『きらら』11月号 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

小学館のフリー文芸誌です。大手書店でもらいました。

気になる連載は辻仁成さんの「クロエとエンゾー」。主人公二人が死ぬとわかっている衝撃的な内容ですが,物語の展開が数年前,十数年前,二十数年前など行ったり来たりするのです。はじめは違和感があったのですが,次第に人物と人間関係が浮かび上がってきて,一つ一つの出来事が起こるべくして起こっていることに気づきます。

回想シーンの挿入とは違って面白い手法だと思いました。


インタビューコーナーに登場したのは中島京子さん。日本人通訳と外国人冒険家が日本中を旅して回るという『イトウの恋』(講談社文庫)が面白そう。どんな展開なのか読んでみたいです。


書店員さんがオススメの本を紹介するコーナーもあります。

まず読みたいと思ったのは,池谷伊佐夫『古本蟲がゆく~神保町からチャリングクロス街まで~』(文藝春秋)。古本屋や古本市をレポートした内容だというからたまりません。

次は東川篤哉さんの一連の探偵ものシリーズ。『密室の鍵貸します』とか『密室に向かって撃て!』とか映画のタイトルをもじった題名に惹かれました。内容もギャグとユーモアが多そうなので楽しんで読むにはいいかも。