皆さん、こんにちは
4月になり、年度も変わり、
新生活が始まった方もいらっしゃるかもしれません
おかげさまで当ショップも、
暖かくなってきた3月末ごろから、
全国の皆様から、たくさんの
ホイールのご注文をいただいております
ありがとうございます
一刻でも早く、確実に、
そして安心なホイールを、
皆さまのお手元にお届けするよう、
本日も頑張っております
さて、実は以前から
「到着後に新しいホイールを
自分のバイクに取りつけるのが不安です!」
というご相談を数多く受けておりました。
もちろん、それぞれの方には、
詳しくご説明差し上げて参りましたが、
基本的には全く難しくないんです
そこで、今回は、写真付きで、
どなたにでも簡単ラクラクに
ホイール取り付けができる方法を
ご説明していきたいと思います
ちなみに、今回は
レーシングゼロ コンペティツィオーネC17 CULTの取りつけを
例として説明して参りますが、
クリンチャーであれば、
どのホイールでも手順は同じです
レーシングゼロ コンペティツィオーネC17 CULTへの交換
1.タイヤ・チューブの装着
では、まず、
ホイールに新品のタイヤとチューブを
装着してみましょう。
はい、新品ピカピカの
レーゼロコンペです~
もちろん、
当店でもしっかり検品しておりますので
問題はありませんが、
ぜひご自分の目でも検品してみて下さいね
リムに小さなバリやゴミがあれば取り除きましょう。
今回、調整は不要でしたのでそのまま装着します。
まず、コンペは2way-fitですので、
納品時には、バルブ穴に
チューブレス用のバルブが取りついています。
追記)付属しない場合や、付属品袋に入っていることがあります。
もちろん、
チューブレスタイヤを使用する場合は、
このバルブを使用するのですが、
今回はクリンチャータイヤを装着しますので、
このバルブを抜き取ります
今回取り付けるチューブは、
Panaracer R'AIR 仏式ロングバルブ48mmです!
ブチルなので、耐久性があり、軽さもそこそこです。
バルブ長はホイールのリム高によって変わります。
バルブが長すぎると破損の原因になりますし、
短すぎるとエアーを入れられなかったりします。
適度なバルブ長のチューブをご用意くださいね
レーシングゼロシリーズなら、
私的には48mmが見た目にも一番に思います。
もちろん、60mmくらいでもバッチリです!
次に、リムテープは・・・
不要です。
レーシングゼロシリーズ、レーシング3、
スピードシリーズ等、MoMagテクノロジー
採用のホイールはリムテープ不要なんです。
それ以外のホイールでも、
ご購入時にはリムテープが貼ってあるので、
リムテープをご用意する必要はありません。
そして今回取りつけるタイヤは、
コンチネンタル Grand Prix4000SⅡ 25C です!
決戦レース用には、
もっと軽量のタイヤがいいのですが、
普段の走行においては、Grand Prix4000 が、
走行性能と耐久性のバランスが素晴らしく、
個人的にはおすすめです
さて、タイヤですが、
種類によっては溝の方向の関係で、
進行方向が決まっているものが多いです。
タイヤの側面をよく見て、
ROTATION →→
というような表示がある場合は、
指示された回転になるように注意して下さいね
表示がない場合でも、
回転したときに水が排出される方向を
注視して装着してみましょう。
では、いよいよ、タイヤをはめますよ
まずは、タイヤの片側だけをリムに差し込みます
ここは問題ないと思います
次に、
タイヤの中にチューブを入れていきます
まず最初に、
チューブがすこし膨らむくらいに、
空気を入れておいて下さい
そして
バルブをリムのバルブ孔に入れてから
徐々にタイヤとリムの間へ詰め込んでいきます
タイヤとリムの間へ
チューブがキチンと1周分収まりましたか
キチンとチューブが収まっていないで、
ねじれたりしていると、
すぐにパンクしますのでご注意!
それでは、、
タイヤのもう片方側をリムに押し込んでいきましょう
この段階は、タイヤやホイールにより、
入れにくさがずいぶん異なります!
わりにスルっと入る場合もあれば、
悪戦苦闘しないと入らない場合もあります
いずれせによ、
最終的には必ず入るものですので
落ち着いて、じっくり入れて下さいね
そして、できれば、アルミホイールでも
タイヤレバーを使わないで
手だけで入れてみて下さい
ちなみに、
カーボンホイールの場合は、
破損の恐れがあるので、
必ず手だけで入れるようにします
タイヤレバーが付属していてもちょっと怖いです・・・
どうしても難しいときは、石鹸水を使う手もあります。
チューブの噛み込みに注意しながら
タイヤをはめていき、
ビードがリムにしっかり収まるようにします。
さて、
タイヤが収まったら、
いよいよタイヤに
空気を入れてみましょう
それぞれのタイヤによって
適正空気圧が異なりますが、
タイヤ側面に書いてありますので、
しっかりとチェックして入れましょう
さて、空気を入れたら、
タイヤのビードラインが
ほぼ均等になっているか、
そしてタイヤのセンターが
そろっているかを確認します
目安なので厳密にそろえる必要はないですが、
ラインやセンターのズレが大きいときは、
一度空気を抜いて
タイヤを揉むようにしてみたり、
一度外して嵌めなおしたりしてみましょう
さて、ここまで終えたら、
タイヤを持ち上げ、
回転させて見てください
回転状態を目視して、
振れがなければ
タイヤとチューブの取り付けは
OKです
バルブキャップをして、出来上がりです
では、ここからは、
スプロケの取り付けへ進みましょう
2.スプロケットの装着
では、
新品ピカピカのホイールに、
スプロケを装着しましょう
フルクラムのホイールは、
シマノの場合、8速~11速(8S-11S)に対応してますが、
カセットを入れる前に、スペーサを入れます。
それぞれスペーサーの使い方が違いますので、
注意しましょう
◆スペーサの取り付け
・8S/9Sの場合:
1.85㎜のスペーサを入れます。
・10Sの場合:
8S/9S同様、1.85mmスペーサをいれます。
さらに、
Tiagra CS-4700、CS-4600、CS-6600ジュニア、CS-HG500-10以外の
10Sスプロケットは、
スプロケット付属の1mmスペーサも追加で入れます。
・11Sの場合:
次を除き、スペーサなしでOK
CS-HG800-11、CS-HG700-11(スペーサはスプロケットに付属します)
※情報が更新されている可能性がありますため、詳細はシマノにお問い合わせください。
◆スプロケットカセットの取り付け
溝の幅が異なるところがあるので、
溝に合わせてはめ込んでください
ピタってうまくはまる場所があります
さて、
スプロケットがうまくはまったら、
今度は専用の工具を使います
この六角形の
ボルトのような形をしたものが
フリーホイルリムーバーです
中心に軸があるものがありますが、
あってもなくても、どちらでも大丈夫です。
こちらは、
見かけたことがありますよね
モンキーレンチです
自転車専用ではない、普通のもので大丈夫です。
この、フリーホイールリムーバーと、
モンキーレンチを使って、
スプロケットを固定していきます
それでは、
フリーホイルリムーバーを
スプロケに差し込みましょう
最初は、
手でグルグルと回せます
徐々にきつく締まってきますので、
そうしたら、モンキーレンチの出番です
モンキーレンチで、
しっかりとスプロケを締めます
さぁ、これで、
スプロケットの装着が完了しました
手でスプロケがスムーズに回るか確認しましょう。
ちなみに、
今回は新品のスプロケを取り付けましたが、
今お使いのスプロケを外して新しいホイールに取り付けられる場合は、
こちらの記事を参考にしてください。
⇒ホイールメンテでお困りのあなたへ♪ホイールメンテナンスの基本 (スプロケ洗浄編)
洗浄して使いましょう
3.ホイールの装着
では、最後に、
新しいホイールを愛車に装着しましょう
・クイックレバーを緩める
・ブレーキを緩める
だけで簡単に外れますので特に説明ありません・・・
ロードバイクは本当によくできています。
新しいホイールを装着後に、
点検、調整して出来上がりです
点検および調整の
主なポイントはおおよそ次の感じです。
・ゆっくりブレーキをかけてみて、
ブレーキパッドとリムが左右均等にあたるようにする
・ブレーキのあそびも調整しましょう
・全ギアを順に実際に変速し、
スムーズに変速するようリアディレイラーを調整
いずれも大切なことですが、
全部説明するとなが~くなってしまうので、
詳細は割愛します。
ネット上にもたくさん情報があります。
調べてもわからないときはお尋ねくだされば、
丁寧に説明いたします。
大きい定期的なメンテをお店にお願いしている
場合もあると思います。
それでも、ホイール交換に関わる作業は
メンテナンスにも通じる内容で、
とても簡単ですので、
ロードバイクに乗って
よりよいサイクルライフを送るために
必要なスキルと思っています。
ぜひ、習得していきましょう
必要でしたら、微力ながらお力になります
いかがでしょうか
レースのために調整を厳しく追い込む場合には、
さらに熟練した知識や経験があるといいのですが、
そうでなければ、
それほど難しいそうではないと感じられたと思います
ぜひチャレンジして、
サイクルライフを楽しみましょう
フルクラムホイールのことなら
フルクラムフィールドへお問い合わせください。