近隣のサクラがほぼ満開に。
車を走らせていても目に入ります。
公共施設にいっぱいのサクラも見頃になっていました。
このところ、雨風強かったりもしますが、長く咲いていて欲しいです。
岩波書店のPR誌です。
小特集は、「猫と暮らせば」。それに合わせたのか、猫写真家として知られる岩合光昭さんの巻頭エッセイも。
猫を描いた日本近現代文学作品の紹介をした尾崎名津子さん、スユーティー『動物名集成』をもとに中世アラブでの猫の扱われ方を考察した西尾哲夫さん、「長靴をはいた猫」民話がどのように日本に受け入れられたのかを解説した横山泰子さんと3本のエッセイを興味深く読みました。
文学に登場する猫たち、様々なキャラクターとして登場しているのですね。漫画でもアニメでも重要な動物キャラだと思います。
我が家でも猫を飼っていますが、その魅力につい甘やかしてしまいます。
新刊で注目したのは、次の本です。
四方田犬彦『映画誌への招待』岩波現代文庫
※著者の初期代表作の増補版だそうです。タイトルから察するに映画誌に寄稿した文章なのでしょうか。
河合隼雄・養老孟司・筒井康隆『笑いの力』岩波現代文庫
※錚々たる顔ぶれでの笑い論とは。講演とシンポジウムの記録だそうです。
アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』岩波文庫
※ナショナリズムと近代産業社会とを関係づけた論考。
坂本達哉『「共感」の思想史 〜ヒューム、スミスから現代へ〜』岩波文庫
※18世紀の思想家たちが探求した「共感」とは。
平賀緑『お金儲けしない経済学 〜食べ物から考える〈共〉のしくみ〜』岩波ジュニア新書
※食べ物から考えるシリーズ、第3弾にして完結編。
ノーベル文学賞受賞のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ原作のコミカライズ本です。
今回は、1人の女性のエピソードに多くのページが割かれています。
疎開せず兵士になる道を選んだ彼女は、看護兵になり、やがて前線に。
愛した男性兵士は死に、地獄のような戦場で死に物狂いに生き抜き、終戦を迎えた20歳、肉体は若くとも心は年老いていた・・・。
他のエピソードからも、戦争は多くの命を奪うだけでなく、生き残った者たちの人生まで破壊する、そんな印象を強く受けました。
生存者たちからの聞き取りを続けるアレクシエーヴィチの内面もまた深く掘り下げられた巻だったように思います。
東京大学出版会のPR誌です。
4月号といえば毎年恒例の特集「東大教師が新入生にすすめる本」。16名の研究者が、印象に残っている本、研究者の立場からこれだけは読んでおいて欲しい本、お勧めの東京大学出版会の本、自分の著書を紹介しています。
人数が少ないので、みすず書房の『読書アンケート』のように複数名から挙げられる本はなかったようです。
私が注目したのは、次の本です。
高野秀行『語学の天才まで1億光年』集英社インターナショナル
足立巻一『やちまた』上・下巻 中公文庫
橋本摂子『アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である 〜アーレント判断論の社会学的省察』
ロジャース・ブルーベイカー『グローバル化する世界と「帰属の政治」 〜移民・シティズンシップ・国民国家』明石書店
ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』東洋経済新報社
川添愛さんの不定期連載「言語学バーリトゥード」は、言語学者からみた最近の「言語化」ブームについての考察に始まり、自分自身が話し下手であること、池上彰さんとの対談から池上さんの話のうまさについての考察へと進展する内容。
最後は、自分の話し方についての課題でまとめていました。
私も話し上手とは言えない方。理路整然とぽんぽん話せる人が羨ましく思えることもあります。でも、言いたいことが確実に伝わりすればいいとも割り切っています。
新刊で注目したのは、次の本です。
ガート・ビースタ『世界中心の教育 〜現在へのまなざし』
※子どもをど教育するのか、学校はどのような世界であるべきか、などの教育哲学が盛り込まれた内容のようです。
中島隆博 編『人の資本主義から読みとく現代社会 〜生命と政治』
※「人の資本主義」の観点からみた社会のあり方とは。コロナ禍以降の世の中を考察しているようです。