幼馴染は「夏の爆笑王」⑤
幼馴染は「夏の爆笑王」Part.5
(前回のつづき:そして、あの
名作・第4番を迎える。)はじめから読む>>
南国のスコールのようなドシャブリの雨の日
この日は夜にも
大型台風が直撃するとの予報を受け、朝5時に叩き起こされた

海の家が飛ばされないように、戸や壁に
木の板を×型に釘で打ちつけたり
貸しボートの中に水を張り、重石(オモシ)として屋根が飛ばないように
ロープでくくり付けるなど
台風対策の重労働にかり出された
当然客足も見込めず、休業へ。
突然手に入れた
休日も、疲れとドシャブリで出かける気力もなく、
Kと二人布団でゴロゴロしていた

Tはこの頃、地元の
女子に一目惚れをし
この前
GETした電話番号
に連絡をとり、
実家から取り寄せたKが当時ハマっていた
モード系ファッションに身を包んで
気合十分で出かけて行った。散々ゴロゴロして、気付けばもう夕方

腹の虫も騒ぎ、
マカナイを求め、
旅館にKと向かった。すると
行き先の途中で
民家の垣根に腰掛けているTの姿…
聞けば、
女の子の車でドライブする予定だったが

急遽その娘に、
地元の先輩から呼び出しがかかり、行かなきゃシメられるらしく

仕方なく送り返されたのだ


と言う。
(この頃のヤンチャな奴によくあるパターンのヤツや
)おそらく5分は
雨に打たれたであろう濡れた体を丸め寂しそうにタバコを吹かすT

その瞬間
Tを指差し、
コレでもか
というくらい声高らかに爆笑するオレ


オレ:「ギャ~ハッハッハッハ
」「ザマ~みろ
フラレと~んねん
」(
オレは忘れへんぞ
)(今日お前が出てく時、
T:
「ほな、オレは楽しんでくるから~
」「みやげ話
楽しみにしといてなっ
」と言う、
オレらを見下げるようなアノお前の
ドヤ顔をな
)ひとしきり笑い

結局3人で晩飯・風呂を共にした

寮に戻る頃には
台風上陸を思わせる大荒れの空。せっかく
風呂に入ったのに傘も役に立たず雨に濡れ到着した

そんな中、
気付けば、
そそくさと眠りについていたK

そして・・・この
つまらん休日を盛り上げようとするが如く4回目の『笑・劇場』が開演した

4回目ともなるとスピードはマックスに達していた

話しかける間もなく、
いきなりバサッと飛び起きたかと思えば

ドシャブリの嵐にも関わらず、取り憑かれたかのように
鍵を外し、
窓を今にも開けようとしているっ
あまりの早さに呆気にとられている
オレら二人をよそに、Kは勢いよく窓開け放ったっ



その瞬間

口の両端に両手をそえ


狼少年 or
ターザンがごとく大声で、「
台風19号が来るぞぉぉおおおお~~




」
(※イメージ)
と、まるで
近隣住民だちに警告するかように
外に向かって叫んだのである


少し間をあけゆっくり両手を下ろし


雨に濡れだす背中

するとポツリと、
K:
「まっ、またぁ~・・・
やってもたぁ~・・・
」と力なくつぶやいた

一瞬静まり返る会場


その瞬間
ドッ
と笑いに沸く観衆(2名)

キマッタ

まさにエンターテイナーだ


ブラボ~


更に
心をくすぐったのは、
台風の号数が合っていたこと
(
1週間ほど前に台風18号が上陸したばかり)
腹を抱え笑うと同時に、
オレ:(コイツと友達で良かったぁ~)
と幼馴染の更なる
魅力を噛みしめていた。
オレがKの”ショー
”を観たのは、これが最後
(実はこの後すぐ、
オレはオーナーの
クソジジイと
大喧嘩し、
1ヶ月半のバイトを3週間で
卒業した為
普段なら
「また、お前悪さしたんか
」と、理由も聞かず怒鳴りつける
ウチのオカンが、
電話で
クビになったことを告げた時
オカン:「そうか。ほな、気つけて帰ってきーや
」と、何故か理由も聞かずそう
迎えいれたことを思えている。お母ちゃ~~~ん

)
後日談として、Kの
彼女の話では、その後2度ほど不振な行動があったらしい
また
地元に帰ってKと
飲み明かす夜にでも期待するとしよう。幼馴染は「
夏の爆笑王」-完-はじめから読む>>
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