折角値上げになったんなら。(禁煙のススメ 4) | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。

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たばこを吸っている人は、

吸わない僕から見ると(気の毒なぐらい)たばこに左右される生活を送っています。

ここで吸ってもいいですか、煙の行く先、相手の顔、吸える場所、買える場所 etc ・・

なので、そういう諸々から「止めたら楽になるよ」とお話しています。

値上げの暁には、だまされたと思って禁煙してみて。

きっといいことがありますから。


タバコのない生活なんて考えられないと、

言われる喫煙者の方も、

当たり前ながらタバコのない生活があったわけで。


そこに戻るだけです。


高校生とか、中学生とか。

え? 小学生?

あ、そう。

まあいいや。


高橋教授がいつもおっしゃってましたが、

禁煙を何かを失うことと、と捉えないこと。

禁煙は失っていた素晴らしいもの

(健康とか味覚とか空気とか周囲のまなざしとか)を再獲得することだと。


どんどん、吸える場所は狭まり、

タバコは高くなります。

喫煙者の方としては残念でしょうが、逆行はないでしょう。

禁煙は早く始めたほうが、多分いい。


タバコに囚われた生活、見直してみませんか?


喫煙者の方が一番の被害者です。

そのことに目をそむけないで欲しいと思います。

そして非喫煙者の方にこそ、

喫煙者をどうやってタバコから離れられるように手助けできるか。

それを考えていただければと願います。

お互いを敵視しても、よい方向に向かうことはありませんので。


そして、酒も上げたらええねん! というご意見には

フクボン、賛同します。

お酒、好きなフクボンですが、

多量飲酒の害も現場でよく知っている。
          (病院)

適量を楽しむ、ということが酒飲みには求められる。

そう、思います。


■たばこ増税目前、高まる禁煙熱…受診・グッズも
(読売新聞 - 09月26日 11:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1353872&media_id=20

大幅にたばこが値上げされる10月1日を目前に控え、喫煙者の禁煙熱が高まっている。

 本格的に医療機関を活用する人も増え始め、病院の禁煙外来は予約が増加傾向にある。小売店側からは「売り上げ減で経営が圧迫される」との悲鳴も上がるが、たばこを吸う人からは「時代の流れで仕方ない」との声も聞かれた。

 完全予約制で禁煙外来を設けている名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区)では今月、8件の予約があったという。前年同月は2件で、同病院は「値上げが認可された夏以降、前年を上回る月が続いていたが、今月に入って前年より大きく増えている」と説明する。

 禁煙外来では「喫煙は習慣や好みではなく、『ニコチン依存症』という病気」ととらえるのが特徴。呼吸器科の医師が問診などにあたり、呼気中の一酸化炭素濃度の測定や、たばこを断つためのアドバイスなどが受けられる。保険が適用され、診察料は初回が約5000円。



さっき呟いてもいたんですが、午前3時にソファで目覚めました。

何やってんだ、俺?

外が明るくなったら、自転車乗ろ。