みすず書房のご厚意により,みすず書房特集のときに送られてきます。PR誌『みすず』とはまた別の紹介記事なので毎回楽しみにしています。
今回はコラム・マッキャンの長編小説『ゾリ』に注目しました。ファシストに家族を殺された少女ゾリが成長して伝説のジプシー詩人となり運命に翻弄されながらも生き抜いていくという物語だそうです。
池内紀氏の紹介文によるとナチスドイツの差別の対象はユダヤ人だけでなくジプシーも含まれており,犠牲になったジプシーの数ははっきりつかめず,語られることも少ないとのこと。小説のベースにはヨーロッパの複雑な歴史があるようです。
他に興味をもったのは次の本です。
高橋悠治『きっかけの音楽』
※著者の名前を聞くとサティを思い浮かべますが,紹介記事によると収録のドビュッシー論がいいらしいです。
エンツォ・マーリ『プロジェクトとパッション』
※工業デザインって美しさと使いやすさが求められるアートだと思います。大御所によるモノづくりの思想を知りたいです。
J-B・ボンタリス『彼女たち』
※精神分析学の長老が女性について書いたエッセイということで興味をもちました。フランスではベストセラーになったらしいです。
丸山眞男手帖の会編『丸山眞男話文集2』
※丸山眞男氏の本というだけで欲しいですけど,4巻揃えるとなると値段が…。
E・ヤング=ブルーエル『なぜアーレントが重要なのか』
※アーレント唯一の弟子と言われる人による評伝なので読んでみたいです。
F・ポェヒハッカー『通訳学入門』
※通訳の本はたくさん出てるのでしょうが「通訳学」となるとまだ数は少ないようです。