※記事の後半に震災遺構・被災物の写真があります。閲覧の際はご注意下さい。
 
前回までの記事はコチラから。
 
 前回更新から間が空いてしまいスミマセンでしたアセアセそれでは1/29(日)、旅行2日目の記事を綴っていきます!
 
 午前7時台に目が覚めた。顔を洗い、髪をとかしてからホテル1階の朝食会場へと向かう。ドーミーインの朝食バイキングといえば「ご当地メニュー」が選べることだ。
 最初はご飯や目玉焼き、オムレツなどに加え、「笹かまぼこ」を選んだ。そして、前回(2022年2月)の宿泊時にはなかった「牛タンコロッケ」(お盆の右上に乗っています)に目が留まった。おかげで黄色と茶色がメインのメニューになった\(^o^)/

 
 先ほどのメニューでかなりお腹が膨れたのだが、ドーミーイン仙台駅前のご当地限定メニューはまだある。それは「海鮮丼」と「ずんだ餅」だ。せっかくお金と時間を掛けて来たのに、ご当地メニューを食べなかったら後悔する!と思い、食べることにした。(←オイ、食べ過ぎだぞ!)
 海鮮丼はお好みの魚を乗せることができ、私は酢飯の上にイクラ、ホタテ、サーモンを乗せた。
 
 こんなワケで朝からたらふく食べてしまい、昼ご飯がいらないくらいだった。部屋で少し休憩したあとは朝風呂を堪能し、10時にホテルをチェックアウト。仙台駅10:18発の仙石東北ラインに乗って再び石巻駅へと向かった。
 
 宮城県東松島市の矢本駅にて撮影。ブルーインパルスがカッコいい。
 
 11:16に石巻駅に到着した。当初は「いしのまき元気いちば」で昼食を食べてから震災遺構・石巻市立門脇小学校を見学する予定だったが、ドーミーインで朝食を沢山食べたためお腹が空いていなかった。そのため、石巻駅からすぐにタクシーに乗って門脇小学校へ行くことにした。
 石巻駅のNewDaysで飲み物などを買ってからタクシーに乗り、10分ほどで門脇小学校に到着した。
 
 校門も再現されている。今にも子ども達の声が聞こえてきそうだ。
 
 石巻市立門脇小学校は1873年に創立された歴史ある学校で、大川小学校と同じ年に開校している。現在の門脇地区に移転してきたのは1902年のことだった。門脇町や南浜町などに住む児童が通っており、卒業後は「石巻市立門脇中学校」(2021年3月に閉校)に進学していた。
 
 ところが、2011年3月に発生した東日本大震災で校舎は甚大な被害を受けた。校舎1階が津波で浸水し、その後発生した津波火災で校舎が燃えてしまった。余震と津波のために消火活動ができず、門脇・南浜地区は3日間燃え続けたという。当時門脇小学校に在校していた240人の児童は、学校の裏にある「日和山公園」に避難していたため無事だった。
 
 震災後は「石巻市立門脇中学校」の校舎を間借りする形で授業が再開された。しかし、門脇小学校の周辺地区が「非可住区域」に指定された影響もあって人口減少が進み、2015年に門脇小学校は閉校となった。現在は「石巻市立石巻小学校」に統合されている。
 
 
 上の写真は去年(2022年)石巻に行ったときに撮った写真である。日和山公園の階段を降りた先に「きずな地蔵」があり、そのそばに被災直後の門脇小学校の校舎の写真があった。真っ黒に焼け焦げており、火災の激しさを物語っている。
 現在、遺構として残っているのは校舎中央部のおよそ67メートルで、損傷が激しかった校舎の右端・左端部分は解体された。2022年4月から一般公開され、東日本大震災の震災遺構としては唯一、「津波火災」による痕跡を残すものとなっている。
 
 
 校舎近くに植えられていた「被災樹木」を見つけた。黄色い丸で囲ってあるのが、被災当時のまま残されている樹木である。この樹木が、津波で押し流されてきた車や家屋を受け止めたという。
 そして被災樹木の周りからは新しい「生命」が生まれ、今もなお成長を続けている。
 
 併設されている展示館に入り、校舎などを見学した。
 
 それでは次回に続きます!