春秋社のPR誌です。今月は宗教関係の論考が多かったです。そんな中で指揮者,矢崎彦太郎氏のエッセイ「指揮者が行く」が興味をひきました。
楽器演奏者と違って指揮者はいつでもオーケストラ相手に練習できるわけではないので,うまい人のリハーサルとコンサートを見学するのがよい勉強になるのだそうです。
矢崎氏が紹介なさっている名指揮者は,派手な動きをするわけでもなく,指示を出すときも声を荒げずにさっと済ましているのに,その人が振ると演奏が難しいところもいつの間にか通り過ぎてしまっているとのこと。
地味で淡々としている姿にこそ,存在感がなくなるほど徹底した「存在」があるという指摘に納得しました。何事でもそんな境地にまで達してみたいものです。