インドへの一人旅③ | Be Fully Human

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「日本とフィリピン社会により広く大きな貢献をする」ことをミッションにした青年による、その実現までの道のりを綴ったブログです。このブログを通して、ひとりでも多くの方が「ごきげん」に人生を送っていただければ・・・、そんな願いを込めてお送りします~。

インド人は貧しい人は本当に貧しい。

 

物乞いのお婆さんは手の指が全て切られてなかった。

 

子ども達は汚れた顔に汚れた服を着て、裸足のまま旅行客に小銭をもらおうと手を差し伸ばす。

 

「親はどこ?」と聞いたら顔を振られた・・・。

 

本当に逞しく生きている。

 

勝手に観光客について歩き、ガイドをし始め、終わったらお金をもらおうとする。

 

重たい荷物を頭においてヨロヨロしながら運んだり、観光客5、6人の大人を乗せた小舟を一人で漕いだり、ガンジス河の写真を手に売り回ったり、この国の子ども達は本当に「生きて」いた。

 

・・・

 

ある一人の子どもにガンジス河沿いを案内してもらいました。

 

色んなところに連れて行ってもらいました。

 

でもメインストリートでは「ここは警察がいるから離れてくれ」って。

 

「自分はライセンスがないから見つかったら捕まるんだ」って・・・。

 

一生懸命ガイドしてくれた。

 

12歳って・・・。

 

・・・

 

ベナレスを発つ一日前、夕方一人でガンジス河を眺めていると横に5歳くらいの男の子が座ってきて、ニコニコ微笑んできました。

 

めちゃくちゃかわいい。

 

でもその後、近くにいたインド人の少年が日本語で「ソイツ、ソウヤッテカネトロウトシテイル!」って指差してきました。

 

今までニコニコしていたこの男の子の顔を見ていると「何ばらしよるとやっ!」といった表情をしてその少年を睨んでた。

 

人間くせえなあ・・・。

 

その日本語で話し掛けてきた少年は「俺はここのポリスだ!」と言って敬礼ポーズでニコニコしてた。

 

後に他の旅人と一緒に小舟に乗る約束をしていたので、「お前も一緒に乗るや?」って誘ったらめちゃくちゃ嬉しがっていました。

 

でもいざボートに乗ろうとした時、船漕ぎのおじさんからこの少年だけは止められたんです。

 

「お金は僕が払うんで」と頼んでも駄目だって。

 

この少年とおじさんが言い合いをし始めたがポリスどうちゃらという言葉が聞こえてきた・・・。

 

恐らく警官が見たらこの少年も日本人を騙したとみて捕まえるっちゃろうな・・・。

 

この少年は納得して「俺はここにいるから行ってきな。」って僕に言ってきた。

 

その時の本当に悲しそうな顔が今も忘れられません・・・。

 

・・・

 

デリーに戻って飛行場へ向かう日の午前中、東京でインド雑貨屋を経営しているインド人に食堂で出会い色々な場所に連れて行ってくれました。

 

富裕層がショッピングに来るようなお店が建ち並ぶ場所で缶ビールを買ってくれ広場で二人で飲んでいると靴磨きの兄弟がやって来て隣のインド人の革靴を磨き始めました。

 

僕はスニーカーだったので関係なかったんですが、兄の方が、これも汚れているから磨かせてくれと言って磨きだしました。

 

靴紐の先にあるプラスチックが取れて無かったので紐を通すことができず、この少年はライターで靴紐の先を焦がし、火が付いたまま「アチッ」と言って指で丸めて紐を通しました。

 

自分はビールを片手に靴を磨いてもらい何様なんだと思い胸が痛くなりました・・・。

 

完成した時にありがとうって手を合わせると、「合わせないでくれ。仕事やけん。」って・・・。

 

12歳と18歳。

 

学校には行けなかったって・・・。

 

・・・

 

僕は偶然日本に生まれました。

 

もしインドで生まれていたら・・・。

 

もしこの少年達が日本で生まれていたら・・・。

 

なんで生まれた国が異なるだけでこんなにも立場が違うのだろう・・・。

 

なんで一生懸命働いている子ども達が船にも乗れず、観光に来た外国人の靴を一生懸命磨いているのだろう・・・。

 

・・・

 

ニューデリーの中心部で空港行きのバスを待っていると、急にインド人のおじさんが焦ってやって来て喋り出してきました。

 

「今、日本人があそこの広場でお金をばら撒いて大変なことになっている!そいつは英語がわからないから警官も困っている!」

 

おじさんは僕が日本人だとわかると「急いであそこに行ってくれ!」と言ってきました。

 

慌てて現場に一緒に駆けつけると24、5歳程の男がウエストボーチからお金をばら撒き、7,80人程の人だかりができ、ライフル銃を持った警官が立ち往生しているでは!

 

その男のところまで行くと「I tell you the truth.」だの「World order」だの叫びながら狂ったかのようにお金をばら撒いていました。

 

その姿に若者(ばかもの)の僕はプツリときてしまい、気づいたら胸ぐらを掴み博多弁丸出しでボロクソに怒鳴っていました。

 

でも「いや、アジアのトップカントリーとして」だの「唯一の原爆被爆国として」だの訳の分からないことを叫び続けたので、ぶん殴ってしまいました。

 

インド人が7、80人輪になって囲まれる中、ぶん殴り続けました。

 

そしたら警官に止められました・・・。

 

・・・

 

僕は偶然だけど「日本人」として生まれました。でも生まれた以上は日本人として何が出来るか考え、そして行動していかないとって、そう、強く思った日でした。

 

・・・

 

このインドへの一人旅で、本当にインドの子ども達から多くのことを学びました。

 

日本に帰国し、この国は平和だなって改めて強く感じます。

 

僕は日本が好きです。

 

自分が育った国を愛するという感情は至って自然な感情ですよね。

 

でも今の日本を愛せません。

 

日本の為に、世界の為に何かをしなければという思いが宿った21歳、初めての海外一人旅でした。