古書のシール剥がし跡に有効? | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

 

先日,ダイソーのシールコーナーにこんなアイテムが。

 

なんと,シールのベタベタ消しゴムとは。

 

古書の値札シールを剥がした跡のベタベタを落とすのにも使えるかも。

 

実は,私は以前からプラスチック消しゴムでベタベタを消しかすと共に除去していました。

 

でも,それ専用の消しゴムなら良いのではと期待したのです。

 

早速,実験をと思ったら,シールの貼られた古書がない…。

 

ブックオフは最近,書名入りの大きめのシールを貼っていて,剥がしやすく跡も残りにくくなっているのです。値下げした後の値札シールもその大きいシールの上に張るので問題なし。

 

そこで,本棚を漁ってみたら,ありました。最寄りの古書店が閉店したときに大量に購入し,シールもそのままだったのです。

 

まずは,シールを爪と指でなんとか剥がしました。10年以上放置していたので,かなり手こずりました。

 

せっかくなので,長年愛用の「まとまるくん」(赤い方)と比較してみることに。

 

結果は,どちらもベタベタを落とせました。本の表面がつるつるに。消しかすの形状がベタベタ消しゴムの方は棒状にまとまっています。

でも,角が大きく削れ,消耗の仕方が大きいような気がします。

 

試しに,追加で3冊分,ベタベタ消しを行ってみたら,かなりの摩耗。

 

ついでに,消しかすが丸まるかどうかも試してみました。一応,団子状にはなりましたが,ゴツゴツです。練り消しのように滑らかにはいきませんでした。

 

結果としては,愛用のまとまるくんの方がコスパがよさそうです。普通に鉛筆でかいた字や絵を消す業務もこなしながら,ベタベタ落としの作業も行い,10年以上もっているのですから。まだ,元の大きさの半分ちょっと残っています。

 

念のため,ベタベタ消しゴムの裏面注意書きを読むと,適さないものとして,紙製品等の下地が柔らかいものとありました。本の場合はどうなのでしょうか。柔らかいとも思えませんし,微妙なところです。でも,ベタベタ自体は落とせましたし。

 

木や金属性の製品の方がよいのかなと思った途端,子どもの頃の記憶が…。お菓子のおまけについていたシールをタンスに貼りまくってましたね。あの頃,こういうものがあれば…。

 

とりあえず,ベタベタ落としくんはすり減ってなくなるまで使いたいと思います。その分,まとまるくんの寿命も延びるでしょうし。