幼馴染は「夏の爆笑王」③
幼馴染は「夏の爆笑王」Part.3
(前回のつづき:そして3日と経たず、その疑惑は確信へと変わる
)はじめから読む>>
その日は、Kだけが1人先に眠りについていた

(もちろん
前回同様死んだカラスのような声で、ひとしきり鳴き終えた後
)その隣で
オレとTはテレビを寝転んで観ていた。それは突然やってくる。
また※前と同じ起き方(仰向けから
キョンシー(古っ)のように腹筋だけで上半身を起こす)で、急にKがムクッと起き上がった

この光景を一度見たことのある
オレは、隣のTに
オレ:「おい、始まったぞ

」と小さく合図送った。
そう。
Tは
オレから話を聞いて以来、この光景を見たいがために
Kの寝た後、必ず2時間は起きて待っていたのだ
テンションMAX

のTは嬉しさ一杯の表情で
T:
「どーしんたん
Kちゃん
」と声をかけた。
するとKは、全くその質問には無反応

血走った半開きの目であたりを見回した後、
イヤホンを
耳から外し(いつも長渕剛を聞きながら眠っていた)
枕元の
MDウォークマンを大事そうに
左手に取り、おもむろに立ち上がった


布団で口を覆って笑いを堪えて見ている
オレらをよそに、そのまま部屋の
入り口へと向かって歩き出した
そして
扉(引き戸)の前で、空いた方の
右手を何かを握るような形にして
、取っ手のあたりで手首を
反時計回りに何度も何度もクルクルひねっている・・・

部屋を出たいと察したTが
T:
「Kちゃん、
戸を
右に開けんと出られへんで。」と助言した。
するとKは一言
K:
「そうか
」といい、
今度は手首を
時計回りにひねり出した
勘の良い人は、もうお気付くだろう

そう。
Kにはその入り口が
引き戸ではなく、
ドアに見えてたようで、あるはずのない
ドアノブを必死に回しているのだった


夢の中
現実
10秒ほど
ひねった後、K:
「あっ、やってもうた…
」と背中越しにポツリ
と小さく呟いた
そして振り返ったKの目は、
さっきのとろ~んとした
充血したモノとは違っていた。”目覚めた”のである


Tと一通り大声で
爆笑した後
Kに
真相を聞くと、
夢の中でオーナーの
ジジイに
ジジイ:「旅館から
割り箸(袋入り)取って来い
」と言われて、それを届ける途中だったという。
そして
海の家の裏口の扉は
ドアのなので、それを開けようと
ドアノブを何度もひねっていた時、急に視界が変わって”
目覚めた”のだ。と言う。そう。
Kは、この頃
インキン持ち
だけでなく、
夢遊病持ちの”
2冠
”も達成していたのだ。初めて目の当たりにしたTは
一晩中大興奮

今まで本人すら知らなかったその『Kの笑・劇場
』は一夜にして
オレら
夜の一大イベントになってしまった。そして、
それからもなお、間髪入れずに開演されたのだ

幼馴染は「夏の爆笑王」④へつづく>>
常夏SOUND
絶賛配信中
★★★★★★★★★★★★★★
レコチョク着うたモバイルへ>>


PC
スマホの方はコチラ
(
iTuneStore他多数/歌詞アリ)★★★★★★★★★★★★★★
Tsuyo-porn
J-WAVEでも特設ページでブログやっておま
▼1位目指してます。応援お願いします!▼
(別窓で開きます)