劇場版「 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

眠りの小五郎誕生

工藤新一は、高校生探偵として次々と難事件を解決し、新聞でも話題になる存在でした。

ある日、新一は幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行きます。

そこで、黒ずくめの怪しい男たちと遭遇し、何か不穏な気配を感じた新一は彼らを尾行します。

しかし、新一は男たちに見つかり、謎の薬を飲まされてしまいます。

目が覚めると、新一の身体は小学生に戻っていましたが、頭脳はそのままでした。

元の身体に戻るため、そして黒の組織から身を隠すため、新一は「江戸川コナン」と名乗り、蘭の家に居候することに。

蘭の父親、毛利小五郎は探偵事務所を開いていましたが、肝心の推理力は全くありません。

しかし、コナンは知り合いの発明家、阿笠博士に作ってもらった麻酔銃と変声機を使い、小五郎になりすまして事件を解決していきます。

その結果、小五郎は「眠りの小五郎」として一躍有名になり、毛利探偵事務所には日々様々な依頼が舞い込むようになりました。

 

パーティに出席

ある日、毛利探偵事務所に一通の依頼が舞い込んできます。

しかし、その依頼は毛利小五郎宛ではなく、工藤新一宛のものでした。

差出人は有名な建築家の森谷帝二。

彼は新一に、後日行われるパーティに参加してほしいと頼んできたのです。

しかし、新一は現在コナンとして生活しているため、パーティに出席することはできません。

そこで、コナンは変声機を使い、新一の声で蘭に電話をかけ、小五郎を自分の代理として立てることにしました。

こうして、蘭と小五郎はパーティに出席することになりました。

 

デートの約束

パーティの日がやってきました。盛大に開かれたそのパーティでは、レクリエーションの一環としてクイズ大会が開催されました。

コナンはそのクイズを見事に解き、賞品として蘭と共に森谷のギャラリーに特別招待されました。

ギャラリーでコナンは一つの重要な事実を知ります。

コナンたちはこのパーティに来る前に、黒川邸で起きた殺人事件を解決していましたが、その黒川邸も森谷が設計していたのです。

蘭は新一の代わりに森谷のパーティに出席する代わりに、5月3日に新一と出かける約束を取り付けたのです。

久しぶりの新一とのデートに心躍らせる蘭。

しかし、コナンとなってしまった新一は、蘭と会うことができずに悩んでいました。

 

爆破予告

その一方で、黒川邸が何者かに放火される事件が発生。

さらに、犯人と思しき人物から新一に連絡が入ります。

犯人は爆発物を盗み出し、爆破予告をしてきたのです。

新一が爆発を止めなければ、公園にいる子供たちの命が危ないという警告を受けたコナンは、急いで公園へと向かいます。

コナンが到着した公園では、彼と同じ小学校の生徒である少年探偵団のメンバーたちがラジコンで遊んでいました。

彼らはそのラジコンを、知らない人からもらったと言います。

コナンはそのラジコンに爆発物が仕掛けられていることを見抜き、子供たちを避難させました。

子供たちが無事に逃げ切った直後、ラジコンは爆発しました。

 

仕掛けられた爆弾

しかし、事件はこれで終わりませんでした。

次々と都内で爆発事件が発生。その爆破された建物には共通点がありました。

いずれも森谷が設計した建物だったのです。

この事実から、コナンは連続爆破事件の犯人が森谷であると確信します。

コナンは森谷を追い詰めましたが、既に最後の爆弾が仕掛けられていました。

その場所こそ、蘭が新一と会うために向かっていた映画館でした。

コナンは急いで新一として蘭に電話をかけますが、時すでに遅し。

仕掛けられた爆弾が少しずつ爆発し始めます。

 

赤い糸

コナンは森谷から爆弾の設計図を奪い、電話越しに蘭に指示を出してメインの爆弾の解除に取り掛かります。

しかし、設計図は途中までしか書かれておらず、最後には赤い導線と青い導線が一本ずつ残りました。

蘭は思い切って青い導線を切りました。

そして、それが正解のコードだったのです。

蘭が好きな色は赤にも関わらず、青を選んだ理由は、新一との赤い糸を切りたくないという彼女の乙女心からでした。