今月は社会調査に関する論考が目立ちました。
新睦人氏の「『社会調査ゼミナール』のねらい~社会調査の明暗~」は無責任なアンケート調査がはびこるこることへの憂いと「社会調査士」への期待が含まれていて興味深く読みました。
今田高俊氏の「社会調査と真剣に向きあう~『社会と調査』の創刊にあたって~」は今の時代にまっとうな社会調査を行うことの難しさと新雑誌への期待を述べています。
両氏とも社会調査の置かれている現状に危惧をいだいている点で共通しています。確かに,いいかげんな調査から誤った世論が生まれ,マスコミがそれを増幅し政府にプレッシャーをかけ,誤った政策が生まれるなんてことを考えるとなんとかしてほしいです。
新刊案内で気になった本は,岩田正美『社会的排除~参加の欠如・不確かな帰属~』です。格差・貧困や若者達の社会的排除などを考えると日本の未来は暗そうですが,どうにかならないものでしょうか。