『ちくま』12月号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

筑摩書房のPR誌です。奈良美智さんの表紙が今回で終わりだそうです。表紙裏の詩「ナラ・ノート」も楽しみにしていたのですが残念です。


今回もなだいなだ氏のエッセイが世の中に鋭いツッコミを入れていて痛快です。オバマ氏は本当に「黒人」と言えるのかと問われると確かに考えてしまいます。


佐野眞一氏のエッセイ「テレビ幻魔館」も大相撲の不祥事問題に対して問題提起をしています。相撲界も今後どのように再生していくのか注目です。


大塚ひかり・江川達也両氏による対談「『源氏物語』はやっぱりエロい」は源氏物語をエロスの視点から見つめ直していて面白いです。でも,江川氏は漫画家だけあって文章を絵にすることの難しさも語っていてなるほどと思いました。

私も『源氏物語』を全巻読んだことがあるわけではないですが,大塚氏の全訳版がどんな文章になっているのか読んでみたいです。



今月号を読んで興味を持った本は次のものです。

中村明『笑いの日本語事典』

苅谷剛彦『教育再生の迷走』

クリストファー・ベルトン『英語は多読が一番!』ちくまプリマー新書

多木浩二『眼の隠喩』ちくま学芸文庫

青木正美『古本屋群雄伝』ちくま文庫

水村美苗『日本語が亡びるとき』