白神山地の旅:自分を楽しませていいのです | 流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産経験のある公認心理師、アートワーク・セラピストの名田文子です。
流産の経験は、理解してもらいにくいものです。
今も心の傷が痛むのに、誰にも話せない。
そんなあなたに寄り添いたいと思います。

こんにちは。

アートワーク・セラピストの なだふみこ です。

流産、死産、新生児死などで赤ちゃんを亡くされた方の

サポートをさせて頂いています。

 

 

久しぶりの投稿になります。

9月はバタバタと忙しく、気づけばひと月、間が空いてしまいました。

 

さて、9月末に、

念願だった「白神山地への旅」をしてきました。

 

母と二人で、二泊三日の旅行です。

 

数年前、屋久島訪問を果たして、

「次は白神山地に行こうよ」と言っていたのが

ようやくかないました。

 

 

白神山地は

言わずと知れた世界遺産。

世界遺産に登録されてから30年なんだそうです。

 

ブナ林の中は

葉が生い茂っていても明るいのが特徴。

ブナの葉はとても薄いので光を通すのだと

ガイドさんに教わりました。

 

同行してくれたガイドさんは

マタギを生業としている方で

植物の知識や山で生きる知恵、山生活のエピソードなど

いろいろなことを教えてくださって、

とても楽しかったです。

 

人間、いろいろな生き方、

いろいろな人生があるものだなあと思いました。

 

 

中を割るとキウイみたいな「サルナシ」の実。

甘くておいしかった!

「もっとないか」とだいぶ探したけど、

サルに先を越されてしまったようで

1個しか味見できませんでした。

 

 

「ミズ」という植物。

茶色いムカゴができていて、

ムカゴは、食べるとシャキシャキ感と粘りがあって

生の長芋の食感と似ていました。

 

 

お昼には、

湧き水を沸かして、

ミズと、野生マイタケを入れて作ったお味噌汁をいただきました。

 

 

有名な「青池」。

本当に深い青色で、驚きました。

 

・・・・・・・・・・

 

本当は、紅葉の時期に行きたかったのですけど

私のスケジュール上、それは無理でした。

でも、その結果、

とても人が少ない、静かな白神山地を堪能することができました。

 

また、

8月の大雨で大規模な土砂崩れがあちこちで発生し、

予定していたルートには行けなくなってしまったのですけど

行程が短縮された分

狭い範囲をゆっくり、のんびり

ガイドさんにいろいろ教わりながら歩く

余裕のある散策を楽しむことができました。

 

いや、もちろん、

「行けるエリアの制限が逆に良かった」というのは、

あくまでも私の都合に関する話であって、

大雨の被害自体を喜んでいるわけではないです。

一日も早い復旧・復興を願っています。

 

そして、またいつか、

今回訪ねることができなかったエリアにも

行ってみたいと思います。

 

 

今回は、リフレッシュ旅のお話でした。

 

コロナ禍であっても

移動制限・行動制限が少なくなってきた今、

皆さまも、ぜひ秋の外出を試してみてください。

 

 

赤ちゃんを亡くされた経験のあとでは

外出するなんてとても無理・・・

という心持ちの方もおられると思います。

 

また、

赤ちゃんを亡くしたことで自分を責め、

「旅行だなんて、自分を楽しませることをしてはいけない」と

自分を罰する

そんな気持ちをお話してくださった方もおられました。

 

でもね、

楽しんでいいんですよ。

幸せになっていいんです。

 

 

あなたの赤ちゃんは、優しい子だから

 

あなたを責めて、罰を与えて、

不幸な人生を歩ませようなんて

そんなことを願うはずがないじゃないですか。

 

 

無理のない範囲で、少しずつ

自分を楽しませるためのお出かけも

試してみてくださいね。