月刊『言語』1996年6月号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

この前古本屋で買った,雑誌のバックナンバーです。12年も前のものですが,内容はそんなに古く感じませんでした。

米山公啓氏の巻頭エッセイ「大丈夫ですよ」は医師の曖昧な言い回しと患者側の不安について述べていて興味深かったです。

中島平三氏の「高校生に言語学を教える」は教える側の工夫で生徒の興味の持ち方が変わってくるということがよくわかりました。

安川一氏の論考「電子メディアはコミュニケーションを変えたか」は,「手書きでないと失礼」「ワープロを使うと漢字を覚えない」「現実感がない」「暴露の進行」などの問題を扱っていて面白かったです。ただし,現在は携帯電話やブログなどが普及して事態はもっと進行しているのですが。

特集は「ことばのフィールドワーク」。滅び行く言語の問題あり,フィールドワークの方法論ありと多様な角度からの論考があって楽しめました。

あとは広告を見ていて言語関係の本もこんなに出ているんだと実感しました。まだまだ面白い本がたくさんありそうです。この雑誌も図書館で特集の部分だけ読んだりするだけでしたが,私の興味をひく内容が多かったので今度バックナンバーをまとめて読んでみたいです。