美奈子と早藤
場面が変わり、美奈子と早藤の様子が描かれます。
美奈子は積極的に早藤に性関係を求めるが、彼はそれに応じようとはせず、代わりに早藤は、美奈子を無視し、合コンで知り合った歯科衛生士の山本玲菜を襲いました。
玲菜は彼に処女を奪われたが、次第に彼に夢中になっていきます。
しかし、早藤は早々に玲菜に飽きてしまい、仕事中にもかかわらず鬼のように電話をかけ続けました。
美鈴は当然、彼の電話に出ることはありません。
そんな時、美鈴のスマホに画像が送られてきました。
それは、先日彼女が弄ばれた時の下半身の写真でした。
動揺した彼女はスマホを落としてしまいます。
そこへ通りかかった新妻がスマホを拾い、笑顔で美鈴に返しました。
しかし、新妻はその卑猥な画像を見てしまい、なぜ美鈴がそれを見ていたのか不安になるのです。
実は、新妻には佐古田ミカという彼女がおり、彼女は積極的なのですが、新妻のトラウマを知らないため関係がぎくしゃくしていました。
美奈子から早藤との浮気を疑われた美鈴は、過去に起きた忌まわしい出来事を何度も美奈子に相談しようとしました。
しかし、美奈子が異性関係で優位に立とうとする性格を知っている美鈴は、今もなお嘘をついてまで早藤との関係を話してくる美奈子を不憫に感じていました。
場面が変わると、新妻は佳奈の家に呼び出され、そこで和田嶋にも遭遇します。
明かされる事実
和田嶋は、佳奈から新妻を励ましたいという理由で部屋を追い出され、佳奈には引きこもりの兄がいることを知ります。
その後、新妻は美鈴の家を訪れ、彼女に早藤の嫌がらせを知っていることを告げ、防犯ブザーを渡しました。
ある日、歯痛に悩む美奈子が歯医者に行くと、偶然にもそれは玲菜の職場でした。
会話をするうちに、玲菜は美奈子が早藤の婚約者であることを知ります。
一方、新妻は美鈴に対して自分がしたことが余計なお世話ではなかったかと気まずく感じ、学校を休んでいました。
心配した美鈴が電話をすると、彼は意外にも美鈴のことが好きだと告白します。
そして、「先生のことが好きだからこそ、先生が敵だと思っている男が嫌で、消えてしまいたい」と心の内を明かしました。
しかし、美鈴は「私の敵は私自身」と言い、電話を切って一人涙を流しました。
新妻の真っ直ぐな告白に勇気づけられた美鈴は、早藤との歪んだ関係に終止符を打つ決意をしました。
そして、早藤のもとへ向かいます。
新妻もまた、居ても立ってもいられず、家に来ていたミカをそのままにして外出しました。
しかし、このとき二人は会うことができません。
美鈴がいつもより派手な化粧をしてきたため、早藤は精力が萎えてその場を離れました。
その後、早藤は溜まった性欲を美奈子にぶつけました。
久しぶりの性交渉に美奈子は喜びましたが、彼のシャツに付いたリップグロスが気になりました。
場面が変わり、新妻がミカに別れを告げるシーンがあります。
また、早藤の会社に彼と玲菜の関係を暴露する通告書が届いています。
送り主は玲菜の同僚、綾香でした。
しかし、早藤がオーナー令嬢美奈子の婚約者であるため、もみ消されてしまいます。
早藤は綾香を脅し、再び玲菜を毒牙にかけました。
場面が変わり、家族間の会食で早藤は美奈子の妊娠を知ります。
美奈子はすぐに美鈴のもとへ報告に行きました。
美鈴は一筋の涙を流し、美奈子が幸せになってほしいと願う一方で、自分を犯した男の子供が彼女のお腹にいることに複雑な思いを抱きました。
ある日、美鈴は近隣から苦情があった庭の木を切ってもらうため、新妻の祖父である植木屋に依頼し、その現場に新妻もいました。
美鈴と新妻
美鈴と新妻は、お互いに心を寄せ合っていることに次第に気づき始めていました。
しかし、美鈴は新妻の純粋な気持ちを弄んでいるのではないかと葛藤し、新妻も美鈴にキスをされても自分の下半身が反応しないことに愕然としていました。
困り果てた新妻は、和田嶋に自分のEDを打ち明け、相談します。
和田嶋は「好きだから反応しないのか、どうでもいい相手にしか反応しないのか試してみればいい」と助言しました。
和田嶋は、新妻が道徳や倫理に囚われすぎていると思い、性行為を後腐れなくできる女性も多いことを話しました。
そして、新妻に友紀という女性を紹介します。
新妻は割り切って行動することができませんでしたが、友紀は「一方的だと思うならお金を払って割り切ればいい」と言い、新妻はその言葉に吹っ切れてお金を渡し、反応を確かめました。
一方、早藤は玲菜を呼び出し、遅い誕生日プレゼントとして旅館に連れて行きました。
深夜のドライブ中に二人は揉め、早藤は玲菜がどれだけ悪く扱われても自分を好きだと言うのに腹を立て、彼女の首を絞めます。
しかし、その瞬間に美鈴や美奈子、そしてお腹の子供のことを思い出し、涙を流しました。
場面が変わり、美鈴が新妻から電話を受け、彼の助けてほしいという懇願を聞く場面に切り替わります。