家族との死別 そして「また会おうね」と思えること | 流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産経験のある公認心理師、アートワーク・セラピストの名田文子です。
流産の経験は、理解してもらいにくいものです。
今も心の傷が痛むのに、誰にも話せない。
そんなあなたに寄り添いたいと思います。

こんにちは。

アートワーク・セラピストの なだふみこ です。

流産、死産、新生児死などで赤ちゃんを亡くされた方の

サポートをさせて頂いています。

 

 

先週、

葬儀に参列して

近しかった方をお見送りする

という出来事がありました。

 

亡くなられたのは、

私が所属しているキリスト教会のメンバーでした。

 

享年79歳。

エネルギッシュな、

いつまでもやんちゃ坊主みたいな感じの

憎めないオッチャンでした。

 

 

このMさんは、約40年前に、

当時小学校5年生だった息子さんを亡くされているのですが

Mさんが亡くなられたのは、

なんとその息子さんと同じ日なのだそうです。

 

 

Mさんは

いつの日か天国で、大切な息子さんと再会できるんだ

という希望を持っておられたので

 

Mさんが亡くなられた今

「今頃、息子さんと会って喜んでいるだろうな」

と考えることは

ご遺族にとって、

悲しみの中にあっても

大きな慰めになっているのではないか と感じました。

 

 

身近な人の死

という出来事にあうと

死んだらどうなるんだろう

ということを、思いめぐらさずにはいられませんよね。

 

 

このブログは

主に、流産・死産等で、赤ちゃんを失った方を思いながら書いていますので

 

あなたが、その経験者であれば

あなたもまた

「我が子が天国に先に行って、あなたを待っている」

という状況だということになりますね・・・

 

 

本当のところは誰にもわからない。

でも

親しい間柄であった誰かが

天国で待ってくれている という考えは

生きている私たちにとっては

とても美しいことのように、私には思えるのです。

 

 

ただ、念のために申し添えておくと

「天国で待っている」ということは

「早く来い、と呼んでいる」という意味ではないですよ。

 

 

ひとのいのちの長さは

人が決めることのできない領域だと、私は思います。

 

 

与えられたいのちの時間を精いっぱい生きる 

その様を

大切なあなたの赤ちゃんが

天国で見守ってくれている。

 

そう思って

今日、この日を

慈しんでいきましょう。

 

 

綺麗ごとかもしれませんけど

 

綺麗ごとって

生きる上で、大切だと思うんです。

 

 

あなたの今日が

穏やかで優しいものでありますよう

願っています。