シフト調整の平日公休。
肋骨痛いし、雨予報だし、スノボ、ジョギング、登山 は無し。
こういう日はお寺に行きます。
今回は、坂東三十三観音霊場の二十番札所、西明寺へ。
栃木県の益子町にあります。
益子には以前、陶器市に行ったことがありますが、その時は陶器市だけ見て帰りました。
西明寺は前からすごく気になっていたお寺です。
真言宗豊山派のお寺で、御本尊は十一面観音菩薩。
「笑い閻魔」が有名なお寺ですが、境内には医療機関や福祉施設があるというのが自分にとっては興味の対象。
なぜ、お寺に医療機関と福祉施設が併設されたのか?
どんな感じに運営されているのか?
そっちが気になりました。
が、今まで全く調べたことはありませんでした。
「笑い閻魔」が有名なお寺ですが、境内には医療機関や福祉施設があるというのが自分にとっては興味の対象。
なぜ、お寺に医療機関と福祉施設が併設されたのか?
どんな感じに運営されているのか?
そっちが気になりました。
が、今まで全く調べたことはありませんでした。
まずは 益子の街を少し歩く。
前に来た時は「陶器市」の時で、とても賑わっていたが、雨の平日は静かだ。
閉まっている店が多い。
そして西明寺へ。
山の入口にお寺の案内と、福祉施設の案内表示があった。
お寺方面へ登る。
途中、立派な建物がある。
ここが診療所のようだ。
更に登ると西明寺駐車場。
閉まっている店が多い。
そして西明寺へ。
山の入口にお寺の案内と、福祉施設の案内表示があった。
お寺方面へ登る。
途中、立派な建物がある。
ここが診療所のようだ。
更に登ると西明寺駐車場。
納経所で、寺内は人が居ないため、内陣へ入るならここで拝観料を支払ってくださいと声をかけられる。
拝観料と納経代を支払い、納経帳を預ける。
地図で境内の説明を受け、本堂内陣への入り方を教えていただく。
パンフレットに載っている聖観音像は今、福祉施設に行っておりご覧いただけません。
と説明を受ける。
福祉施設に聖観音像様、出張中かぁ。
なんとも羨ましい施設だ。
なんて思う。
石段を登る。
拝観料と納経代を支払い、納経帳を預ける。
地図で境内の説明を受け、本堂内陣への入り方を教えていただく。
パンフレットに載っている聖観音像は今、福祉施設に行っておりご覧いただけません。
と説明を受ける。
福祉施設に聖観音像様、出張中かぁ。
なんとも羨ましい施設だ。
なんて思う。
石段を登る。
雨なので慎重に。
楼門
本堂に入り内陣参拝。
内陣参拝をする。
びんずるさんは素敵なお顔。
大師堂。
茅葺で趣きがあります。
こちらも茅葺の閻魔堂。
三重塔。
聖観音像は施設にどんな感じに安置されているかを尋ねてみた。
入り口を入るとデイルームがあり、その奥に安置されていると。
昨年ご住職が亡くなられた(現住職はその奥様)。
ご住職はすい臓癌となり、終活をされた。
住職は、葬儀は施設で聖観音像の前で行って欲しいと希望され、実際ご希望通りに行われたと。
聖観音像はそのまま施設に安置してある。
と、教えてくださった。
診療所もあるということは、ご住職が医師だったのですか?
と尋ねる。
癌研の医師であったとのこと。
ご住職の父が、息子を医学部に行く事を勧め、医師になった。
医学部を出て、癌研で働いていたが、父が亡くなり、大学で仏教を学び、寺へ戻った。
寺へ戻ると診療所と福祉施設を建てた。
医師と僧侶、二足のわらじで緩和ケアに取り組んできたが、今度はご自身が癌になってしまった。
終活をし、最期まで精力的に活動されて、お亡くなりになったと。
壮絶な人生だ。
恥ずかしながら、僧侶の親族で頭のいい人が診療所経営をし、親族で「この世からあの世まで」なんて感じに、したたかな経営してるのかなぁなんて勝手に想像していた。
何とも恥ずかしくまた無礼な思考をしてしまっていた。
その後、ネットで調べた所、檀家も持っていないそう。
この凄い経歴、壮絶な人生から、テレビなどで特集されたり、著書も出されたりしていたようだ。
ターミナルや緩和ケアには、医師と同じくらい僧侶が必要なのかもしれない。
そんな風に思った。
納経所の方にお礼を言って山を降りる。
聖観音像が安置されている、介護老人保健施設がどうしても気になってしまう。
どんな所かだけでも見てみたいな。
駐車場まで行ってみる。
間違って隣の通所施設の駐車場に来てしまったようだ。
隣にある建物が、その介護老人保健施設だろう。
駐車場からその老健の広く立派な1階フロアがガラス越しに見える。
話しの通り、1階フロアの奥に聖観音像が見える。
当たり前だが、入所者さん、職員さんの日常が垣間見える。
遠くのガラス越しに見える聖観音像に合掌し、駐車場を出る。
遠くのガラス越しに見える聖観音像に合掌し、駐車場を出る。
少し変わった遥拝をさせていただいた。
医療、介護に関わる者として、患者さん、利用者さんとの関わり方、死生観を見直す良い機会をいただく参拝となった。
住職の著書を読んでみよう。