筑摩書房の月刊PR誌です。
翻訳家 斎藤真理子さんのエッセイ「読んで出会ったすごい人」が今回取り上げているのは、メイ・サートンの日記。『独り居の日記』、『海辺の家』、『回復まで』、『70歳の日記』、『74歳の日記』、『終盤戦 79歳の日記』、『82歳の日記』(いずれもみすず書房刊)と年代ごとに続くのですから、すごいシリーズです。
斎藤さんは、サートンの怒りなどのマイナス感情の表現に目を向け、考察し、後半の日記は自分がその年になるまで読むのを封印しておくことにしたそうです。
果たして、時が来て読んだ時にどんな感想をもつのか、興味深いです。と言いつつ、私も『独り居の日記』以降のものは読んでいません。怖いもの見たさというか、自分も歳を重ねていくので、どんな心境になっていくのか知りたい気がします。
話は変わりますが、齋藤さんのエッセイ集『「なむ」の来歴』が、みすず書房の『読書アンケート2025』や読売新聞書評欄でとり上げられていました。こちらも読んでみたいです。
新刊で注目したのは、次の本です。
田中草大『古文と漢文 〜書き言葉の日本語史』ちくま新書
※古文と漢文の歴史、気になります。
松田真希子『ことばを学ぶとはどういうことか 〜外国語学習の本質』ちくま新書
※本質を捉えることでコミュニケーションをとりやすくなるのでしょうか。
宮台真司/奥野克巳『宮台式人類学 〜前提を遡る思考』ちくま新書
※社会学者と人類学者による二つの学問の相違とは。
パンス『「いまどきの若者」の150年史』ちくまプリマー新書
※明治から令和に至るまでの若者論の系譜。
佐多稲子『私の東京地図』ちくま文庫
※大正・昭和の東京を描く短編集。
アンリ・ルフェーブル『現代世界における日常生活』ちくま学芸文庫
※日常生活の中に潜む大量消費と官僚主義とは。
ハワード・S・ベッカー『社会学の技法』ちくま学芸文庫
※『アウトサイダーズ』で知られる著者による社会学方法論。










