以前息子が自分は外でラーメンを食べたことがないので、友達のお勧めの一蘭を食べに行きたいと言っていた。近くに一蘭はないので、今日の昼、駅前の豚骨ラーメンの店に一緒に行った。まず、朝11時に今日は昼、豚骨ラーメン食べに行くぞ、と伝えると、11時15分くらいに、眠気と葛藤の中、自分で起きてきた。学校に行くぞ!と言っても起きないことから考えても、ラーメンを食べたいという意思があれば、自分で朝起きることができるんだと、改めて感じた。車で10分くらいでラーメン店に到着。ほぼ初めてのラーメン店。もちろん食券購入もはじめてみたい。少し緊張していたから、買い方を教えた。ごはんも食べたいとのこと。小ライスを押そうとしたら、普通サイズが良いとのこと。そんなに食べれるのかと思ったが、ラーメンとご飯を注文。10分くらい待って何とか入れて、サクサクと食べることができた。ラーメンと普通ご飯だとさすがに腹いっぱいだと。息子もおいしかったみたいだ。油は少なめが良かったというのが感想。次回から、注文時にそう言うとのこと。不登校の息子と一緒に昼ラーメンを食べる経験は初めてだ。いつもより少し出費がかかったが、ゲーム以外のことに関心を息子に持ってほしいと思った。そういえば、周りにおじさんしかおらず、若者は息子だけだったの違和感を感じた。あっ…今日は平日だった。。むしろ違和感は昼に息子がラーメン屋にいることなのだ。。私も息子の不登校になれすぎて、感覚がおかしくなっているのかもしれない。

今も昼夜逆転の生活を送っている息子に、映画や旅行の時に朝起きるために目覚まし時計をセットできるが、明日学校の面談があるときには目覚まし時計をセットしないのはなぜか基本的なことを聞いてみた。すると、旅行は好きだから朝早く起きるために目覚まし時計をセットするが、学校は好きでないから状況が違う、との回答であった。勉強面でついていけず、不登校になった息子にとって、学校は好きではないところになってしまった。。あれだけ、小学生や中1の頃は学校で遊ぶのが好きだったのに。。少し細かいが、ここであえて”好きか、嫌いか”という書き方ではなく、”好きか、好きでないか”という書き方にしたのは、少し意味がある。学校が嫌いと言われると、言葉としてはきつい感じがした。息子に学校が嫌いと言われると、親の私としてはそれなりに傷つく。今回は息子の言葉をそのままとって、好きではない、と記載した。好きではないは、嫌いまでは到達していない可能性を含んでいる気がする。勉強が好きでなくても学校に行く生徒はいる、というか、この話を友人とすると、勉強が好きな生徒はほとんどいないよね、って話し相手から突っ込まれる。そうだ。勉強が好きで学校に行っている人はすくない。仕事もそうだ。好きな仕事につける人は幸せだが、そうなっていない人も多い。結局、人生は好きでなくてもやらないといけないことがあるということだ。この辺の感覚が中2・中3ですでにわかっているお子さんもいるが、うちの息子のように、幼さMAXだと、なかなか理解できないんだろうな。。何かの雑誌で好きなことだけをやることはHappyで、苦労や試練を乗り越えることをWellbeingというと聞いた。Happyは一時的で、Wellbeingは長期続く幸福らしい。人生を幸せにするために必要なのはWellbeingだ。。ってわかったのは親の私も最近のことで、それまでは区別していなかった。きっと今の息子にはゲームを通じたHappyしか見えていない。。不登校やゲームだけだとなかなか、Wellbeingを体感することが難しいなあと感じる。

 

息子には、オンラインゲームを一緒にプレイする中学時代からの友人がいる。中高一貫校の中学時代の仲が良いリアル友人2名のうちの1名だ。ヘッドフォンをしているので、自分の声を聞こえていないからか、大きな声で話をしており、私の部屋にも息子の会話が漏れ聞こえる。少し話を聞いていると、ゲーム相手の友人はテスト2週間前だから、勉強するといっているみたいだ。素晴らしい友人だ。。不登校になってから数えるほどの機会しか、鉛筆を握ったことがない息子とは大きな違いだ。息子は軽快なトークで相手のテスト勉強でつらい状況を一定の理解を示しつつ、緩急をつけて、巧みにゲームをしようと誘っている。ただ、息子も自分の置かれている状況を理解しており、自分中心の発言をすると友達から嫌われるので無理にゲームを誘おうとはしていない。今日の友人のテスト勉強をするためにゲームを我慢するという姿勢は、まさに自己コントールの鏡だ。こういう自分をコントロールできる子が私立の進学校から有名大学に行くパタンなのだな…。さらに息子からは、その友達がテスト勉強をしている間は、違う友達とゲームの大会の練習をするという発言もあり、昼夜逆転で通信制高校にすら行けておらず、勉強にもついていけていない自分の生き方ついて、微塵も後悔している感じがしない。周りに対して遅れをとっている自分に対して、何も感じないのだろうか。。肝っ玉が据わっていると言えれば据わっている。学校や社会の集団で生きていくのは難しい感じだ。いつになれば、何がきっかけで自分も勉強をしないと…と気づくのだろうか。まずは気づかないことには高校生活が始まらない。親の私が何をいってもダメなのだが、誰かの魔法の一言で気づいてくれることをそっと期待している。

いまからちょうど1年前、まだ中高一貫校の頃の中3の担任の先生との面談メモを見つけた。メモには、“いろいろな先生が提出物を出すように言っても出さない。先生が職員室で提出を待っていても、提出せずに家に帰る。話しかけると困った顔をして涙目になる。笑顔がない。これ以上勉強のことを言うと潰れるのが心配。”と記載があった。いずれも担任の先生の発言だ。この面談を受けて、親としては、内部進学は難しいと感じ、他校の受験を検討し始めたが、中高一貫校は内部進学できるので、高校受験戦争と最もかけ離れたところにある。その友達に混じった息子が高校受験を自分事として捉えることはなく、息子だけ負のスパイラルに陥った。中高一貫校は中3で高1の内容を勉強するので、もうちんぷんかんぷんだ。周りが高1の内容を勉強しているのに、中1と中2の遅れを取り戻すのはそもそも無理がある。親として頭ではわかっていたが、息子を中3から公立中に転校させることはできなかった。今考えると、別の高校に行く覚悟ができているのであれば、中3の最初から公立中に移るのがベストだ。その方が息子も受験モードになったかもしれない。ただ、この辺の対応は私立中学の先生は冷たかった。私立中から公立中への転校や、公立高校への進学を学校から勧めることは断固としてなかった。そもそも私立中と公立中の間には大きな溝があり、学校間の先生の交流もないことを感じた。その時、私は先生にお願いした。“内部進学の高校に行けないことを息子に伝えてほしい。そうすると息子は自分の置かれている立場に気づく。今の息子は自分が置かれている状況に気づいていないから何も勉強をしない” 先生はこう答えた。”教育者だから高校に行けないとか言えない。どの先生も生徒も救いたいと考えている。” この先生とのやり取りが結局、秋頃まで続き、息子は中3の10月に不登校になった。不登校になると、息子は高校進学自体も関心がなくなり、受験もせず、中卒Youtuberになると言い出した。最も厄介な状態に陥った。今振り返ると、中2で学業についていけない生徒に対し、中3で公立中学への転出を学校としてサポートする制度があればよいのにと思う。この制度なしで、担任の先生に裁量を任せると、結局判断しないから我が家のように親と学校の綱引きになり、大事な一年であるが、空白の中3が生まれた。ただ、考え方を変えると、進学校の私立中学も義務教育で内部進学前提なので、転出をサポートしてくれないのは最初から分かっている。私立中学をやめさせるのは100%親の責任と判断だったのかもしれない。やはり私の考えが至らなかったのが悪いような気がする。ただ、親は勉強についていけないケースの対応は初めてなので、迫りくる時間の中で、的確に判断をすること自体が無理だと思う。情報がなさすぎる。。学校のほうが、経験豊富でいろいろなケースを見ているので、学校側で転出支援が欲しかったのが本音だ。難しいが、今考えると、学校教育の闇の部分なのかもしれない。いずれにせよ、この大人のやり取りの中で、息子に空白の中3の期間ができたことが一番悔しいと感じている。

 

息子は中3の10月で不登校となった。高校への内部進学をあきらめたが、今高1で中学時代のリアル友達1名とラーメンを食べに行きたいと言い出した。友達からラーメンの有名な”一蘭”の話を聞いて、自分も食べてみたいとのこと。不登校になって、家にいるときはインスタントラーメンしか食べていない。自分から外出をしていないから仕方ないよね。。話を聞いてみると豚骨ラーメンに興味があるようだ。私が駅前でいくつかラーメン店を紹介すると、今度平日一人で食べに行ってみるとのことであった。”注文が遅いと店員から怒られるのか?”と息子がつぶやいた。おそらく、TVか何かで見たラーメン屋の大将から客が叱られるシーンが頭にあるのだろう。この辺のイメージは子どもだ。”今は食券になっているから、注文が遅いから店員から叱られることはない”と答えると、息子も一安心。ただ、豚骨ラーメンと言っても5年前は600円くらいで食べられた駅前のラーメンも今は1000円近い。値段が上がっていることも伝えた。息子は外で自分一人でお金を支払って、ラーメンを食べたことがなく、金銭感覚はないのだろう。この辺の感覚は中学生や高校生になると友達と一緒に学んでいくのだろうが、今の不登校の息子は外出しないので自然体では学ぶことは難しい。ただ、親としては息子が外でラーメンを食べたいと示した小さな志は大切にしたい。

18時からオンラインゲームの大会があるから、友達とゲームの練習をしないと…という話を何度も息子から聞く。息子にとってはオンラインゲームが部活であり、友達とつながるコミュニュティの場だと改めて認識する。オンラインゲームではなくて、サッカーに置き換えると健全に聞こえるが、ゲームというワードだと健全に聞こえないのはなぜだろうと感じることがある。オンラインゲームだと外に一歩も出ないので、太陽の光を浴びないとか、昼夜逆転とかいろいろあるから健全に聞こえないんだろう。たぶん。esportsというワードに置き換えて、ゲームをする時間を日中・学校に限定すれば、印象が180度変わる。ただ、息子は学校でesportsにも、抵抗があるみたいだ。ゲームの種別も友達も違う世界に飛び込むのに抵抗があるようだ。新しい世界に飛び込むことに抵抗があるのは、発達特性の影響かも。学校の先生が息子に対して、電話ではあるがゲームと学校の頭に占める割合を質問をしたとき、ゲームが98%で学校が2%と答えた。この数字が物語るように、まだ学校に行きたいという思いは少ないみたい。学校に行くことは当たり前だと思っていた私からすると違和感があるが、いろいろインターネットを見ていると、不登校の子どもに無理に学校に行くことを勧めないという考え方が今の考え方だ。どちらか一方を選択するのではなく、両方を大切にするという考え方を身に着けるにはどうすればよいのか、悩んでいる。

通信制であるが、中高一貫校の内部進学をあきらめ、高校受験に合格し、デスクトップ型のゲームPCを購入した。通信制高校を選択した以上は、オンライン授業になるので、結局PCは必要となる。ゲームPCを購入するときに3つの約束を子どもとした。①高校に自分の意思で通い、卒業すること②先生を含め助けてくれる周りの人を大切にすること③朝8時に起きて夜11-12時に寝る生活リズムをつけること この3つを1月末に約束してPCを購入したが、残念ながら5月の現在、約束を守れていない。最初は口酸っぱく約束を守るように伝えていたが、何回言っても約束を守らない。皮肉なことに、PCでオンラインゲームを友達と不自由なくすることで、友人とコミュニケーションは図れ、自己肯定感は高まったようにみえる。一方で、昼夜逆転生活となり、通信制高校に通うことからは離れた。PCがなかったら自ら勉強していたのかというと微妙。Youtubeを永遠と見るととか、違うさぼり方をしていると思う。難しい。親としてPCを購入したことは間違っていたのだろうか。。結果的にPCを買ったが学校に行っていないということは間違っていたのかもしれない。。不登校の子どもが再び学校に関心を持つというのは何がきっかけなのだろうか。自分で動かないと、きっかけはつかめないんだよな。。鶏と卵の論理。とりあえず明日は特別学習で登校日だ。息子に声がけだけはしておこう。行くか、行かないかは本人の選択だけど。

電車に乗って周りを観察しているとスマホを触っている学生・社会人が多い。スマホでゲームをしている人も多くいる。ゲームもいろいろある。野球をしている人もいれば、スロットをしている人もいる。Youtubeショートを見ている人もいる。息子もこの大勢の中の一人だと思えば、世間的には何も問題はない。ただ、息子はほかの方と異なり、今の生活がスマホとゲームだけになっている。学校に行かず、昼頃に起きてゲームを開始。夕方ごろ友達が合流。夜になると大きな声を出し、深夜2時頃に風呂に入って就寝。そんな生活だ。ゲームPCを買う時に、12時には寝て、朝起きる、高校に自分の意思で通うことと約束をしたのであるが、全く守っていない。約束が違うと生活スタイルを親として正したいが、親の注意は息子の心に響かない。発達特性か。ゲームが何より大切で早く寝て早く起きようというモチベーションがない。早く起きようとしたのは友達との映画の約束と家族旅行の朝くらいだ。この半年で数回くらい。これでは朝早く起きる習慣が身につかない。自分でゲームやスマホの時間をコントロールができない。。他に何かすることがあれば、止めることができるのだろう。発達特性からか、複数のタスクを並行して行うことが苦手。おそらくゲームをしている時に、他のことを考えていない。息子曰く、そのゲームは世界大会があるらしい。予選や決勝などいろいろあるみたい。息子に聞くと、予選で試合に負けたらしい。プロゲーマーはその大会で勝って、賞金を稼いだり、動画配信のYoutuberになったり、そんな感じみたい。息子も中3まではそうなりたい夢をもっていたみたい。ただ、最近は己の実力と現実を知り、自分の口からその夢をかたらなくなった。親としては、それなら別の夢を探したり、勉強したり、仕事をしないとね、と次のステップに進むことを考えるのであるが、今は夢を語らない分、ゲームをする時間が単に伸びているだけだ。息子は都合が悪いことは考えない主義だ。親としてはゲームの世界から現実の世界に戻ってくるための途中段階だと割り切って待ち続けるしかない。

先日家族で旅行に行くか?と確認をすると、不登校の息子は行くと答えた。てっきり、オンラインゲームを友達としたいから行かない、家で待っているというのかと思ったが、返事は行きたいとのこと。ビックリ。。息子は深夜2時まで毎日ゲームをしているので、朝起きられないと連れて行かないよ、と伝えた。息子は旅行前日も深夜2時までゲームをしていた。親が明日旅行だから早く寝ようね。。と言っても無力だ。。ただ、朝そっと部屋を覗くと、自分で目覚まし時計をかけていた。前回の友達と映画をみるときもそうだったが、行くと決めたら、自分で目覚まし時計をかけるタイプ。ということは、高校の入学式で目覚まし時計を自らかけなかったのは、やっぱり高校に行く気がないという意味なんだろうか。うーん、親としては複雑な心境。なんとか、旅行当日、自分で起きることができ、新幹線の時間に間に合った。本当によかった。。新幹線はEXを使うと、スマホから直前キャンセルができるが、ホテルは当日キャンセルだと全額請求される。息子が朝起きるかどうか、当日の朝ドキドキした。ただ、私たち親も少しずつ意識が変わってきており、ホテルを予約するとき、息子が当日ゲームを選んで旅行を辞退した場合でも、慌てずにホテルキャンセル料を支払う覚悟もしていた。AIと会話をしていると、不登校の息子が家族と旅行に出かける・行きたいと意思表示をすることは、大変良いことらしい。旅行期間中は高校の話を親から切り出すのはNGと、AIにくぎを刺されたので、私から高校の話題には触れることはなかった。まずは親としては家族全員で旅行できたことを素直に喜びたい。

 

息子と会話をしていると、自分は中3の10月まで学校に行っていたから、不登校ではない、勉強が嫌いな、さぼりだ、という。息子の中で不登校とは、学校に2-3年行けない人だそうだ。まあ、親や周りから見れば、息子も十分不登校なのだが、反論せず、一旦息子の主張に耳を傾けた。中学で2-3年不登校になると、高校に行きたくなるから4月の入学式から始動する。自分は中3の10月まで勉強は嫌いだが、友達は好きで、学校に行っていた。だから、不登校ではなく、内部進学をあきらめたさぼりだ。通信制高校に行って、新しい友達を作りたいと思わない、とのことだ。うーん。やっかいな息子の論理だ。これでは、私立の内部高校進学をやめて、新しい道に進んだ意味がないではないか。。。本当に新しい高校でリスタートをしたいと思っていないのだろうか。。息子の周りにも数名不登校の方がいらっしゃる。親同士はつながっているので少し話を聞くと、やはり、中学時代は学校に行けず、高校からなんとか頑張ろうという純粋な気持ちの友達が多い。ただ、今の息子は自分自身を他の不登校の皆さんとは一線を画そうとしている。中3の10月まで学校に通っており、今もオンラインゲームで中学校の友達とつながっているので、日々友達と一定のコミュニケーションは取れている。うーん。やっぱり厄介だ。厄介なプライドが高い不登校だ。。高校に新しい気持ちで行ってほしいが。。今の息子が新たな気持ちで通信制高校に通えるようになるためには、もう少し時間が必要かもと感じた今日この頃である。