息子と会話をしていると、自分は中3の10月まで学校に行っていたから、不登校ではない、勉強が嫌いな、さぼりだ、という。息子の中で不登校とは、学校に2-3年行けない人だそうだ。まあ、親や周りから見れば、息子も十分不登校なのだが、反論せず、一旦息子の主張に耳を傾けた。中学で2-3年不登校になると、高校に行きたくなるから4月の入学式から始動する。自分は中3の10月まで勉強は嫌いだが、友達は好きで、学校に行っていた。だから、不登校ではなく、内部進学をあきらめたさぼりだ。通信制高校に行って、新しい友達を作りたいと思わない、とのことだ。うーん。やっかいな息子の論理だ。これでは、私立の内部高校進学をやめて、新しい道に進んだ意味がないではないか。。。本当に新しい高校でリスタートをしたいと思っていないのだろうか。。息子の周りにも数名不登校の方がいらっしゃる。親同士はつながっているので少し話を聞くと、やはり、中学時代は学校に行けず、高校からなんとか頑張ろうという純粋な気持ちの友達が多い。ただ、今の息子は自分自身を他の不登校の皆さんとは一線を画そうとしている。中3の10月まで学校に通っており、今もオンラインゲームで中学校の友達とつながっているので、日々友達と一定のコミュニケーションは取れている。うーん。やっぱり厄介だ。厄介なプライドが高い不登校だ。。高校に新しい気持ちで行ってほしいが。。今の息子が新たな気持ちで通信制高校に通えるようになるためには、もう少し時間が必要かもと感じた今日この頃である。

 

息子が先生と電話や面談で話をするとき“親がそう言うから…”という言葉が口癖のように出てくる。この言葉が口癖になっていることは、改めて親の過干渉を痛感する。学校・塾・習い事、すべて自分の意思で行っていないことを、誰か他人に示している。通信制高校も、今の中学校で内部進学せず、学校推薦がある通信制ということで決めたので、自分の意思で学校を選んだというより、他に選択肢がなく、周りが中卒だとよくないと言うから、という感じだ。受験のためには、どうしても参加が必要な、最後の学校見学会に、ゲーム時間を惜しんで嫌々着いて来て、友達とのゲームのため、早く家に帰りたがっている息子の姿を見ると、この学校に自ら行きたいと思っていないことは自明だ。入学式に行かなかったのも、この学校に思い入れがないから。この状態で、息子に高校に行こうと、親が朝声がけをしても、やはり行かない。。高校から変わろうよ!まだやり直せると、親が伝えても息子の心には響かない。。それはそっか。親としては息子のためを思って声がけをしているが、息子にとっては自分の意思で選んでいない学校に無理やり行かせようとしていると捉えているのだ。息子は親の言葉に従いたくないんだろうな…。ここで嫌々学校に行ったとしてもやっぱり、”親が学校に行けというから”になってしまう。。難しい。取り戻すべきは親子関係か。。わかっているが、これまでに失ったものが大きすぎる。中学受験と私立中、おそろしい。。どう回復すればよいのだろうか。発達特性がある息子が、これから自発的に学校で学ぶことに関心を持つというのは何がきっかけなんだろう…と思いつつ、普通に朝高校に行く、学生の皆さんをうらやましいと思う日々である。

今から2年前の中2の頃、学校の先生と面談を2回行った。この頃はすでに勉強にはついていけていなかった。その頃の私のメモに、私立中学をやめて公立中学に行く選択肢の有無を担任と相談したいと記載があった。朝起きない、勉強が嫌い、と本人が言っており、本人が納得する形で公立中学に移るのが親としてはベストだと思うという記載もあった。なるほど。。2年前からこういう状態だったのか。。年を取ったせいか記憶があまりなく、メモを見て今更ながら思い出す。このメモを見ると確かに2年前も今と変わらず親として息子の勉強嫌い・朝起きない状態を深刻にとらえていた。ただ、今との違いは、この頃はまだ仲がいい友達と一緒に内部進学の高校に行きたいという思いを示していた。学校から退学勧告を受けたわけでもなかったので、親自らが、無理に息子私立中学を辞めさせて公立中学に移すことはしなかった。やめて移る先は近所の公立中学だとすると、小学校時代の友達も多く、息子が行きにくく、逆に不登校になるのではないのかとも感じた。ただ、今振り返ると、中2が分岐点であった。中3まで残ると、受験年次なので、途中公立に移るということも難しい。中3は高校の内容に授業が入り、息子は全く歯が立たない状態になった。発達特性を考えると中学受験をしなければよかったというのが一番であるが、それは横において、私立中学で学力でついていけず、勉強に関心がなくなったのであれば、中2で転校し、公立中で高校受験を考えるのが次善の策として良かったと思う。ちなみに、中2の頃、学校でも塾でもよいので、息子のやる気を起こしてくれるような、素晴らしい熱血先生と出会って、息子が先生のおかげで勉強に目覚めるというアニメのような夢を抱いていた。それはただの幻想であった。生徒に寄り添うことはあっても、生徒の心を変えようとする先生は、今の時代ほとんどいないのではないかと思う。

 

息子にとってオンラインゲームが唯一友達と遊べる場になった。ヘッドフォンして、声を出して、チャットしながらゲームをする日々。友達が宿題や部活のため、途中ゲームをやめようとしたり、なんとか引き留めようとする。それでも友達がやめると、友達がオンラインからいなくなったので、自分は一人でゲームを開始。友達が宿題を済ませてゲームに復帰すると、再び一緒にゲーム。そんな感じの生活を送っている。一応、チャット会社からチャット履歴レポートが親宛に送られてくるので、この日々のルーティン構造はまず間違いない。息子が友達をしきりにゲームに誘う姿が、履歴に残っている。まさに小学生の世界だ。言葉も幼い。語彙力がない。友達はゲームだけの生活になっていないが、息子はゲームだけの生活。外に出ることもしない。友達と息子の違いを改めて考えると、生まれつきの発達特性によるところが大きい気がする。ゲームという脳への報酬刺激を断ち切れずに、ゲームを続ける息子と、ゲーム以外でも自分のやるべきことを時間軸で認識している友達。そう考えると、息子が悪いわけではなく、親としての発達特性をもって生まれた子どもに対する責任を感じる。責任を感じるから、ゲーム依存を強く注意することができない。ゲームが唯一の心のよりどころ。注意しても、親の言葉を受け入れない。情けない話であるが、親として息子を正すことができないのは自覚しており、何のための親なんだろうと日々自問自答している。

今日息子は学校に通えていない通信制高校から呼び出しがあった。ただ、高校からお電話でご連絡を頂いても、残念ながら行けなかった。夕方、親として、息子に対する今後の進め方について、学校の先生と電話で相談した。先生曰く、息子の本音を聞きたい、そもそも高校に行きたいのかどうかを含め。本音を聞いたうえで寄り添いたいという、感じのご意見だった。確かに息子がどうしたいのかという本音を聞いたうえで、今後の対策を立てるのが、息子にとっても、学校にとっても、私にとっても幸せな感じがする。

 話は少し変わるが、今日は私自身、会社の部下・同僚のメンバと飲み会があった。会社メンバとはお酒が入ると本音の会話ができる。私は入社して30年近い。新入社員や入社数年の社員は、自分が父親で息子であっても年齢的におかしくない。息子のことで日々悩みながらも、会社メンバと飲み会は、本音の会話ができ、楽しかった。結局、今ブログを書きながら思うのは、息子であっても、会社の部下であっても、どこまで本音で悩みを話せる間柄かが、人生において大事な気がする。そう考えると、いま、親子で本音を語り合えていないことが、息子が不登校となり、高校の入学式をお休みした理由だと思う。親と子が本音で語り合うのって、人生を見たとき、すごく大切な気がする。

 

息子は中2から、学校に登校して、授業や提出物から逃げる学校生活を送り続け、中3の10月に学校に行かなくなった。私が考えるいわゆる不登校は、何かがきっかけで学校が嫌になり、行かなくなるのだと思う。この場合、おそらく、自分が不登校であるということを自覚したうえでやり直したいと思われているご子息も多く、高校で外部環境を変えてもう一度やり直すことができるのだと思う。一方、息子は少し違うような気がする。中学校に1年半通い続けて、授業にも出る最低限の体裁を保った上で、勉強や宿題やテストからすべて逃げる癖を身につけた。最終的には中3の10月にWi-Fiを親が強制切断をしたので、不登校になった。もしあの時Wi-Fi切断しなければ、ひょっとしたら、息子は不登校にならず中学校にはそのまま通い、中高一貫校で内部進学していたかもしれない。ただ、その場合は仮に高校に進学としたとしても、そもそも提出物が出せない、勉強をしないという態度は変わらないため、留年/退学になっていたと思う。

 今息子は通信制の高校に入学した。入学式や授業に行かず、すでに初日から学校そのものから逃げようしている。学校に入って、新しい友達作る前から、学校から逃げる意味は正直わからない。発達特性は環境の変化に弱いと言われており、まさに息子自身が環境の変化においつけていない感じがする。逃げる癖がついた息子が、今一度学校に関心を持つためにはどうすればよいか、父親である私が言葉で息子を諭すのは難しく、どう息子をインスパイアすればよいのか日々親として悩んでいる。

中3の夏、とある個別指導塾に通った。もちろん、息子が自分の意思で塾に通いたいと言ったわけではない。が、このままでは内部進学が危ういという意識で、息子も重い腰を上げた。ただ、結果として1か月もしないうちにやはり塾に行かなくなった。今考えると中2で全教科が分からない状態に陥っており、英語だけ塾で補習を受けても焼け石に水だったのだろう。塾の先生はベテランの60歳くらいの教室長。塾に行かなくなった息子にわざわざ電話してくださって、熱く語って、息子のやる気を引き出そうとした。ただ、結果、息子はゲームの途中に電話を受けて、熱く説教をされて、嫌な印象を受けたのか、2度と塾に行かない、と言い出した。塾の先生の熱意が完全に裏目に出た。親としては塾の先生に感化されて、もう一度勉強に心が向くことを期待していたが、先生が息子に対して熱く語れば語るほど、説教に聞こえたのか逆効果だった。改めて、息子に塾に行かない理由を尋ねてみると、説教を受けた先生の顔を見るのが気まずいからとのこと。あれから約10か月が経過した。先日高校の入学式を休んだ。すると、新しい高校の先生から電話がかかってきた。優しい口調で諭して下さり、その場は何もなかったが、電話を切った後、息子が、”もう一回先生から電話がかかってきてもでない、気まずくなるから。”と言い出した。この気まずいという言葉を聞いて、中3の夏の塾の先生と息子の関係を思い出す。どうやら、息子は先生との関係が気まずくなると学校に行きたくなくなるみたいだ。発達特性を有する不登校児ではあるが、周りの大人と自分の関係や距離感を大切に考えているみたい。学校を遅刻や欠席して気まずい原因を作っているのは息子自身だが、それはさておき、先生との関係が気まずくなるのが嫌みたい。不登校の息子は思っている以上に心が繊細なんだなあと改めて思った。

 

先ほどのブログで書いたが、息子は今日中学時代の友達と映画を見に行った。朝、部屋をそっと開けてみると、目覚まし時計が2個ベッドの上に並んでいた。11時集合なので、9時に自分で目覚まし時計をセットしたみたい。親に、朝起こしてということもなく、自分で目覚まし時計を2個セットしていた。。私は息子がここ数年目覚まし時計を自分でセットする姿を見たことがない。不登校になってからはもちろんのこと、修学旅行や高校の入学式すらセットしていない。当たり前だが、目覚まし時計をセットしていないということは、朝時間通りに起きる気がないという姿勢の裏返しだ。事実、結果として朝起きて学校に行けなかったし。。目覚まし時計をかけないと朝起きられないというのは当然といえば当然のことだ。ただ、本日は、自分の関心がある友達との映画で、親が朝起きるのをサポートしないことをわかっていたのか、息子が自ら注意を払って2つの目覚まし時計をセットできることに驚いた。本当は、翌日の学校の予定に合わせて、朝目覚まし時計をセットする姿を、新しい高校生活で見たかった。ただ、これも、結局、親の勝手な願い、期待なんだろう。。今日の感じだと、日々自分で目覚ましをセットしないということは、まだ朝起きて高校に行こうという考えに至っていない。親が起こすのではなく、自分で朝起きるという意思が、今の息子にとって大切だと感じた。そうなるためにどうすればよいのかわからないが、息子が高校というものを意識することがまずは最初の一歩の気がする。

息子は今日久しぶりの外出だ。中学校の時の友達と映画に行くらしい。いつもの仲の良い同級生数名であるが、高校が分かれてもまだつながっているようだ。息子が不登校になったのは中3の10月なので、少し社交性があるゲーム依存の不登校だ。ゲームもそうだが、映画も友達に誘われると断れない性分。明日の映画ために早く寝るのかと思っていたが、昨日は深夜2時30分までオンラインゲーム。チームで闘っているみたいで、ひとりだけ抜けるということもできない事情もあるみたい。これまた、オンライン友達想い。親としては、深夜のゲームをやめるように声がけをしても、息子は全く聞く耳をもたない。家のルールより、友達付き合いを優先する。先日、NHKで中高一貫校の進学校でスマホ禁止の寮生活のドキュメントを放送していた。スマホ禁止だけど、深夜に先生が抜き打ちで部屋の見回りをして、見つけたらスマホを没収という感じだ。ちらっと見た映像では、たくさんのスマホが没収されていた。スマホ禁止だけど、ルールをかいくぐって、深夜にスマホをやろうとする中高生と寮の指導先生のせめぎあいだ。ただ、スマホ取り締まりでお互い深刻さはなく、先生が”見つけたら没収”というと、生徒から、”見回りの時間は何時ですか?”と質問が飛んでおり、先生も生徒も苦笑い。スマホもゲームもルールを作る親や先生はいるが、ルールを破ったからといって、なんらか深刻な関係になっていないように感じた。これは一定の信頼関係の上に、ルールや取り締まりが成立しているからだと思った。息子が中3の頃、隠れて深夜ゲームばかりすることを先生に深刻な感じで相談したが、先生は笑みを浮かべて、”中学生と親の関係はいたちごっこなんですよ。見つけては注意の繰り返し” とのことであった。まさにNHKのTVと同じ。息子が不登校になる前は、深夜ゲームや深夜スマホをする息子を見て、思い通りにならず、怒りを含め感情がこみあげてくる自分がいたが、ゲームはスマホの取り締まりは、親子のいたちごっこなんだと最初から割り切ると、案外楽になる。勉強したうえで、深夜ゲームやスマホをしているのであれば、確かにいたちごっこなのだが、深夜ゲームやスマホのために、勉強をしなくなったという息子の事象は、少し違うケースにも思える。とはいえ、いたちごっこだと割り切って、深夜ゲームやスマホを口頭で注意することが、親として正常な精神を保つためには大切なことだと改めて感じた。

 

 

中高一貫校の高校に行くかどうかを中3の夏に迷っていたが、9月頃内部進学をあきらめて、10月に不登校になった。親として誤算だったのが、内部進学をあきらめることは、外部の別の高校に行くという意味だと思っていたが、発達特性がある息子は中卒でいいと言い始めた。紆余曲折があり、結局学校推薦がある通信制高校に行くことになったが、そこも自分の意思で学校パンフレットを見て決めたわけではない。というか、今日に至るまで息子は学校のパンフレットを一度も見ていない。10月まで学校に行っていたので、それなりの社交性を備えており、面接ではうまく志望動機を先生に伝えたが、これは親からすると息子の本当の姿ではない。4月になって入学式にも行っておらず、このまま高校に行かないリスクもある。中学校の先生方は、不登校であったが、自分で内部進学をあきらめて、自分の意思で通信制高校を選んだことが進歩とおっしゃっていた。しかし、息子は自分の意思で高校を選んでいない。内部進学をしない、学校推薦がある、試験は点数でない、という周りに流されて決めた高校だ。自分の意思で学校を選んでいないので、高校に関心がないのだと思う。この状況をどう変えていくのか、親として考える必要がある。