遅ればせながら3月の読書まとめ | 人事部WMの、24時間人材開発日記

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人材開発と組織開発を生業にしてます。
家では、2児の育成を担当しています。

まーーーーったく読書する気力がわかなかった2月でしたが、やわらかめの本をチョイスして、なんとか「本読みたくないモード」から脱出。


子育て支援系アクションはじめたので、せっかくなら子育て系の勉強もしようと、いまさらながら子育て系の本を読み始めた次第。
乳幼児のうちが肝心!とか書いてあって、いまさらながら焦るw(やばっ、下の子もうすぐ3歳だよ!!)みたいなwww


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3月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2365ページ

「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法 「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法
ノマドワーキングのノウハウ・ドゥーハウ。フリーで働く人がメインターゲットになるが、会社員でも部分的にはまねられるところ多し。類書「仕事するのにオフィスはいらない」とあわせて読みたい。ツールの使い方は具体例がたくさん。特にセキュリティ面の留意事項などは「仕事するのに~」では触れられていなかった箇所なので参考になった。サードプレースの記述が特に分厚く、都心で働くノマドワーカーには参考になると思います。
読了日:03月31日 著者:中谷 健一
国際比較にみる世界の家族と子育て 国際比較にみる世界の家族と子育て
アメリカ、日本、韓国、タイ、フランス、スウェーデンの6カ国の子どもを持つ親に対する子育て環境の調査結果まとめ。日本(および韓国も似たような傾向)の親は、「性別による役割分担意識が強い」父親だけでなく母親も、父親には仕事をしっかりしてほしいという傾向が強く、女の子よりも男の子へのしつけが甘くなりがち。その一方で「父親の育児時間は最低」だが「自由時間が増えればその分子どもと過ごしたいと思っている」傾向は増えている。「母親の地域ネットワークの強さ」が母親の育児不安と密接につながっている。
読了日:03月31日 著者:牧野 カツコ,船橋 惠子,中野 洋恵,渡辺 秀樹
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫) 子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
子育てのゴールを「子どもの自立」に設定し、そこから逆算して親としていかに子どもに働きかけるか、ついついやりがちないけない行為が、子どもにどんな作用をもたらすのかを親しみやすく記述した本。「今は刺激がとにかく多すぎ健全な育ちを阻害している。しかし、親がすべてコントロールすることは出来ないのだから、子どもに刺激を受け止める力を育てるほうがいい」「ヘルプは子どもを「できない子」、サポートは「できる子」と扱うこと」「自分の行動の結果に責任をとらせることが問題解決能力を伸ばし、人生の主導権を握れる人になる」
読了日:03月31日 著者:菅原 裕子
人を動かす 新装版 人を動かす 新装版
ざっと一通り読んだだけでは意味がない本。手元において、全部丸暗記して、日々実践して血肉にしてやっと生きてくる。やるべきことは全部目次に集約されてるので、書き出して見えるところにはりだしとくといいかなぁと思いました。「重要感を持たせる」「話さず聞く」など、コミュニケーションの本質は人間に対する信頼と敬意であると思いました。
読了日:03月31日 著者:デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博
ファシリテーション入門 (日経文庫) ファシリテーション入門 (日経文庫)
ビジネス場面が中心だが、それ以外でもチームでコラボするときのコミュニケーションの技能がコンパクトにまとまっていて使いやすいと思った。共通目標の設定がなにより大切、そこにいたる道筋をチームメンバーで合意しながらつくっていくプロセスがなにより大切、というのは実感として合意。特に非営利組織では、場のデザインの如何で成果がまったく変わるというのはよくわかる。ざっと読んでわかっただけでは意味がない、日々実践してナンボの本。
読了日:03月31日 著者:堀 公俊
完璧志向が子どもをつぶす (ちくま新書) 完璧志向が子どもをつぶす (ちくま新書)
20年間の間を経た、乳幼児を育てる母親に対する2つの調査「大阪レポート」「神戸レポート」から導き出された、現在の育児環境の課題をとりまとめた本。「現在の学校教育が輩出している人材特性は、育児には不適合である」「現代の親には、子どもを必要とするインセンティブがなく、むしろ社会が子どもを必要としている。だからこそ、社会で子育てをする施策が必要とされる」「母親自身の育児経験の乏しさが育児困難の要因となっている」「父親の家庭や育児に対する姿勢は母親の育児ストレスをもっとも左右している」
読了日:03月25日 著者:原田 正文
親教育プログラムのすすめ方―ファシリテーターの仕事 親教育プログラムのすすめ方―ファシリテーターの仕事
カナダ発「Nobody's perfect(完璧な親などいない)」プログラムの、ファシリテーター向けテキスト。カナダの自治体で使われることを想定して作られているので、日本の自治体にはない実に多様な親が想定されている(シングルマザー・ファザー、ティーンズ、障害者、移民・難民、先住民、スラム住民等)。このような多様な親が、子育てを学び、子育てに前向きになるよう、ファシリテーターはどう考えて準備し、プログラムをすすめていくか。その概説が書かれている。ファシリテーションの基礎をすでに勉強している人向け。
読了日:03月22日 著者:ジャニス・ウッド キャタノ
子育てと出会うとき (NHKブックス) 子育てと出会うとき (NHKブックス)
母性神話は「神話」であることを実証をこころみた本。女性であれ男性であれ、子育てはやりがいと本能だけでやりきることができない、泥臭く、奥深い営みであることを指摘。その一方で、過剰なまでの母親に対する思いやり?にも警笛を鳴らす。親になるのに免許はいらない=実にさまざまな知的常識価値観レベルの親がいること。したがって、画一的なアドバイスだけでは、子どもにきちんと届かない。特に中低所得者層・情報弱者を対象に支援を行うのであれば、きめこまかくこちらから出向くアウトリーチが必要であろう。
読了日:03月22日 著者:大日向 雅美
「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない 「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない
母性神話の問題点を指摘しつづけた筆者の、現場での実践を踏まえた本。現場で出合う「支援に値しない」親の例を前に迷いつつ、そんな親でもなおも支援することに意義があると言い切り、支援することの大切さを説いている本。
読了日:03月22日 著者:大日向 雅美
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) 仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
ノマドワーキングのバイブル本。数年前の本なので、クラウドツールについては若干事情が変わっている部分もあるが、基本の大切さは今もってかわってない。アテンションコントロールの方法や、ノマドな構成員同士のつながりの重要性などは、大変に参考になった。何度も読み返している本。
読了日:03月22日 著者:佐々木 俊尚

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