ファイナルギヤ | フルステージ・オフィシャルブログ

オリンピック観戦に忙しいです!


頑張ってますよね、日本代表🇯🇵



あと少しですが、まだ楽しみな競技もあるし楽しみです!



暑い中頑張ってる姿を見習って、僕はファイナルギヤの変更をこなしてます。







これはS2000のデフです。


ノーマルや2,2Lぐらいなら4,3あたりがどのサーキットやステージでも走りやすく使いやすかったのですが、先日テストドライブした車両は新たにエンジンを2,35L化し、トルクが増大したかわりに回転数が回せなくなって、早くシフトアップしなくてはいけなくなりました。


その為今回はハイギヤ化し4,1に戻し増えたトルクから少しでも守る為にWPC処理してから組み込みました。


ギヤが銀色でピカピカなのがその効果ですよ。



次はNB8ロードスターのギヤ比の変更です。

この車両はノーマルがなんと3,9というハイギヤが組まれています。


マツダは変更できるギヤが色々ありますが、例えば高速道路や燃費、水温や油温を考慮して少しだけローギヤになる4,1にしてみました。



ノーマルはビスカスLSDが組まれてました。

NB後期のRSは標準装備なようですね。


因みに、このビスカスでサーキット走行しましたが、まったくスポーツ走行には足りませんでした。

ブレーキするとリヤがロックして危ないです(笑)



マツダのファイナルギヤのベアリング部にはこんなヘンテコな形をした部品が付いています。


これのせいでよくトラブルになるので、



こんな筒状の部品に変更し、指に持ってるシムで細かい位置出しをします。




なかなか一回で決まる事が無い部分で、何度も何度も組んではバラす。

を繰り返してファイナルギヤの変更をしてから、LSDのバックラッシュや歯当たりの調整をします。



ここまで組み込み、位置確認してダメなら振り出しからやり直しです。


(笑)


嫌になるでしょ(笑)


でも、この細かい事がしっかりできているかどうかの差が出るんです。



年式も古いし、純正ゆるゆるブッシュではレスポンスが悪いので、バラした序でにマツダスピードの強化ブッシュに打ち替えます。

 




片側にある鉄板を削り落とさないとプレスにかけれないのでギリギリまで手作業で削ります。


僕のテスト号には更に上下にセミリジット化する為のスペーサーをいれました。

 


今現在ではこの状態で乗ってますが、一般道でも違和感なく異音や不快音もしないです。


アクセルのツキには敏感に駆動する様になり、レスポンスよく楽しい仕様になりました!



中々ここをサボり気味でしたが、毎日色々やってます(笑)



皆さまからの色々なご相談、ご依頼もお待ちしていますね!