『図書』臨時増刊 2008 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

岩波書店のPR誌『図書』から臨時増刊号が届きました。「岩波新書70年記念 私のすすめる岩波新書」特集だそうです。

表紙イラストはなんと宮崎駿さん。「紅の豚」を思わせるプロペラ機がかっこいい。

218名の学者,評論家,作家等が1人1~3冊選んだ岩波新書362冊が紹介されています。

見ると「学生時代よく読んだな」から「こんな本もあったのか」までさまざまです。名前があがった順にベストテンをつくろうとチェックし始めたのですが,多すぎて途中で挫折しました。ところが『図書』11月号本誌を見ると編集後記で紹介されているではありませんか。

1位  丸山眞男 『日本の思想』
2位  鶴見良行 『バナナと日本人』
3位  斎藤茂吉 『万葉秀歌』
3位  E・H・カー 『歴史とは何か』
5位  高木仁三郎 『市民科学者として生きる』
6位  松田道雄 『私は赤ちゃん』
6位  大江健三郎 『ヒロシマ・ノート』
8位  吉田洋一 『零の発見』
8位  宇沢弘文 『自動車の社会的費用』
10位  吉川幸次郎・三好達治 『新唐詩選』
10位  大江健三郎  『沖縄ノート』
10位  加藤周一 『羊の歌』
10位  E・シュレーディンガー 『生命とは何か』

となっていました。この中で私が読んだことのあるのは半分くらいです。

学生時代というと丸山眞男氏,内田義彦氏,大塚久雄氏のものはよく読みました。

ベストテンに入ってなくても自分のお気に入りの人を見つけて,この人のおすすめは…と調べる楽しみもあります。ちなみに表紙の宮崎駿さんのおすすめは『近代人の疎外』『栽培植物と農耕の起源』『スペイン断章』でした。『栽培植物と農耕の起源』は他にも2人の人があげているので興味を持ちました。

巻末には吉野源三郎さんの「岩波新書創刊のころ~編集者の回想~」や岩波新書編集部の座談会も収録されていて興味深い話が読めました。