5月の読書まとめ | 人事部WMの、24時間人材開発日記

人事部WMの、24時間人材開発日記

人材開発と組織開発を生業にしてます。
家では、2児の育成を担当しています。

5月の読書は31冊。こんなに沢山読んだっけ??と思ったら、過去に読んだクーリエジャポンの大量登録が効いたらしい。
雑誌と絵本を除くと実質17冊。
一日一冊ペースではなかなか読めないねー。

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5月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:4015ページ

続・日本人の英語 (岩波新書)続・日本人の英語 (岩波新書)
日本語と英語がまったく異なる体系からなる言語だということを改めて痛感させられる。日本語感覚ではなかなか理解できない英語のロジックを解きほぐしてくれる本。"a""the""不定冠詞”の違いがネイティブに何を発想させるか?冠詞が異なることでネイティブの脳内にはどんな光景が広がるか?取り上げられているのはごくごくベーシックな文法事項だが、なかなかここまで解きほぐしてマスターするのは難しい。これを知って使いこなせると飛躍的に英語の運用能力が上がると思った。英作文に迷ったら読み返したい本。
読了日:05月28日 著者:マーク ピーターセン

抱かれる子どもはよい子に育つ―確かな「存在感」をはぐくむ愛の心理学抱かれる子どもはよい子に育つ―確かな「存在感」をはぐくむ愛の心理学
典型的な母性愛の尊さをたたえる本。男女には明確な役割分担があり、子を抱く母の姿は神仏に等しいのだそうだ。なるほど!私はずっと自分を人間だと思っていたが、彼らによれば母は生身の人間であっちゃダメらしい。だから、母親に対して当たり前のように完全な母性を要求するし、母親業に高い使命感を感じてる人は、その要求に答えようとしては(当然ながら)失敗し罪悪感を抱きがちなわけだ。ママ向け講座が、どれもこれも「がんばりすぎなくていいですよ!」をメインメッセージにしてる理由に今更ながら気づいた。納得。
読了日:05月28日 著者:石田 勝正

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 07月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 07月号 [雑誌]
進化する世界の「エリート教育」がどんぴしゃ。中国・北京大学の中の選抜チーム(マンツーマン教育)とか見てると、日本が将来戦える気がぜんぜんしないんだが・・・
読了日:05月26日 著者:

蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)
5歳3歳への読み聞かせで読了。芥川龍之介が書いた文章そのままに、ふりがなをふり、現代仮名遣いに改めたもの。意外に短いので子ども向けにもつるっと読める。さすがに3歳には難しかったが(汗)5歳は意外にくいついてきてた。絵がものすごくいい。あまり綺麗な絵柄ではないが、デッサンが正確で表現力が豊かで、怖さがよく伝わってくるw
読了日:05月24日 著者:芥川 龍之介

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
よりによって禁欲的で儲け主義に厳しいプロテスタントの世界で、なぜ資本主義が芽生えたのか?現代資本主義の礎は、まさにその禁欲的な隣人愛から芽生えたとする画期的な論考。非常におもしろかった。「隣人愛」の実践が労働の自己目的化に結びつき、節約の推奨と浪費に対する嫌悪が、利潤を投資に向かわせた。この労働&節約→利潤増大→投資というスパイラルが資本主義の萌芽となったのだと。労働は隣人愛で天職であるとする考え方は、日本的「働く=傍を楽にする」と通じるものがあってさらに興味ぶかい。
読了日:05月24日 著者:マックス ヴェーバー

子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる
最近、スパルタ教育本を続けざまに読んだので、中和するために(笑)子どもの自尊心はぐくむ系の本を再読。親の威厳をたてにスパルタ教育を施す方法も悪い面ばかりではないが、実際に今の子供たちが生きている、自由と尊厳を重視するコミュニティの中で運用していくのはなかなか難しい面もあると思う。こうしたコーチング的アプローチも方法論として持っておくことが親の育児スキルの幅を広げるのには不可欠だと思う。
読了日:05月24日 著者:ハイム・G・ギノット,菅 靖彦

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
「アルジェリア出身ユダヤ系移民のフランス人」という著者の出自がたいへん分かりやすく現れた未来予想はともかく(笑)、過去の歴史の流れの延長線上に21世紀があるという俯瞰的な観点から、今すでに起こりつつある余兆より未来の進む道を見た本。2050年の地球は、クリエーター階層たる超ノマド、ノマドに憧れる定住民たるバーチャルノマド、紛争や自然破壊、経済的苦境から住む土地を追われ漂流する下層ノマドの3階層に分かれるとする指摘は将来を生きる世代への興味深い指針である。容易な文章であっという間に読める
読了日:05月24日 著者:ジャック・アタリ

みちの家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)みちの家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)
子どもたちに伝えたい家の本・・ということで、建築家の頭の中を子供にわかる言葉でつづった絵本(かな?)でも、使ってる言葉は簡単なのだけど、その考えは深すぎてよくわからなかった(汗)ひょっとしたら、子どものほうが理解できるのかもしれない。幻想的な建造物(想像なのか実際にあるものなのかよくわからない)の写真?イラストとともに、人、環境、自然、街との関わりが溶け合っている様子が綴られる。
読了日:05月22日 著者:伊東 豊雄

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 07月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 07月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 08月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 08月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 09月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 09月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 12月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 12月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 01月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 01月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 02月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 02月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 04月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 04月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 05月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 05月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 06月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 06月号 [雑誌]
読了日:05月22日 著者:
タイガー・マザータイガー・マザー
NYタイムズの論争で有名になった本の日本語版。論争では虐待まがいの振る舞いが批判の的となっていたが、実際に本書を読んで気づくのは、母娘の間に築かれた濃厚な関係性と、子供の可能性への絶大なる信頼、そして子供の能力をストレッチさせるための献身っぷりであった。教育ママストーリーという意味では、日本人にとってはそれほど違和感がないかも。本書でも取り上げられていたスズキメソードや公文式もそうだが、基礎訓練の段階的積み重ねを重視する日本発の教育メソッドは意外にグローバルでも通用するものかもしれない。
読了日:05月21日 著者:エイミー・チュア

東大脳の作り方 (平凡社新書)東大脳の作り方 (平凡社新書)
タイトルがアレすぎて、正直育児・教育本を集中収集中じゃなければ絶対手に取らなかった本。「夢を叶える子の作り方」というほうが、よっぽど内容に近いかも。東大云々は実はあまり本質的ではなくて、夢や目標を叶えた人はどんなマインドセットを培い、どんな発想で生きてきたか?という実例を紹介した本。目標設定→自分にあったアクションプラン策定→わき目も振らず実直に実行という身も蓋もないことをできる子になるために、筆者が父から受けた訓練のエピソードは参考になる。生活習慣を規則正しくすることがいかに重要かわかる。
読了日:05月21日 著者:安川 佳美

人は見た目が9割 (新潮新書)人は見た目が9割 (新潮新書)
読了日:05月19日 著者:竹内 一郎



会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
会社人生を生き抜く上で大切な仕事観、コミュニケーション術を素朴な漁師言葉で書き綴った本。書いてある内容は目新しくないが、マグロ漁船という非日常的空間で、サラリーマンとはかけ離れた死と隣り合わせの極限のシチュエーションで磨きぬかれ、子どもにもわかる言葉で語られるその処世術には非常な説得力がある。40日間狭い空間のなかを固定メンバーで過ごす漁船。お互いを尊重し、海に逆らわずに生きるコミュニケーション術は、ストレス対応が仲間全員の生命に直結する極限のシチュエーションの中で磨きぬかれてきた無駄のなさ美しさがある。
読了日:05月19日 著者:齊藤 正明

コンサルタントの「現場力」 どんな仕事にも役立つ! プロのマインド&スキル (PHPビジネス新書)コンサルタントの「現場力」 どんな仕事にも役立つ! プロのマインド&スキル (PHPビジネス新書)
読了日:05月19日 著者:野口 吉昭



自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND
中高生向け?問題解決ツールを使うことで、人生がどれだけ豊かになるかを説いた本。大人でも大変に勉強になる。コンサルの道具箱的な扱いの思考ツールピラミッドストラクチャーが、実は人生における問題解決にどんだけ役に立つか。若いうちから異文化と接して、多種多様な価値観の中で揉まれることが、自分のあり方を確立していくためにどれだけ糧となるか。問題解決のスキルは人生の必需品だと痛感した。
読了日:05月18日 著者:渡辺 健介

学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))
筆者自身が生まれ育ち学力を身に付けてきた経験談をプロローグに、学力というものの成り立ちを樹に例えて解説。学力には根っこと幹と枝葉からなる。一番重要なのが根っことなる自己肯定感。幹に思考力、枝葉が知識と。それぞれをどう育てていくのか、筆者がフィールドワークした公立の小中学校の例をとり、ユニバーサルなあるべき公立学校教育を述べた本。家庭の文化的経済的水準に依存せず子供の学力を育む、社会資本としての学校のアクションの重要性に光を当てる。
読了日:05月18日 著者:志水 宏吉

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
iPhoneアプリ版で読了。2年ほど前の本なので、ところどころに懐かしさを感じるが(特に数字的な部分は)、twitterと政治との関わりの部分ではそんなに変わってないかも(政治の変化が遅い?)ただし、その後twitter~facebookが中東の革命に大きな役割を果たしたりと本書で書かれていたビジョンが一部現実になってるところもありますねぇ。その時のリアルタイムな意識をゆるやかに共有し拡散し付け加えていくそのプロセスから有象無象が生み出されていくのがtwitterのおもしろさなんだろうな。
読了日:05月18日 著者:津田 大介

幼児教育と脳 (文春新書)幼児教育と脳 (文春新書)
読了日:05月12日 著者:澤口 俊之



子どもの成績を決める「習慣教育」 (PHP文庫)子どもの成績を決める「習慣教育」 (PHP文庫)
子どもの人生に重要なのは、「人生に夢・目標を持ち」「その夢・目標に向かってがんばれる人間になる」こと。そのために必要なのが、1)よい生活習慣と、2)親の言葉かけによって、よいセルフイメージをつくること、である。よい生活習慣とは、結局自分の夢を日々の生活に落とし込む・・つまりはPDCAプロセスを回せることで、そのプロセスを回すエンジンとして、自責感情を持つ、やる気のある気分をもりあげる、などの方法が紹介されている。これができれば、結果として学校の成績も上がる。つまり、成績とは実は副産物なのであった。
読了日:05月02日 著者:今村 暁

学力を伸ばす家庭のルール―賢い子どもの親が習慣にしていること学力を伸ばす家庭のルール―賢い子どもの親が習慣にしていること
勉強とは、直接知識を仕入れるというよりは、頭の使い方や集中の仕方を体に覚えこませることに意味があると説く。子どもに学力をつけるのがうまい教師や家庭の特徴は、なんといっても子供の好奇心を大切にし、動機付けがうまいこと。子どもの感性をありのままに認め、伸ばすように勇気付けることで子どもは想像力や感受性を高める。お手伝いや自然の中で遊ぶといった経験は自然の不思議さを体で感じさせ、それが読書欲学習欲へとつながる。社会で通用する学力とは、身近に体感した謎を時にはハードルにぶつかりつつ、解決していく能力である。
読了日:05月02日 著者:汐見 稔幸

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