昨日は、ご主人の転勤で名古屋に引っ越した友人と久しぶりに再会した。
友人は五月に出産を控えていて、里帰りをしていた。最近急に大きくなってきたというお腹に手を当てて、なんとも柔らかく幸せそうな優しい笑顔を見せた。
仕事では毎日ピリピリとした緊張感のなかで過ごしているせいか、気兼ねなくお互いを思いやれる友人の存在はとても心を穏やかにしてくれる。
いまの職場にきて六年目になる。長く仕事をしていると、気がつけば周りは自分より年下ばかりで、若くはつらつとして、物怖じしない後輩たちに圧倒される毎日だ。
昨日会社に入ってきたとばかり思っていた若い後輩たちは、あっという間に仕事も覚え、いつの間にか結婚も出産もサラリとこなし、一年間の育児休暇をとって四月からまた職場に復帰するらしい。
OLをしていると、嫌でも年齢を感じずにはいられない。丸の内という場所柄、街にはベビーカーを押すお洒落なママたちもたくさんいるし、化粧室では他の会社のOLがキャリアも、子育ても、軽やかにこなしている話をよく耳にする。
そんな速いスピードで流れる毎日のなかで、私だけ取り残されたような、焦りと先の見えない不安とで押し潰されそうな時もある。自分は自分のペースでいいんだ、と言い聞かせても、周りの女性たちがキラキラとまぶしく輝いて見えて、つい自分と比較して落ち込んでしまう。
どんな立場であれ、みんな不安と悩みを抱えながら必死で毎日を過ごしているのだろう。三十代で仕事を続けていくのは、体調のこともそうだが、人間関係もけっこうしんどい。
これからは他人に対して、ライバル心や比較するばかりではなく、お互い様という思いやりの気持ちをもっていくことが大切だ。そうすれば、自分を見失わずに、常に凛として前向きにいられると思うのだが…。


