世界中の人々の熱気に包まれたバンクーバーオリンピックが幕を閉じた。選手たちの熱い戦いに大いに感動と勇気をもらった二週間だった。


なかでも日本中の注目を集めた女子フィギュアスケート決勝では、浅田真央ちゃんが見事銀メダルを獲得した。



フリーでは心配していた宿敵、韓国のキム・ヨナの後という滑走順に、やはり緊張があったのだろう。


いつものような滑らかさが少し弱いような気がしたが、得意のトリプルアクセルは二回とも素晴らしいできだった。


金メダルを獲得するため、今までの可憐な真央ちゃんのイメージを一新し、重厚感のあるラフマニノフの曲を選んだのだという。力強く情熱的な演技で挑んだ初めてのオリンピック。思うような演技ができなかったと、悔し涙を流した真央ちゃん。しかしながら、堂々とした演技と情熱的な表情には本当に魅せられた。



まだ19歳。あの華奢な体からは想像できない、精神的な強さを持っている真央ちゃん。つくづく素晴らしいアスリートだと思う。






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今日も春が来たような暖かさだった。せっかくのお天気なので、久しぶりに外でランチをした。


地下街をのぞいてみたら、お弁当屋さんの種類が増えていた。悩んだあげく、鶏のワイン煮弁当にした。ちょっと濃いめの味付けだった。やっぱり自分で作ったほうが美味しいな、と思うようになっていて驚いた。


最近、夕御飯は何を作ろうかと、帰宅途中の電車で考えながら帰っていて、ずいぶんと外食が減ったせいだろうか。


陽当たりのよいベンチに座り、ふと見上げると、桜の枝に小さなつぼみがあった。まだ硬そうだが、かすかに膨らみを見せ始めていた。


日向は陽射しがまぶしく、ポカポカと気持ちがいい。


ランチ時なので、忙しなく目の前を人が通っていく。行き交う人の装いは、冬物のコートを着た人や、くすんだ感じの黒っぽい色の服を着た人がまだ多い。


時折、柔らかい風がふんわりと頬をくすぐる。お花屋さんにはチューリップが並んでいた。春はもうすぐそこまで近づいている。








先日、仕事でホントに小さな小さな成功をした。


実にOLっぽい話なのだが、実は最近、職場のお局様が回す回覧メモに、ヤキモキさせられていた。


ある日、お局様からいつものようにちらしの校正原稿が回ってきた。お局様から二番手の先輩へ回り、そして私→後輩ちゃんという順番で回す回覧メモに、ミスを見つけてしまったのだ。


私の名前の欄に、すでに退職した人の名前が入ってしまっていて、後輩の名前が入るべき欄に私の名前が入っていた。お局様は古いフォーマットを修正するのを忘れてしまったらしい。


その時に、うっかり間違ったんだろうと思い、違っていますよと注意することもないだろうと、親切心で名前の部分をホワイトで消して、ハンコを押して後輩に回した。


しかし、それから毎回毎回、古いフォーマットは書き変わることがなく、私の欄にすでにいない人の名前が入ったまま回覧が回ってきた。


あれ?また違ってる…そのたびにホワイトで消していた。でも毎回毎回首をかしげながら、なんとなく、ちくりと嫌な気分になるものだ。


三ヶ月くらいそれが続いただろうか。さすがに「うっかり」ではないらしい、と思い始めた。


回覧が回ってくるたびチクリと、イヤな気持ちになる。モヤモヤした気分で旦那さまに実はね…と相談してみると、初めはうっかりだったんだろうけど、私がホワイトで消して戻してきたから、な~んだ気づいたのなら一言言ってくれればいいのに、もういいやって思っちゃったんだろうね。と言われた。


悩みに悩み、ついに先日、お局様に恐る恐る忠告してみた。すると、意外にも、あ~ごめ~ん。と、その場でホワイトで消して直してくれた。


意外なほどあっけなく解決してしまい、拍子抜けした。しゅるしゅると空気が抜けるような気持ちだった。


でもそれから間もなく、また間違ったままの回覧メモで回ってきた。すぐに、違っていますと忠告すると、またまた、ごめ~んと、その場で直してくれた。

今日もまた、間違っていた。


私がこんなことで悩んでいるなんて、この人はなんにも考えていないんだなぁ…。ため息とともに、小さな心臓がチクリと痛んだ。