会員制の文章執筆サロンに入会しています。文章執筆サロン「ふみサロ」
課題図書をもとに書くリブリオエッセイ。
5月の課題図書は『かぼちゃの馬車事件 スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏』。
昨晩の合評会での講師の城村先生からいただいたアドバイスをもとに、
提出した作品のタイトルとラストを変えたものをアップしたいと思います。
今回の作品は↓
【なめられっぱなしの私じゃないのよ】
「男の人が出ていかないと、向こうも本気にならないよ。腹が立つだろうけど……」
イジメの問題等を含む学校教育に対する悩みの相談に乗ってくれている方に、母親だけ
で学校と対峙するのは難しい、学校側に本気になってもらうには父親が表に出ないと、と
言われた。
なんだ、それ?なめられてんのか。
仕事を休んで、主人が校長に話をしに行った。長男が小学校の宿泊行事でつらい目にあ
ってから、ひと月ほど経っていた。
子どもが二泊三日の行事から帰ってきてすぐにおかしいことに気づき、口が重くなって
いた本人からゆっくり話を聞き出したのがひと月前の夏の終わりのこと。楽しみにしてい
た学校行事に参加した先で「死にたい」と思うほどの精神状態になり、そのことにまった
く気づかないどころか、子どもが一人いないことにも気がつかず何も問題が起きていない
と言った学校。事実確認と話し合いのために学校に行って、長男の話が作り話ではないこ
とはわかった。私は学校を責めたかったわけじゃない。今後も楽しく通えるように、すぐ
に対応して、あの子の心の傷に対処して欲しかった。
森散策の時、点呼をとらずに出発したという学年主任は「ご長男くんに謝ります」と言
った。でも、本人に直接の謝罪は最後までなかったよね。そんなことはどうでもいいのだ
けど。
学校の対応がずっとトンチンカンで、それによってどんどん我が子の心が壊れていくの
を見ながら、眠れぬほど悩んだ。もちろん、夫婦で沢山話し合った。この夏の初めに開業
したばかりで忙しい主人の代わりに、私が先生たちと話し合いに学校に通っていた。
主人が校長と話をした途端に、学校の対応がわかりやすいくらいに変わった。
なに、これ?母親をバカにしてんの?
腹は立つけど、でも、今大事なのは、私のプライドじゃない。
我が子に笑顔が戻ること。
大好きだった学校に再び楽しく通えるようになること。
戦いに勝つためには、なぜなんの為に戦っているのかの軸を見失ってはいけない。
そう!だからここで主人に学校に行ってもらい、私の気持ちを主人の言葉で伝えてもらえた。
そして学校が本気になった。だから、これは私の作戦勝ち。
ただなめられたままでいる私じゃないのよ。
(エッセイここまで)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220520/18/fumi-kokko1103/90/c3/j/o1080081015120730225.jpg?caw=800)
今回の課題本『かぼちゃの馬車事件 スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏』
読み始めたらやめられなくなって、一気に読み切っちゃいました!
この話しスゴイ!!実話ということに驚くなー。
ドラマ化して欲しいです。
で、今月……この本からエッセイ書くの難しかった^^;
この本の中に出てくる
「為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」
これ、私の中学の時からの座右の銘のひとつ。
この言葉をもとに書いた文章が新聞に掲載されたことあったなーなんて思い出したりして。
そういえば、専門学校入学の時の作文にもこの言葉からのエピソード書いたかも。
為せば成る為さねば成らぬ何事も。
ほんと!
成らぬは人の為さぬなりけり。です。
ということで、今月も無事に締め切り前にエッセイ提出できてよかった♪
「おまけ」
昨晩の合評会の時、私の講評を担当してくださったちあきさんが
「kokkoさんの髪の色・・・金髪!?ちょっと講評の前にそれが気になっちゃって」と(笑)
いやぁ^^; 金髪に染めたわけじゃないのだけど、も。
昨年からのあれこれであまりに白髪が増えちゃったので、
もういっそ白髪を染めるの辞めちゃってグレイヘア目指そうかー♪
というわけで、現在髪の毛の色を変化させてる真っ最中です( *´艸`)
![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
![右矢印](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
現在「ふみサロ」エッセイ集第二弾出版に向けて動き出しているところ!!
ハート・カウンセラーkokkoの本