若ママとキャリアママの両立策 | 人事部WMの、24時間人材開発日記

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人材開発と組織開発を生業にしてます。
家では、2児の育成を担当しています。

今日、帰りの電車でtwitterひらいてみたら、私のTL、クロ現一色であった。


産みたいのに産めない ~卵子老化の衝撃~ - NHK クローズアップ現代
「卵子は老化する。35歳を超えると妊娠が難しくなる」。医師の言葉に、不妊クリニックのセミナーに集まった夫婦たちに動揺が走る。今や、不妊治療・検査を行ったことのある夫婦は、6組に1組。女性の社会進出につれ晩婚化が進み、35歳を過ぎて不妊治療を始め




な、なるほどね・・・ちょうどあたくしもお年頃だし、わかるわぁ・・・


で、だ。


早いうちから・・それこそ、20代前半から産み始めることができれば、不妊のリスクは低くなるし、兄弟も沢山持てる。ってことだよね。



って考えてみたんだけど・・・ぶっちゃけ、
若ママとキャリアママの両立って、かなりムズくないっすか??



たとえば大学卒業してすぐ就職して、24歳で出産、とかだと、入社2年目でしょ?

で、育休で1年休むでしょ。
育休復活しても1年は子どもの体調不良やらなんやらで100%働くのムリでしょ。
やっと起動にのったかとおもったらその数年後には二人目ご懐妊→またスローペースな数年がすぎ・・
そうこうしてるうちに、今度は上の子小学校入学で、またしばらくムリできないっと。


そうこうしてるうちに、あっというまに30代後半。
でも、スキルは今だ、ジュニアレベル・・・という、空恐ろしい事態に。
※ワーキングマザーは年齢をマイナス10歳しとけってホントだわねぇ



ワークとライフのバランスの取り方は人それぞれではあるけれど、いい仕事をしたいと思うならば、身も心も24時間365日そこに一点集中して没頭するような時期って必ず必要だと思うのですよ。

そこで、必死になって身に付けた諸動作が、その後、ペースを落とす時期になって、貯金として効いてくると思うのです。


なので、逆に、そういう仕事人としての動作を身に付けないうちに、家庭のほうが重たくなってしまうと、正直そのあとのキャリアで、再浮上できる時期って果たしてくるのだろうか・・・?
と、心配になってしまいます。


うちの会社の場合の話をすると、必ずしも子持ち女性だからといってマミートラックに押しやられるわけでもなく、活躍されてる方もそれなりにいらっしゃいます。

ただ、時間に制約があるのは事実なので、使いづらいことも事実。

その「使いづらさ」を超えて、居場所を確保出来てる人って、例外なく、出産する前の、まだ独り身だった時代に、一人で仕事を回せるスキルを身に付けてる。だから、制約があっても、それなりに出来る仕事がある。

実際に人をアサインする立場にあるリーダーの女性の方が言ってましたっけ。
「こういう時代だし、子どもがある人にもできるだけ活躍してもらいたい。だけど、ジュニアレベルの人で子どもも小さくて・・・となると、正直、割り振れる仕事がなくて、アタマを抱える」と。


まぁ、そりゃそうだよなぁ・・・


以前、時間の制約がある人がどういう働き方をすればいいんだろう?ということで、こういう記事を書いたこともありますが、


ママコンサルのサバイバル術|ママだから出来る!?世界を変える仕事(準備中)
ママコンサルのサバイバル術 2011-01-11 17:17:51 テーマ:ブログ たまには、わたくしの本業のことをば。 新卒以来、ず~~~~っと某外資系コンサル会社でコンサルやってます。コンサル ...





ここでも書きましたが、結局、サバイブできるのはとんがった人、なんですよねぇ。
で、とんがる前に、家庭ができて子どもが生まれて丸まってしまうと、正直、きついかなぁ・・・



ということで、若ママとキャリアを両立する道がどうも想像がつかず。


ただ、1点、希望を見出すとすれば、子どもがいても、仕事に没頭できる環境であればなんとかなるということ。

方法としては大きく、

1)実家に外注(←子育てを人にやってもらう)
2)子が大きい(←超若ママである)

のふた通りが論理的には考えられますかな。


実家に保育園の送り迎え&夕ご飯&お風呂と夜の子どもの世話は丸々丸なげ! ということができれば、仕事になんぼでも没頭できるのは、容易に想像つくかと。

勝間さんとかも、子ども抱えてえらい出世してますが、ご本人の能力もさることながら、あの方、ご実家が都内で、子どもが小さいころ実家に世話になりっぱなしだった、ってどっかに書いてましたね。
そうじゃないと、戦コンで、1ヶ月まるまる地方出張行きっぱなし、とかありえないもんねぇ。


もしくは、15歳で出産して、大学卒業するころにはすでに子どもが小学生、というソリューションも論理的にはありえる。
小学生になったらなったで違う子育ての悩みは出てくるでしょうが、少なくとも子どもが1、2歳のときのような、しょっちゅう熱出して保育園休み・・・とかいう事態はもうないわけで。面倒みのよい学童が近所にあれば、言うことなし。

ただ、その場合は、学生生活をチビとともに乗り切るというチャレンジもおまけでくっついてきますが。

冷静に考えれば、高校生が、子どもを育てながら、単独で学校卒業するなんてありえないでしょ。
大学生だって、保育園の優先度は一番低いから、まず認可園はムリ。結局親や周りの人ががっつりサポートしてないと授業に出るのもままならないよな。


それを考えると、どっちを選んでも、
実家と共同で子育てする以外に、両立策はありえない!


という身も蓋もない結論になったのであった・・・