青木淳一氏の新連載「ナチュラルヒストリーの時間」,第1回のテーマは「日本の自然」。
日本の森の再生力の強さや四季折々の自然の豊かさを語っています。そのありがたさが外国から帰るとよくわかるそうです。
日本にずっといると気がつかないことがきっとたくさんあるのでしょうね。自然は豊かなのに都会の街なみは汚らしいとのご指摘は耳の痛いところでしたが。
博物学者からみた日本,今後の展開が楽しみです。
片桐恵子氏の「さまよえる『サード・エイジ』」は,退職後の生き方,考え方が世代によって違うことを分析していて興味深く読みました。
「団塊の世代」の方々は,その上の世代に比べると健康や子どもの将来への不安がある分,社会参加への意欲は少ない傾向にあるようです。
そういうこちらも定年がそう遠くはない身。将来,自分達の世代はどう評価されるのでしょうか。
出版事業の新しい話題は,「MJリバイバル」。丸善とジュンク堂と東大出版会が提携した復刊事業だそうです。
オンデマンド方式で復刊した本を両チェーン書店が買い取り,独占販売する形で電子本化の可能性もあるのだとか。
本が売れないという時代,学術書となるとさらに工夫が必要なのでしょうね。
新刊で注目したのは次の本です。
盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾編『公共社会学』1・2巻
※少子高齢化,格差と貧困,グローバル化など現代社会の問題を扱うシリーズのようです。あえて「公共」の冠をつけたわけは,1巻で語られているようなのが目次を見てわかりました。読んで確かめてみたいです。
宇沢弘文・橘木俊詔・内山勝久編『格差社会を越えて』
※『自動車の社会的費用』等の環境を考慮した経済学で知られる宇沢氏と格差社会論で知られる橘木氏の本ということで期待しています。