなく、
口喧嘩で対抗しました
たまに爪で引っ掻いた事もあったかな(笑)
授業中でも喧嘩するし…
それを先生に怒られると、
なんと!走って教室を飛び出します

生意気だわ、スグ喧嘩をするわ、
教室を飛び出すわ…
教師からしても
超問題児ですね
先生からも嫌われていました。
高学年では、
クラスの中心人物たちが卒業文集を作ります。
文集の質問コーナーの中で、
「その子の色は何色のイメージ?」
私の色、
「ゴキブリ」
卒業文集にサラッと記載(笑)
大量に印刷して配布されました(笑)
流石に母親もショックだったのか?
いつの間にかコッソリ文集は廃棄されていました
生意気で…
自己中で…
汚らしくて…
スグに喧嘩して…
友達も少なく…
上級生にも嫌われ…
1人でいることが多かったなぁ…
ん?待てよ?
コレって…
イジメられていたのか?
でも、
当時の私は…
自分が何か悪いんじゃないか?
生意気だし?汚いし?
それとなく
自分で自覚していた気がする(笑)
じゃあ、何でも耐えられたのかなぁ?
ふと思い返してみると…
「いざ喧嘩になったとしても勝てる!」
って思い込みにせよ?
そんな自信が
気持ちに余裕を持たせた気がします。
まぁ、
1人でいるのは少し寂しかったけどね
ちなみに実際に
空手を喧嘩で使ったことはありませんよ(笑)
正確には
相手の顔を殴る勇気がなかった、
これが一番かな?(笑)
月・水・土の19時~21時まで空手。
小学校1年生で
近所の3年生の先輩と一緒に二人だけ…
真っ暗の夜道、
片道1.5kmの道のりを通います。
先輩がお休みするときは、
たった1人…泣きながら通ったことも
当時はビデオもなく
ドリフにひょうきん族、
見たいテレビも見れなかったなぁ。
嫌だったし、
辛かったし、
一緒に通う先輩が一番いじめっ子だったし、
暗い夜道はお化けが出そうだったし…
でも、そのお陰なのか?
中学校に入ると身体も大きくなり
空手をやっていると知られていたので、
からかわれることも少なくなりました。
何より、
自分は強い!
いざとなれば勝てる!
自信過剰ってくらいに(笑)
小学校6年の頃、
一時期だけ空手を辞めましたが
中学校1年生から別の道場で再開。
今度は
勝川から電車で名古屋の黒川まで通いました。
理由は「○○流 空手」と…
なんかカッコいい感じのネーミングに惹かれたから
そこでは
「飛び級」もあり早めに有段者になりました。
また、
色々な武道・武術を体に通しました。
それだからなのか何故だか試合も
地方、全国大会と勝てるようになりました。
実は小学生の頃…
試合で一度も勝った事なかったんですがね
そうやって「空手」というものが何かにつけ、
自分の心の中心、
自信の根底にある
ようになりました。
部活で腕立て伏せをやっても、
何もやっていない他の子よりも出来る!
腕力だって負けない!(実は弱い)
走っても早い!(実はそんな早くない)
あ、でも長距離走は苦手(笑)
(これはいまでも一緒
)
でも、こう考えてみると
もし空手をやっていなかったら…
気弱なままだったら…
まぁ、
生意気にはなってなかったかもしれないけどね
ちなみに、うちの両親ですが…
一度も空手を見に来たことはありません。
雨でも雪でも送ってくれたことはありません。
それどころか
試合を見にきた事も、優勝したことも、
段を取った事を知っていたかも怪しい(笑)
写真だって一枚もない
挙げ句には…
高3の時に同じ市内ですが引っ越しました。
その際なんと
空手の道着も帯も免状も賞状も…
ぜーんぶゴミに出しちゃうし!
(コレはいまでも根に持ってる(笑))
ウチの母…
使わないモノはスグ捨てるんです
オイオイですよね

でも、
それをひっくるめてもすごく感謝しています…
何があっても
自分自身の力で空手をやり通したと
思わせてくれた。
行きたくないって言っても、
寒いって言っても、
先輩にイジメられてるって言っても、
空手を止めたいって言っても…
空手についてだけは、
手助けをしたり妥協を許すことは
ありませんでした。
行け、行かないなら…
お小遣い、クリスマス、お年玉無し…
あらゆる手を駆使して
お金だって何も言わずに出してくれました。
親になってわかる…その苦労
そのくせ…
まるで自分だけで大きくなった顔をする
いっちょ前にエラそうな事を言う
本当は自分だけの力じゃ何も出来ない
あー
むかつく(笑)
でも…
それが分かっていても…
そうされるのも嬉しい
されないと逆に寂しいというこの矛盾(笑)
結局のところ親が子供にしてあげるのって
ただ単に自己満足なんでしょうね
でもそれは当たり前の事で…
何か見返りを期待する訳でもなく
でも、そうやって自分の子ども達も
いつかは親になり同じ苦労をしながらでも
その次につながっていけばイイなって
ちなみに…
私は強い親だったんだろうか
自分の子供に
何か自信を与えてあげられたんだろうか
世に出てからの
武器を持たせてあげられたんだろうか
まだ進行形ですが、
大きくなった今でも…
いまだに心配でしょいがない(笑)
もう、子育ても終盤…
でも親としての仕事は形を変えて残ります。
自分の真似をしなくて良いから…
(逆に真似しないでほしい
)
空手じゃなくてイイ
何でもイイんです。
ただ単に
楽しく!
幸せに!
そして強く!
世の中で生きていく方法を身につけてほしい。
そのために
何事にも動じない
そんな
親としても強くありたいですね