18.04.15 かすみがうらマラソン(スタートからゴール) | ふむふむのブログ

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旅と山、参加したスポーツイベントなどについてだらだらと綴ります。
2013年から区切り打ちで始めた歩き遍路に関しては必ず綴るようにしています。
備忘録として、だらだら長く書いてしまうことが多いですが、お読みいただけると嬉しいです!

スタート。
とりあえずハーフまでを90分で頑張ってみます。
残りは歩いたっていい。

30秒もかからずにスタートゲートをくぐれます。
Aブロックって快適ですねぇ。

今日は春の嵐予報だったから出走回避した選手も多いかもしれない。
しかし、雨はあがり、風もそれほどではない。
そこまで悪いコンディションではない。

ただ、道路の端は水たまりが多いので出来るだけ真ん中を走るようにします。

サブスリーは1km4分15秒ペースが求められます。
普段自分はそんな速さでは走っていません。
数キロのランニングでも1km4分20秒くらい。

しかし、最近のレースでは普段のランニングよりハイペースで展開できているので、やはりレースのテンション、集団走はレベルアップさせてくれる。

最初の1kmは集団の流れに任せて。

最初の1kmを5分13秒。
いきなり約1分の借金。
出だしは仕方ない。

意識的に少しペースを上げます。

高架へ登る手前で突然集団が割れる。
目の前には大きな水たまり。
避けきれず右足が浸水…。

足がふやけると爪を痛めたり、マメが出来たりするので不安だ。
雨を想定し、ファイントラック のスキンメッシュソックスを下に履こうか悩み、結局履かずに来たことを後悔。

次の1kmは4分16秒。
目標ペースまで来た。

とはいえ、出だしのロスを補うには、4分10秒くらいでいかないとマズイのか…。

普段よりハイペースなのは体感的にも分かる。

最初は緩やかな登りが何ヶ所かある。
登りは前半に少しあるだけ。

3kmを通過。
1km4分20秒。
ペースは保っているつもりだったのだが…。
登りだったのかなぁ。

今のペースより少し早そうな選手を見つけ、その人の背中を見ながら走らせていただく。

以降1km4分10秒前後のペースで安定してくる。

21分58秒で5kmを通過。

早くも左ふくらはぎに張りが出ている。
右足はだいぶ乾いてきた。

最近は張りが出て、攣りそうな感じになることまではあるが、攣ってしまうことは無い。
今日は持つかなぁ。
走っていれば張りは取れるかな。

ペースは4分10秒前後を保つ。
4分12から13くらいの方がいいかなぁとは思うが、微妙にペースを落とすのは難しそうなので、今のペースで行けるところまで行ってみよう。

呼吸が乱れ始める。
普段なら20kmは楽に行けるのだが、やはりハイペースなのだろう。
しっかりと深い呼吸を意識。

左足、腓腹筋外側の張りは更に強まり、嫌な痛みも出てくる。
バランスを崩したら攣ってしまいそうな感じだ。
ハイペースとはいえ、足の状態が良くないなぁ。

昨日長風呂しすぎたからか、アップがろくに出来ずスタートしてしまったからか…。
単に自分にはオーバーペースなのか…。

ま、仕方ない。

10kmを通過。
43分12秒。
この5kmは20分49秒。
ハーフ90分ペースに突入。

このペースで40kmを走れる気はしないな。

12kmを過ぎる。
足の痛みが更に強り、少しかばうような体重のかけ方をした直後、足が攣る。

イテテテ…。

立ち止まってストレッチ。
まさか、12kmで攣ってしまうとは…。

ハーフ90分の目標は早々に断念…。

しばらくストレッチをして走り始める。
走れはするが痛みがある。
しっかりと左足に体重がかけられない。

痛みがひどければ歩こう。

今更ながら、ポケットに入れていたコムレケアを服用。

13km地点。
攣ってしまい、ストレッチをし、その後もかなりペースダウンしてしまったと思ったがこの1kmは4分52秒。
5分かからなかった事に驚く。

とはいえこの足であと30km弱。
長い長い道のりになりそうだ。

その後、再び痛みが出て間もなく、また攣ってしまった。
さすがにこれはヤバイかな。

「棄権」が頭をよぎる。
友人達をゴールで出迎えるよと言って別れたのにそれが出来なくなるかもしれない。
ゆっくりでもいいから続けよう。
攣った所が肉離れしそうになったり、かばったせいで他に強い痛みが出たら止めよう。
1km6分台のペースまで落とせば、友人が追いついてくるかもしれない。
それはそれで楽しいかもしれない。

もう一度、しっかり足をストレッチしてゆっくり走り始める。

ふくらはぎは使わず、臀筋で前方への推進力を得るよう意識して走る。

15km地点。
1時間5分51秒。
ラップ22分39秒。

4本ポケットに入れたマグオンを補給。
本当なら20km地点で摂りたかったのだが、マグネシウムを入れておきたい。

2度攣った足、当然痛みがある。
かばい過ぎると他に痛みが出る可能性がある。
多少の痛みは我慢。

水たまりを避けたいのだが、急な方向転換をすると攣ってしまいそう。
いくつかの水たまりは避け切れず、足を突っ込んでしまう。

序盤に抜いていった選手にどんどん抜き返されていく。
虚しいなぁ。

友人達も頑張っているだろう。
しかも20年ぶりのフル。
自分より苦しんでるかもしれない。
無茶はしないにせよ、頑張れるところまで頑張ろう。

1kmごとに表示があるが、それが非常に長く遠く感じる。

それでも1kmあたりのタイムは5分を少し切るくらいで耐えられているのが不思議だ。
かなりペース落とし、かなりかばいかばい走っているつもりだったのだが。

かばって走れば当然後半は疲労や他の部位の痛みが出てくるだろう。

20km地点
1時間29分53秒
ラップ24分02秒
この足で、このペースなら上出来。

痛みはあるが、攣りそうな感じは少なくなった。

前方に霞ヶ浦が見えてきた。

ハーフ通過。
1時間35分15秒

あと半分。
だましだまし走れてはいるが、体はいつどうなるかが想像できない。
このペースで耐えることが終盤己を救う事になるだろう。

後半足が止まってもサブフォーなら達成できそう。
友人達よりは先にゴールできるかな。

道は後半の下りへ。
飛ばしたいけど足へのダメージを考えゆっくりと。

あとはずっとフラット。

左側に霞ヶ浦が見えるのどかな道を進みます。

25km
1時間54分11秒
ラップ24分18秒

まだ4分台を保てている。
体感的には1km6分位のペースに感じるのだが、不思議なものだ。
ま、思ったより早いのだからいいだろう。

左がしっかり使えない分、右足全体の筋疲労が出てきた。
右足は靴も浸水しており、更に足が重く感じる。

右足は振り子。
水を含み重くなった靴を振り子にしてストライドを広げる。

30km
2時間18分33秒。
ラップ24分22秒。
まだ1km4分台で耐えられている。

大きく落ちなければサブ3.5で行けるかな?
キロ5分を切るペースを保てれば3時間20分も切れるが、それはさすがに厳しいだろう。

痛いし辛いしで、沿道の声援にはしっかりと答えることが出来ないが、とても力になっています。

35km
2時間43分36秒
ラップ25分3秒
キロ5分ペースまで落ちてきた。

蒸し暑いので、エイドは全て立ち寄り水分補給。

私設エイドもたくさんあるのが有難い。

コーラやら飴やらをいただきながら走ります。

雨が降り始める。
体が冷えるという事はなく、むしろ気持ちがいい。

靴は更に水を吸い、右足はクチャクチャ。

右足親指に痛み。
濡れてふやけた足だったからマメができてしまったようだ。

右足全体と左臀部はかなり筋肉が疲労している。
筋肉が疲労すれば、息苦しさがも出てくるはず。
が、攣ってペースを落としてからは心肺の辛さはそれほど出ていない。
筋痛と筋疲労がメインだ。
幸い、攣ったふくらはぎ以外は、筋疲労による痛みくらいで、関節やら靭帯やらの痛みは無い。

歩いている選手が何名か視界に入る。

少しくらい歩いてもサブ3.5は行けるかな?
と歩きたい願望が頭をよぎる。

ただ歩いちゃうと走り出す気にもならなそうななで、我慢して走る。

ペースが落ちてくる選手が増えてくる。

攣ってからは抜かれっぱなしだったが、少しずつ追いつける選手が出てくる。

右足の甲が痛む。
紐の締め付けによる痛みだ。
靴が濡れ、更に足がふやけ、紐の締め付けが強まってしまったのだろう。

39kmポイントを通過。

あと3km、甲は痛いけど、紐は緩めずゴールまで行ってしまおう。

左ふくらはぎ、右甲の痛みに筋疲労。
右足は棒になってきた。
息も切れてきた。

40km
3時間8分58秒
ラップ25分22秒
キロ5分は超えてしまったが、この足でホントよく粘れているな。

1キロ5分ちょっとで耐えれば3時間20分が切れる。

ラストスパートする脚力は無いし、また攣るリスクが高い。

今より落とさなければいい。
少しだけ意識的にペースを上げる。

一気に息苦しさと筋肉の張りが出る。

あと2キロ、耐えよう。

市街地に入り、沿道の声援が増える。

41キロ。
この1kmは4分57秒。

よし行ける。

右足の甲がかなり痛いが止まる時間は無い。

競技場が見えてきた。
あと少し。

時計は3時間19分になろうとしている。

競技場を一周なり半周なり走るとなると3時間20分をオーバーしてしまいそうだ。

競技場に入るとすぐにゴールゲートが見える。
よかった、すぐそこがゴールだ。

ゴール。
3時間19分36秒

とりあえず右靴の紐を緩める。

完走証をもらう。
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手荷物預かりに向けて歩き始めると、右足も攣りそうになる。

心肺は大丈夫だったが、筋肉は限界だったようだ。

手荷物を受け取り、着替え。
靴はしっかりと紐を通して緩めないと脱ぐときに脚を攣りそうだ。

友人の応援に行きたいので、着替えたらすぐにザックを背負い、折り畳み傘をさして競技場に戻る。

3時間55分を過ぎる。
サブフォーランナーが次々にゴールしている。

まだ友人達は来ないだろう。
競技場手前のコースまで移動しよう。

競技場数百メートル手前のコースで友人を待つことにする。

が、急な腹痛。
トイレに行きたくなる。 

仕方ない戻ろう。

競技場に戻り排便。

4時間20分を過ぎた。
そろそろ来るだろう。
競技場入り口で友人達を待つことにする。

スマホがなる。
友人からだ。
なんと4時間14分、ネットで4時間5分で既にゴールしたと。

う◯こをしていた時か、トイレダッシュしているくらいの時にゴールしていたようだ。

もう一人は後を走っているとのこと。
なので、ここで待機。

友人発見。
時計は4時間28分になるところ。
声をかけると気付いて手を振り返してくれた。
足取りもしっかりしている。
4時間28分台でゴール、ネットタイムは4時間20分。

二人ともちゃんと想定通りの展開でゴールした。
20年越しのリベンジ達成!
20年前の自分を超えた!

更衣室前の集合場所に集まりお互いの労をねぎらう。

友人宅に戻り、祝勝会。
自分は酒弱いし、車で今日中に帰らないといけないのでお茶。
お食事まで出していただき、友人ファミリーも交えて楽しい時間を過ごす。

21時を過ぎたあたりで自分は帰宅。
車でゆっくりと帰ります。

結構風が強く、改めて今日の予想外のコンディションの良さに感謝。
序盤から飛ばし、早々に攣ってしまった足。
棄権も考えた中、なんだかんだで3時間20分が切れた。
今までのレースには無い色んな経験ができた。

ここまできたら、やはりサブスリーにチャレンジしてみたいと思う。

スピード練習して攣らない足を作らないと。