婦人科の受診について思うこと
過去に書いたアメンバー限定記事「婦人科の医療費」を読み返していて、思ったことがあったので書いていきます。婦人科の医療費 | 「あずさ」に乗ってどこまでも☆ameblo.jp 私は生理痛(月経困難症)とPMS(月経前症候群)の改善のためにピルを飲んでいたのですが、「避妊」が主な目的であったため、保険がききません。そのため、半年に一度の血液検査を受けるだけで7,500円かかり、その他の診療科での定期診察も合わせて23,000円近く飛んでいってしまった…ということを書いたのです。上記の記事を書いた2016年10月当時は正社員ではなく、非常勤社員という立場であったため収入も少なく、医療費の負担が大変でした のちに、月経困難症の治療を目的とした「保険適用」のピルもあることを知りましたが、その事実を知ったのはかなり後になってからのことでした。そもそも避妊用のピルに生理痛やPMSの緩和といった副効用があることを知ったのも社会人になってからだったので…。高校生の頃から重い生理痛に悩まされていたのですが、もっと早くにピルなどの情報を知っていれば、快適な生活を送れていたのかなぁ~と思います。 様々な事情があり、避妊用のピルは一度中止しましたが、30歳を過ぎても生理痛はあったので、近所の婦人科を受診して漢方薬などを処方してもらっていました。その後は千葉への引っ越しを経て、都内の某レディースクリニックにたどり着き、現在は「ジエノゲスト」という内服薬を使っています。ジエノゲストは保険適用の薬剤ですし、3ヶ月分の処方で3,000円くらいで済むので、体調面でも経済面でもありがたいですね 今は自分に合った薬に巡り会えて(?)月経関連の悩みは解消されましたが、それでも婦人科にかかるのは抵抗ありますよね。ただ私の場合は精神科や心療内科のほうが抵抗あるのですが…。内診はもちろん、問診票や医師との面談でプライベートなことを聞かれるのが苦痛という方も多いと思います。 男性不妊治療を経験したロック歌手のダイアモンド・ユカイさんは、「学校の授業で『避妊』は教えても、『不妊』は教えない」と仰っていて、それが強く印象に残りました。確かに、学校の保健体育の授業って、男女の身体の違いや妊娠・出産の仕組み、避妊や性感染症については学ぶものの、不妊や女性特有の疾患について学ぶ機会は非常に少ないように感じます。デリケートな問題なので、学校でもどこまで触れていいのか分からないところもあるのでしょう。「学校で習っていないから分からない」というのを言い訳にしてしまうのも良くないのですが、学生の頃からの教育や知識ひとつで、その後の生活や人生の質が大きく変わると思うんですよね…。 先述した「ピル」も、ブロ友さんから「ピルと聞くと避妊目的と思ってしまうので、(生理痛の緩和などの)副効用があるとは知りませんでした」とコメントを頂いたことがあります。最近の保健体育の授業がどのようなものなのかは分かりませんが、考えてみれば、私が中高生だった頃を振り返っても、不妊や婦人科疾患について触れられたことはほとんどなかったと記憶しています。(高校生のときに「発掘あるある大辞典」のビデオを見せられて、そのときに癌などの病気のことを知ったくらいですね~) 「不妊」については、学校の授業では触れにくい部分があるのかもしれませんが、「疾患」についてはもっと触れる機会があっても良いのではないか?と考えます。「癌」など、明らかに命に関わる疾患に関しては危機意識があるように思いますが、月経困難症やPMSなど、「命には直接関わらないが、(痛みなどで)QOLの低下に繋がる」疾患については認知度がまだまだ低いように思います。それが婦人科を受診するハードルの高さにも繋がっているように感じます。 思えば私が通っていた大学の近くにレディースクリニックがあったのですが、どんなに生理痛がひどくても、婦人科に行こうという考えには至りませんでした(´・ω・`) 鎮痛剤は手放せませんでしたし、どうしてもというときは保健室で休んでいましたね。今考えたらお恥ずかしい話ですが、「産婦人科=妊娠や出産を控えた人が行くところ」というイメージが強かったためです。そうなると「生理痛くらいで病院にかかっていいのだろうか?」と考えてしまいますよね。また、生理痛=誰にでもあるし、我慢するものというイメージも強く、それも病院受診をしない理由のひとつでもありました。あとは親世代、祖父母世代の認識もあるでしょうね~。(私の生理痛が重いのは母も知っていましたが、特に産婦人科の受診を勧められたことはありませんでした) 学校の授業で習うことが全てだとは思わないし、学校を卒業してから学ぶことも沢山あるのは重々承知なのですが、「命」や「健康」に関わることは学生の頃からの教育で触れていって欲しいですね。婦人科系のものに限らず、様々な身体の不調を放置しておくことはQOLの低下に繋がるだけでなく、不妊や命に関わる大病に繋がってしまう可能性もあります。「何もなければそれでいい」のです。 スミマセン、過去のブログ記事で書いたことを受けての今の思いを長々と書き綴ってしまいました。偏見がそう簡単になくなることはないのかもしれませんが、学生の頃からの教育が進んで、一人ひとりに理解のある社会になることを願うばかりです。